シェミリアは正午の時を、のんびり過ごした。暖かい太陽が、シェミリアを照らす。
ここはシェミリアの部屋。馬小屋のようで、臭く小さいが、満足していた。着れなくなった服を、破き、繋いで、布団代わりにしている。小さな机にキャンドル。小屋の端に布団が重ねてあり、そのしたに穴がある。そこに大切なものが、あるのだ。
シェミリアは布団を退け、板をどける。そこにはやはり穴。清潔そうな布に何かがくるんである。
幼いときの記憶が蘇った。
~*~*~
「シェリ!。ほら、こっち!」
お姉ちゃんに呼ばれていた名前。
「あら、お洋服汚さないようにね」
私の服を直しながら、こちらを微笑みながら見つめる、お母さん。
「…」
煙草を吸い、無言で私をチラ見した、お父さん。
あの時は何もかもが普通だった。お母さんが居ること、お父さんが居ること、お姉ちゃんが居ること、全て。
でも今は違う。
お母さんも、お父さんも、お姉ちゃんも、私をおいて逝ってしまった。
美味しいご飯もない。賑やかな笑い声もない。暖かい空気も。
無い無い無い無い無い。皆私を置いていっちゃった。
幼いシェミリアにはまだその現実を、理解できていなかった。
ここはシェミリアの部屋。馬小屋のようで、臭く小さいが、満足していた。着れなくなった服を、破き、繋いで、布団代わりにしている。小さな机にキャンドル。小屋の端に布団が重ねてあり、そのしたに穴がある。そこに大切なものが、あるのだ。
シェミリアは布団を退け、板をどける。そこにはやはり穴。清潔そうな布に何かがくるんである。
幼いときの記憶が蘇った。
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「シェリ!。ほら、こっち!」
お姉ちゃんに呼ばれていた名前。
「あら、お洋服汚さないようにね」
私の服を直しながら、こちらを微笑みながら見つめる、お母さん。
「…」
煙草を吸い、無言で私をチラ見した、お父さん。
あの時は何もかもが普通だった。お母さんが居ること、お父さんが居ること、お姉ちゃんが居ること、全て。
でも今は違う。
お母さんも、お父さんも、お姉ちゃんも、私をおいて逝ってしまった。
美味しいご飯もない。賑やかな笑い声もない。暖かい空気も。
無い無い無い無い無い。皆私を置いていっちゃった。
幼いシェミリアにはまだその現実を、理解できていなかった。
