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常闇の恐怖
- 双子/隣のおばさん -

(1)ある普通の一家に、そっくりな双子の姉妹が生まれた。その双子の姉妹はすくすくと成長したが、2人は頭脳も運動神経も顔も性格もほぼ同じだった。
その双子達がどちらも六歳になった頃のある日、その双子が誘拐された。
双子は目には真っ黒なアイマスクを、口にはガムテープを、手足は縄で結ばれ、ほとんど自由が取れない状態である場所に監禁されていた。
そんな時、犯人は双子の姉の方に言った。
「もし騒いだり抵抗したり暴れたり助けを呼ぼうとしたり逃げたりしようとすれば、お前の妹を殺す」
と。
そして、犯人は双子の妹の方にはこう言った。
「もし騒いだり抵抗したり暴れたり助けを呼ぼうとしたり逃げたりしようとすれば、お前の姉を殺す」
と。
双子の姉妹は犯人にそう言われて抵抗もできなかった。




(2)とある家族は父親の転勤で引っ越すことになった。住んでいた都心から遠く離れた、少し田舎っぽいところだったが人々の人相もよく、その家族はすぐにその町を気に入った。
その家族の隣に住んでいるのは独身の四十代くらいのおばさんだった。
時々肉じゃがなどの手料理を持ってきてくれたり、両親がいない日に子供と遊んでくれたりしてくれる、とても優しいお方だった。
その家族がその町になれてきた頃、父親とその子供は家で遊んでいた。母親は友人とともに出かけていた。
子供は家の庭にスコップで穴を掘っては埋め、掘っては埋め、それを繰り返していた。父親には何が面白いのか分からなかったが、子供が嬉しそうに遊ぶのでそれを和やかな目で見ていた。

「いたぁっ!?」

そんなとき、子供がどうやら怪我をしたみたいだった。尖った石にでも手を引っ掻いたのか、指から血が出ていて、かなり深くまで切れていた。父親が驚いてみてみると、子供が掘っている庭の土の中には、体全身に針が刺さった、何とも不気味で恐ろしい熊のぬいぐるみが置かれていた。
父親は急いで救急車と警察を呼んだ。

それはかなりすごい事件として警察たちを震撼させたらしく、その家の前にはkeepoutの黄色いテープがはられ、オマケに野次馬がたくさん来ていた。すると、隣のおばさんが来た。

「あらあら、どうしたの?」

「いえ、なんだか私の家の庭に針だらけのぬいぐるみが埋まっていまして・・・」

「あらまっ、怖いわねぇ。それで、息子さんは大丈夫だったの?その熊のぬいぐるみで引っ掻いて」

「ええ、指を引っ掻いちゃったらしいんですけど、命に別状はないみたいです。見た目より傷が浅かったみたいで」

「大変ねぇ。この町にそんな危ない人がいるなんて・・・なんだか怖いわあ」

「そうですね・・・・・・」

そして、あることに気づいた父親は、家族全員でその町を逃げ出した。


ー解説ー
(1)そっくりな双子を一目で見分けれる程、犯人は双子に近しい人物。つまりは、家族や親族の可能性が・・・!

(2)
父親「いえ、なんだか私の家の庭に針だらけのぬいぐるみが埋まっていまして・・・」
ババア「あらまっ、怖いわねぇ。それで、息子さんは大丈夫だったの?その熊のぬいぐるみで引っ掻いて」
『息子が怪我をした』、『熊』のぬいぐるみだった、その事を知らせていないのに知っている隣のババ・・・ごほん。おばさんが犯人。
<2017/03/05 14:00 蠟>消しゴム
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