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炎獄
- 真相 -

私は震える足取りで、岩壁の方向へ走っていた。はっきりと見た。住みかが燃えているところを。

ベルトから短剣を出す。持ち手が奇妙に曲がっている。切れ味はこれまで見てきたなかで、一番よい。シェミリア愛用の短剣だ。

(誰なの?。必ずや捕まえてやるんだから)

岩壁に近づくと足のスピードを少々納めた。誰もいない。もう逃げたのだろうか、。

「僕のことを探しているのかい?。」
はっとシェミリアは上を向く。そこには木の太い枝に座って足をぶらぶらさせている、少年がいた。何となく見覚えがあった。

(誰だっけ…。どこかで会ったような……)

少年はプクリと頬を吹くらませる。
「もーー、忘れちゃったのかい?。あ、少し頂いておいたよ、そばの実」

はっと息を飲む。

「あんたもしかして、前あった、

<2016/06/20 00:34 栗原小雪>消しゴム
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