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ゆかりさんを購入してしまった
- ゆかりん恋愛生活 その10 -

8/18、気温は28.6度。
「……クソ暑、何もやる気起きないな……」
俺はそう言ってゆかりの方を向く。彼女もまた暑そうに、団扇を仰いでいた。
そろそろ水分が尽きてきたのか、目眩がしていた。水を取ってこようと俺は立ち上がる。
冷蔵庫を開けると冷気が漂ってきた。ただずっと開けておくわけにもいかず、水を取って
冷たい空間と別れを告げゆかりの方へ戻る。俺の手には2つのペットボトルが握られていた。
俺の分をテーブルの上に置いて、俺はこっそりとゆかりのうなじにペットボトルをくっつける。
「…っ!?」
急な冷たさに驚いたのか、ゆかりの背筋がピンと伸びる。
「水持ってきたよ」
「普通に渡せばいいじゃないですかぁ…… まあ、ありがとうございます」
ゆかりペットボトルのキャップを開け、飲み口に口をつける。
それを見た俺はゆかりの前にバームクーヘンを置いた。
「あ、嬉しいですけど何かこう……暑いと食欲ってわかないですよね」
「んー、そうだなぁ…… あ、そういえばソ連製のかき氷を作る機械がどっかにあったハズ。食べるか?」
「かき氷ですかぁ! いいですね、食べましょう!」
ゆかりはそう言い、ペットボトルを置く。
「じゃあちょっと探してくるよ」
と俺は言い、適当に棚の中やらを調べると、割とすぐ見つかった。けれど俺はそこで、大切なものを忘れていたことに気付く。氷がなかった。
「あーゆかりさん。機械はあったけど、まずは氷を作らなきゃならんわ」
「あっ…… それを忘れてました…… 何時間くらいですか?」
「2・3時間かなぁ。どうする? 近くの某ドーナツ店でかき氷っぽいやつやってるけど、そっち
行くか?」
ゆかりは少々首を傾げ、応えを出した。
「マスターが奢ってくれるなら行きますよ」
と、笑みを浮かべながら言った。
「奢らないってわけにもいかないだろ、当然奢るさ」
「じゃあ行きましょうか!」
ゆかりは突然元気になり立ち上がった。俺はそれを微笑ましいなぁ、と思いながら財布をカバンに入れた。

クソ暑いです。学校なんですが1階と3階の温度差が半端ないんですよ。
普通そうですけど、それ以上なんですよね。ソ連製のかき氷を作る機械で作ったかき氷を
ゆかりさんと一緒に食べたい人生だった
<2016/08/18 14:49 伝説のゆかりんlover>消しゴム
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