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鈴恋?
- カラオケ−全編− -

「オカルト同好会!最初で最期のカラオケ大会ですわ!」
「最期でもあるんですか⁉︎」
高城先輩の言うとおり、俺達オカルト同好会はカラオケに来ていた。
「では早速参りましょう!まずはもか君から、よろしくお願い致しますわ!」
まぁなるようになるとか言うし、とりあえずは楽しもう。
もか先輩かぁ……一体どんな歌を歌うのだろうか。
「えっと、では、歌います!下手だけど……」
おどおどとした様子で、両手でマイクを持つもか先輩。両手で。
曲はもう入れたらしく、可愛らしいイントロが流れて来た。……え、可愛らしい?

もか先輩は、歌が上手いというか、ひたすら可愛かった。
もうダメだ。やっぱこの人、男だと思えない。
まず歌ってる曲がね⁉︎
丁度サビに差し掛かるところだったために聞いていただきたい。
「まるで、ポップコーンみたいに弾けて 気分上々ハイテンション♪可愛いお菓子とロリポップ♪この日々が続けばいいの♪」
…………?
いや、おかしいだろ!!!!
まぁ逆にめっちゃ格好良いの歌われても困惑してた気もするけどね⁉︎さすがにこれは度合いが違うと海斗君は思うんだ⁉︎
「川島先輩上手ですね……」
拍手をしながら言う透。
感心からか、口がポカンと開いていた。
「えぇっ、そう、かな……?」
曲を歌い終わって尚、マイクを両手で握りしめているもか先輩。
「あたしも聴き入っちゃいましたよ!」
鳴海の感想も聞き、もか先輩は照れたようにはにかんで
「えへへ、ありがとう……」
…………女子かな?
俺以外も(透を除く)混乱しているらしく、皆それぞれもか先輩を見つめていた。


「では次!染路さん!」
「え、あたし⁉︎無理無理無理無理!」
顔の前で必死に手を横に振る鳴海。
まぁ女子は恥ずかしいよなぁ……知らないけど。
「何でする前から無理だと決めつけるんですか!ちゃんと与えられた仕事はしなさい鳴海!」
オカンな透、降臨。
そんな透の勢いに負けたのか、鳴海は渋々と歌を選び出した。

鳴海は、飛び抜けて歌が上手いという訳ではなかった。まぁ標準くらいなんじゃないかな?
恋愛ソング率の高さ。まだ2人目だけど。
「夏の日差しで目が眩む♪逆光で君の顔見えないの♪心まで日焼けしそうね♪処方薬はないらしい♪」
処方薬……日焼け止めでいいのかな?
分からない……最近の恋愛ソングとか聞かない……
「ほら、出来たじゃないですか。……鳴海はやれば出来るんですから」
「ううっ……」
イケメンの爽やかな微笑み……
なにその包容力……
幼馴染だからこそ、知ってる感が無意識に2人共出ている。
羨ましいなんて思ってない。うん。
女の子の幼馴染欲しかったなんて思ってない。
そんな少女漫画みたいなこと俺には起こらないの分かってるから……

「では次……私が歌いましょうかね……」
ふぅ、と一息つきながら言う高城先輩。
すごく歌上手そうだよな高城先輩……

歌詞考えるのが果てしない旅でした。そして続く。
後編も頑張ります……!
<2016/07/17 08:53 錯乱咲良>消しゴム
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