「12月か……」
「どうしたの、海斗。そんなに深刻そうな顔をして……」
カレンダーを見つめながら、俺はネガティヴ深呼吸(つまり溜息)を溢していた。
12月。その月とは、駆け込みカップル大量発生時ともいえる月なのだ。
「キリスト様の誕生日だし……本来なら家族と過ごす日だし……俺は本来の規則に従っているわけであって……」
「海斗、さっきからブツブツ言ってて怖いんだけど……」
「恋鈴ちゃん!俺は今最強に凹んでるよ!」
「その割には元気だね⁉︎」
ああ、辛い。恋鈴ちゃんと街でデートしたい。
恋鈴ちゃんは多分デートの意味がわからないから快く受け入れてくれるだろう。
しかし、座敷童子である彼女が家を出るということになり、自宅崩壊の危機が疑われる。
アパートと俺のプライド、どっちが大事かという話だ。そんなの、アパートに決まっている。
「鳴海とデートなんて出来ねぇし〜。噂広がって透の耳に入って勘違いされたら困るし〜?」
それはそれで面白そうで、見てみたいとも思うが。命が危険だ。鳴海に殺される。
俺が唸っていると、優しすぎる天使が話しかけてくれた。
「えっと……誰かと、でーと?したいなら、俊さんとかどう?」
「男じゃダメなんだよ恋鈴ちゃん……俊さんと出かけたくない訳じゃないけど」
「え?そうなの?」
何故女の子じゃないといけないのだろう。そういう彼女の中の疑問がもろ顔に出ている。
見栄張りたいからなんて、言える訳がない。
「うーん……だって海斗と知り合いの女の子なんて全然知らないし……」
「知らないというよりも俺が全然関わらないだけだよ恋鈴ちゃん……」
クラスメイトの女子だったら、大半が彼氏いるようなイケイケさん達だ。
残りは大人しい子が残るシステム……
やべぇ、本当に居ないじゃねぇか。
「俺ってそんなにリア充への道遠かったの……?って、いたああ‼︎」
「いきなり大声出さないでよ海斗!びっくりしちゃったよ!」
「ごめんごめん、そしてありがとう恋鈴ちゃん!ここまで協力してくれて!」
「……見つかったのならいいんだけど」
委員長がいるではないか、俺よ。
彼女の予定が空いてさえいれば、デートもどきに行くことができる。
俺は期待を胸に、携帯電話を手に取った。
「どうしたの、海斗。そんなに深刻そうな顔をして……」
カレンダーを見つめながら、俺はネガティヴ深呼吸(つまり溜息)を溢していた。
12月。その月とは、駆け込みカップル大量発生時ともいえる月なのだ。
「キリスト様の誕生日だし……本来なら家族と過ごす日だし……俺は本来の規則に従っているわけであって……」
「海斗、さっきからブツブツ言ってて怖いんだけど……」
「恋鈴ちゃん!俺は今最強に凹んでるよ!」
「その割には元気だね⁉︎」
ああ、辛い。恋鈴ちゃんと街でデートしたい。
恋鈴ちゃんは多分デートの意味がわからないから快く受け入れてくれるだろう。
しかし、座敷童子である彼女が家を出るということになり、自宅崩壊の危機が疑われる。
アパートと俺のプライド、どっちが大事かという話だ。そんなの、アパートに決まっている。
「鳴海とデートなんて出来ねぇし〜。噂広がって透の耳に入って勘違いされたら困るし〜?」
それはそれで面白そうで、見てみたいとも思うが。命が危険だ。鳴海に殺される。
俺が唸っていると、優しすぎる天使が話しかけてくれた。
「えっと……誰かと、でーと?したいなら、俊さんとかどう?」
「男じゃダメなんだよ恋鈴ちゃん……俊さんと出かけたくない訳じゃないけど」
「え?そうなの?」
何故女の子じゃないといけないのだろう。そういう彼女の中の疑問がもろ顔に出ている。
見栄張りたいからなんて、言える訳がない。
「うーん……だって海斗と知り合いの女の子なんて全然知らないし……」
「知らないというよりも俺が全然関わらないだけだよ恋鈴ちゃん……」
クラスメイトの女子だったら、大半が彼氏いるようなイケイケさん達だ。
残りは大人しい子が残るシステム……
やべぇ、本当に居ないじゃねぇか。
「俺ってそんなにリア充への道遠かったの……?って、いたああ‼︎」
「いきなり大声出さないでよ海斗!びっくりしちゃったよ!」
「ごめんごめん、そしてありがとう恋鈴ちゃん!ここまで協力してくれて!」
「……見つかったのならいいんだけど」
委員長がいるではないか、俺よ。
彼女の予定が空いてさえいれば、デートもどきに行くことができる。
俺は期待を胸に、携帯電話を手に取った。
