「遥くん」子華は今までにないくらい大きな声を出した。「あの、あのね…私、遥くんが好きです。…私にとって遥くんは特別です。遥くんにとっても私が特別。…そんな存在になりたかった。」子華は涙をこらえ、続けた。すれ違い続ける2つの想いを繋げるために。「遥くんが好きな人ってさ、ふーちゃんだよね?ふーちゃんが特別な人だよね?」中途半端な答えは求めていない。揺るがない瞳は、そう訴えているようで。
「うん」遥は素直に頷いた。
「それなら、その気持ちを伝えてよ。ふーちゃんは今、迷ってる。分からないことだらけで。ふーちゃんを導いてあげられるのは、私でもりっちゃんでも、慎くんや隆一郎くん、もちろん影月くんでもない。遥くんにしか出来ないことなの。だから、ふーちゃんを助けて。」
「ハナ…」肩までのびた髪がふわり、揺れた。
「…りっちゃん…私…ふられちゃたんだな…」「うん」「でもね…」こちらを見て、ふにゃって笑う。「もう…いいの!」
☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆
風羽は遥が好き。
誰も、遥 本人さえも知らないこと。
学校の帰り道。淋しい影がひとつ。
静かにのびてゆく。
風羽は祈る。
この影がいつか、
ふたつになるように…。
「うん」遥は素直に頷いた。
「それなら、その気持ちを伝えてよ。ふーちゃんは今、迷ってる。分からないことだらけで。ふーちゃんを導いてあげられるのは、私でもりっちゃんでも、慎くんや隆一郎くん、もちろん影月くんでもない。遥くんにしか出来ないことなの。だから、ふーちゃんを助けて。」
「ハナ…」肩までのびた髪がふわり、揺れた。
「…りっちゃん…私…ふられちゃたんだな…」「うん」「でもね…」こちらを見て、ふにゃって笑う。「もう…いいの!」
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風羽は遥が好き。
誰も、遥 本人さえも知らないこと。
学校の帰り道。淋しい影がひとつ。
静かにのびてゆく。
風羽は祈る。
この影がいつか、
ふたつになるように…。
