「好きです」
それは、遥との喧嘩から、1週間後のことだった。未だに立ち直れない風羽をよそに、彼はあからさまわざとのように告白してきた。「そうですか…」軽く流して、教室に帰ろうとする。
「付き合ってください」「嫌です」再び、その場から去ろうとした。「僕なら君を泣かせないよ?どっかの誰かみたいに」どっかの誰か=遥だろう。
「本当に?」「うん」「…わかった」
☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆
最近、とても仲のいい2人。もう俺は彼女の眼中にも入らないんだろうな。窓際で仲良く話しをする2人を眺めながら、遥は溜め息をついた。「お前最近溜め息ばっかなのなー」「どうしたの?」隣にいた隆一郎と慎が遥の顔を覗き込む。
「好きな子に嫌われました…」
「え!?」ここにきて初めて人に話した。唇を噛み締めて、泣くものかと我慢した。「いいよ、我慢しなくて」隆一郎がなだめる。遥は泣いた。今までずっとずっと我慢していたぶん、泣いた。その間、2人はずっと側にいてくれた。「ありがと。フッきれたよ」
そう素直に言えた気がした。事件は、教室の帰り道に起こった。「あぁ、春沢ってちょろいな」何処かの不良仲間と影月が話をしている。しかも、風羽のことで。我に返ったとき遥は影月の胸ぐらを掴んでいた。「お前っ、もう一度さっきの言葉言ってみろ!」人のいない廊下に遥の怒鳴る声が響く。
「ちょろいな♪」「フザケルナッ!」遥は影月の顔を力いっぱいに殴った。
「渚?」そこに現れたのは、風羽。
綺麗な瞳には、影月が映る。
(ソイツじゃなくて、俺を見ろよ。風羽…!)イラだたしく、心の中で叫んだ。風羽がこちらを向いた。
「殴ったの?」
その一言。そして、次の瞬間。
バチンッと頬がなった。「最低」
遥は一人、暗い廊下で泣き崩れた。
自分は他者。友達じゃない。他者という立場からしか、彼女を見れないとわかっているのに変わらない気持ちが鬱陶しい。あんなクソに負けたくない。
「クソッ!」奪ってやる。アイツの全てを。
影月 渚。今日、お前に贈ろう。
受け取れよ、
俺からの宣戦布告を。
それは、遥との喧嘩から、1週間後のことだった。未だに立ち直れない風羽をよそに、彼はあからさまわざとのように告白してきた。「そうですか…」軽く流して、教室に帰ろうとする。
「付き合ってください」「嫌です」再び、その場から去ろうとした。「僕なら君を泣かせないよ?どっかの誰かみたいに」どっかの誰か=遥だろう。
「本当に?」「うん」「…わかった」
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最近、とても仲のいい2人。もう俺は彼女の眼中にも入らないんだろうな。窓際で仲良く話しをする2人を眺めながら、遥は溜め息をついた。「お前最近溜め息ばっかなのなー」「どうしたの?」隣にいた隆一郎と慎が遥の顔を覗き込む。
「好きな子に嫌われました…」
「え!?」ここにきて初めて人に話した。唇を噛み締めて、泣くものかと我慢した。「いいよ、我慢しなくて」隆一郎がなだめる。遥は泣いた。今までずっとずっと我慢していたぶん、泣いた。その間、2人はずっと側にいてくれた。「ありがと。フッきれたよ」
そう素直に言えた気がした。事件は、教室の帰り道に起こった。「あぁ、春沢ってちょろいな」何処かの不良仲間と影月が話をしている。しかも、風羽のことで。我に返ったとき遥は影月の胸ぐらを掴んでいた。「お前っ、もう一度さっきの言葉言ってみろ!」人のいない廊下に遥の怒鳴る声が響く。
「ちょろいな♪」「フザケルナッ!」遥は影月の顔を力いっぱいに殴った。
「渚?」そこに現れたのは、風羽。
綺麗な瞳には、影月が映る。
(ソイツじゃなくて、俺を見ろよ。風羽…!)イラだたしく、心の中で叫んだ。風羽がこちらを向いた。
「殴ったの?」
その一言。そして、次の瞬間。
バチンッと頬がなった。「最低」
遥は一人、暗い廊下で泣き崩れた。
自分は他者。友達じゃない。他者という立場からしか、彼女を見れないとわかっているのに変わらない気持ちが鬱陶しい。あんなクソに負けたくない。
「クソッ!」奪ってやる。アイツの全てを。
影月 渚。今日、お前に贈ろう。
受け取れよ、
俺からの宣戦布告を。
