これは私が、やっと営業部部長になった時の話。
その時私は、とてもとても疲れていた。家のマンションに帰ってきたのがちょうど11時くらいで、もう外は真っ暗。なんだか不気味な感じがして、私は、足早にマンションのエレベーターに乗った。
早く家のベッドで眠りたい。塵労に疲れた私の頭には、そんなことしか無かった。
エレベーターに乗ると、男がひとり乗っていた。帽子を深くかぶって顔を隠し、コートの襟部分を摘んでいて、酷く不気味な男だった。まさに、一人くらい殺っちゃってそうな感じだ。
私は「こんばんは」と一応言ったが、男は返事一つせず、自分が降りる階をひたすら待っていた。エレベーターがポーンと音を立てて止まると、男は猛ダッシュでエレベーターから出て行った。そのときに私の肩にぶつかり、私は「すみません」と謝ったが、男はそれすらも無視した。
そしてたまたま私が男とぶつかった自分の肩を見てみると、真っ赤な血が付着していた。
私は怖くなって、エレベーターを降りるとすぐに自分の部屋に戻った。
翌日。私は仕事が休みで、家で映画を見ていた。
すると、ピーンポーンとインターホンが鳴った。
出るのが面倒でインターホンを除くと、そこに居たのは警官だった。
『〇〇警察のものですがー』
「はい、どうしましたか?」
『実はこのマンションで殺人事件が起きていまして・・・。昨日、怪しい人物を見ませんでしたか?』
私はこの警官の話を聞いた瞬間、まっさきに浮かんだのがあの昨日の怪しい男だった。だが、怪しい男を見た、と言えば事情聴取とかで面倒臭いことになりそうだったので、私は、「知らない」と答えた。すると警官は『ご協力感謝します』と言って帰って行った。
またまた翌日。
朝テレビをつけると、このマンションで殺人事件が起きたと書いてあった。
昨日、あの警官が言っていたことだろうと思って、私は、そのニュースを見た。
どうやら犯人は捕まったみたいで、その犯人の写真が大々的に移されていた。
犯人は、あの警官だった。
その時私は、とてもとても疲れていた。家のマンションに帰ってきたのがちょうど11時くらいで、もう外は真っ暗。なんだか不気味な感じがして、私は、足早にマンションのエレベーターに乗った。
早く家のベッドで眠りたい。塵労に疲れた私の頭には、そんなことしか無かった。
エレベーターに乗ると、男がひとり乗っていた。帽子を深くかぶって顔を隠し、コートの襟部分を摘んでいて、酷く不気味な男だった。まさに、一人くらい殺っちゃってそうな感じだ。
私は「こんばんは」と一応言ったが、男は返事一つせず、自分が降りる階をひたすら待っていた。エレベーターがポーンと音を立てて止まると、男は猛ダッシュでエレベーターから出て行った。そのときに私の肩にぶつかり、私は「すみません」と謝ったが、男はそれすらも無視した。
そしてたまたま私が男とぶつかった自分の肩を見てみると、真っ赤な血が付着していた。
私は怖くなって、エレベーターを降りるとすぐに自分の部屋に戻った。
翌日。私は仕事が休みで、家で映画を見ていた。
すると、ピーンポーンとインターホンが鳴った。
出るのが面倒でインターホンを除くと、そこに居たのは警官だった。
『〇〇警察のものですがー』
「はい、どうしましたか?」
『実はこのマンションで殺人事件が起きていまして・・・。昨日、怪しい人物を見ませんでしたか?』
私はこの警官の話を聞いた瞬間、まっさきに浮かんだのがあの昨日の怪しい男だった。だが、怪しい男を見た、と言えば事情聴取とかで面倒臭いことになりそうだったので、私は、「知らない」と答えた。すると警官は『ご協力感謝します』と言って帰って行った。
またまた翌日。
朝テレビをつけると、このマンションで殺人事件が起きたと書いてあった。
昨日、あの警官が言っていたことだろうと思って、私は、そのニュースを見た。
どうやら犯人は捕まったみたいで、その犯人の写真が大々的に移されていた。
犯人は、あの警官だった。
