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常闇の恐怖
- 王様 -

ある国に意地悪な王様がいました。
王様は食人鬼というヤツで、罪もない人々を王宮に強制的に連れてきては、兵士に殺させてその国民を喰っていました。
そしてそれに耐えきれなくなった国民は、協力して王様を暗殺しようと、密かにその作戦を立てていきました。
人を殺す事にうんざりしていた兵士たちも協力してくれました。
そして国民達が、誰が王様を暗殺するか決めている時、ある中年の男性がやってきました。
なんとその男性は、妻を王様に喰われたというのです。
だから復讐として、その王様は私が殺す、と言い張りました。
国民は納得して、その男性に暗殺のすべてを頼みました。

そして、当日がやってきました。
その中年の男性を中心とした暗殺チームは、夜、王宮に忍び込みました。
そして最後にはその中年の男性が王様を殺しました。
国民はみんなで喜びました。
もう、命を狙われることはない、と。
そして次の王様を誰にするかの会議をしました。
国民の意見は一致団結で、みんなその中年の男性を選びました。
中年の男性は困ったような顔をしましたが、昔に政治関係の職に就いていたらしいので、次の王様はその人に決まりました。
国民は大喜びで、その日から何週間も宴が続きました。



そしてまた、新たな王様が食人を始めました。




━解説━
中年の男性、というのが王様。
<2016/08/04 20:55 蠟>消しゴム
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