「…………随分と風情があることで」
「お前って気ぃ使えたのな……自覚してるから正直に言って良いぞ」
「ボロいな!!!!」
「めっちゃハッキリ言ったな今度は⁉︎」
「だって『正直に』って海斗言ったじゃーん」
それでも一般的な日本人は謙遜というものを忘れないであろう。
まぁ、こんな所は何気に小学生からの付き合いだから百も承知なのだが。
ある意味、拓人は俺の幼馴染にあたることになる。
「ポストめっちゃ錆びてる!うおっ、掲示板に何も貼ってない!全然掲示板じゃない!掲示板なのに!」
驚くなとは言ったが、だからと言ってこれははしゃぎ過ぎだ。
しかも、はしゃぐ基準が良く分からないのだ。
何故、錆びたポストで喜ぶ。
何故、活用されていない掲示板で喜ぶのだ拓人。
ここまで拓人がはしゃぐとは流石に思ってもいなかった。
ここで、心配事が1つ追加される。
「あんま部屋ではしゃぎ回るなよ……床が抜ける」
「マジで⁉︎えっ、他の空き部屋とかでもダメ⁉︎」
「それは別に良いと思う」
だって、俺以外の住居者が現れることが想定出来ない。
仮に1人や2人現れる奇跡が起こったとしても、空き部屋はいくつもあるのだ。
大家さんも、「まぁ、ここの家賃受け取っても大した足しにはならないのよねぇ」と言っていたほどだ。
「ドア重っ⁉︎」
「それは本当に改善したいことなんだよ……」
「これアレだな!筋トレになる!!!!」
それは一理ある。と一瞬思ったのだが、ドアの開け閉めを繰り返す人物。
ただの変人にしか見えないであろう。
「おっじゃましまぁぁす!」
もう既にそんな叫び散らす時点でお邪魔だ。
「あ!海斗おかえり!なんか叫んでたけど、透君とか連れて来たの?…………どちら様?」
「海斗の親友拓人でっす!……え、女の子?」
「待て!誤解をするな拓人!その蔑むような冷たい視線を今すぐ止めて⁉︎」
海斗君のハートは案外脆いのだ。
「えっと、座敷童子の恋鈴です!あ、恋鈴っていう名前は海斗がつけてくれて!あと、えっと……」
自己紹介に慣れていない恋鈴ちゃんはあたふたと言葉を並べている。
「あ!海斗に約10年間忘れ去られてました!」
「恋鈴ちゃんそれ言わなくて良い情報ぅぅ」
「海斗、10年って、長いんだよ?」
「10年が長いことくらい分かるわ!」
拓人にまで俺は馬鹿だと思われているのだろうか。
とりあえずは、なんとか誤解を解き、現在は自己紹介タイムということに。
「神崎拓人!海斗の親友です!海斗には高校生なったらルームシェアしようと言ったのに忘れ去られました!」
「それも言わなくて良い情報ぅぅ!!!!」
というか、その件に関しては俺は何も悪くない。
まず、全然違う高校に行くのだ。
そして、拓人と一緒に暮らすということ自体にメリットが感じられない。
毎日このようなテンションでコイツは過ごすのだ。
流石に平均テンションが一般層よりも高いであろう俺でも、ついていけない。
「お前って気ぃ使えたのな……自覚してるから正直に言って良いぞ」
「ボロいな!!!!」
「めっちゃハッキリ言ったな今度は⁉︎」
「だって『正直に』って海斗言ったじゃーん」
それでも一般的な日本人は謙遜というものを忘れないであろう。
まぁ、こんな所は何気に小学生からの付き合いだから百も承知なのだが。
ある意味、拓人は俺の幼馴染にあたることになる。
「ポストめっちゃ錆びてる!うおっ、掲示板に何も貼ってない!全然掲示板じゃない!掲示板なのに!」
驚くなとは言ったが、だからと言ってこれははしゃぎ過ぎだ。
しかも、はしゃぐ基準が良く分からないのだ。
何故、錆びたポストで喜ぶ。
何故、活用されていない掲示板で喜ぶのだ拓人。
ここまで拓人がはしゃぐとは流石に思ってもいなかった。
ここで、心配事が1つ追加される。
「あんま部屋ではしゃぎ回るなよ……床が抜ける」
「マジで⁉︎えっ、他の空き部屋とかでもダメ⁉︎」
「それは別に良いと思う」
だって、俺以外の住居者が現れることが想定出来ない。
仮に1人や2人現れる奇跡が起こったとしても、空き部屋はいくつもあるのだ。
大家さんも、「まぁ、ここの家賃受け取っても大した足しにはならないのよねぇ」と言っていたほどだ。
「ドア重っ⁉︎」
「それは本当に改善したいことなんだよ……」
「これアレだな!筋トレになる!!!!」
それは一理ある。と一瞬思ったのだが、ドアの開け閉めを繰り返す人物。
ただの変人にしか見えないであろう。
「おっじゃましまぁぁす!」
もう既にそんな叫び散らす時点でお邪魔だ。
「あ!海斗おかえり!なんか叫んでたけど、透君とか連れて来たの?…………どちら様?」
「海斗の親友拓人でっす!……え、女の子?」
「待て!誤解をするな拓人!その蔑むような冷たい視線を今すぐ止めて⁉︎」
海斗君のハートは案外脆いのだ。
「えっと、座敷童子の恋鈴です!あ、恋鈴っていう名前は海斗がつけてくれて!あと、えっと……」
自己紹介に慣れていない恋鈴ちゃんはあたふたと言葉を並べている。
「あ!海斗に約10年間忘れ去られてました!」
「恋鈴ちゃんそれ言わなくて良い情報ぅぅ」
「海斗、10年って、長いんだよ?」
「10年が長いことくらい分かるわ!」
拓人にまで俺は馬鹿だと思われているのだろうか。
とりあえずは、なんとか誤解を解き、現在は自己紹介タイムということに。
「神崎拓人!海斗の親友です!海斗には高校生なったらルームシェアしようと言ったのに忘れ去られました!」
「それも言わなくて良い情報ぅぅ!!!!」
というか、その件に関しては俺は何も悪くない。
まず、全然違う高校に行くのだ。
そして、拓人と一緒に暮らすということ自体にメリットが感じられない。
毎日このようなテンションでコイツは過ごすのだ。
流石に平均テンションが一般層よりも高いであろう俺でも、ついていけない。
