キィィィィィィィン!
「街の全員は避難したか!?」
「はい!こちらで確認済みであります!」
「最悪だ…こんな時に【鋼龍クシャルダオラ】が襲ってくるなんてよ…!」
「ドヴァ様はまだ帰って無いのか!?」
「そうみたいだな…」
「申し上げます!ドヴァ様がこの【ドンドルマ】に帰還致しました!」
「!!そうか!では早速ドヴァ様の元へ案内せよ!」
「しかし…」
「何だ?」
「『絶対に誰も呼ぶな。無論、カルマもだ…』と申されていたので…今行ったらあのお方が」
「どうでもよい!我らの君主を守らずして何が家臣だ!続くのだ!」
「ハッ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
戦闘街エリア3
ガキィィィィィィン!
ドヴァ「チッ…この鋼龍…堅すぎるぜ…俺の【天翔大剣】ですら歯が立たないとは…」
???「キュアァァァァァァァァ!」
ドヴァ「何だこの物凄い咆哮はッ!?」
ベキッ!ボキボキボキッ!
ドヴァ「(どうやらコイツ、まだ人間とやらを見た事がないひょっこだな…)」
クシャ「キュォォォォォォォォォ!」
ドヴァ「(マズイ!氷ブレ…)」
ドゴォォォォォォォォォォ!
ドヴァ「…」
ギシッギシッギシッ
ドヴァ「(今の氷ブレス…従来の個体と比べて段違いに強い…)
だが、ここでお前は俺の大剣の錆となるのだ…!」
クシャ「キュオァァァァァァァァ!」
ドヴァ「また咆哮か温いな… なっ!?」
バキッ!
ドヴァ「まさか…!あの鋼鉄の固さを誇る巨龍砲の一部が消しとんだだと…!?」
スタスタスタ
カルマ「ん~お父さん…?何してるの?」
ドヴァ「!?カルマ!そこは危ない!逃げろッ!」
カルマ「何で…?」
クシャ「キュオァァァァァァァァ!」バサッバサッ!
ドヴァ「マズイ!やめろクシャルダオラァァァァァ!そいつにだけは!攻撃するなァァァァ!」
ゴォォォォォォォォ!
カルマ「?」
クシャ「キュォォォォォォォォォ!」ビュン!
ドスッ
カルマ「…」
ドヴァ「ハァ…ハァ…」ポタポタ
ドスン
クシャ「キュォォォォォォォォォ!」バサッバサッ
カルマ「お父さ…ん?どうしたの…」
ドヴァ「ははっ…悪いなぁ…お父さんまたバカしちゃったよ… ゴボッ!」ビチャ!
カルマ「どうしたの!?ねぇ!兵士さん達呼ぼうよ!」
ドヴァ「いやもう遅い…俺の腹に…大きい穴が空いてしまったんだ…手遅れさ…」ボタッボタッ
ドヴァ「そういえばお前にはママの話も叔母さんの話もしてやれなかったな…」
カルマ「僕のママ?誰?」
ドヴァ「アイツは場の空気を一切読まず…俺に迷惑をかける奴だったが…どこか抜けてる面もあって…泣き虫なのに強がって…今はどこに居るか分からないけど…ゴボッ!」
カルマ「そうなの…それじゃあ叔母さんは?生きてるの?」
ドヴァ「遠い昔に、あのお空に行っちゃったよ…俺の唯一の妹…俺ととある【飛竜】を守って…」
カルマ「お父さん…死んじゃ嫌だよ?」
ドヴァ「安心しなさい…お父さんは死んでもあのお空からお前を見ててあげるから…ゴボッ!」
兵士A「ハッ!見つけた!ドヴァ様!」
兵士BCDEFG「大丈夫ですか!?」
兵士長「ドヴァ様!出血が!今すぐお手当てを!」
ドヴァ「無用!」
兵士長「し…しかしあなた方の健康を心配し…」
ドヴァ「もうじき俺は死ぬ…なぁ…【アイツ】読んできてくれよ…」
兵士長「まさかあのお方を…」
兵士「ハッ!今すぐ御呼び致します!」
ドヴァ「なぁ…兵士長…」
兵士長「何でございますか?」
ドヴァ「俺が死んだら、お前ら…カルマの面倒見てくれよ…」
兵士長「何を言っておられるのですか!?貴方は何億も存在するハンターの中で後世に伝えられる程の伝説となった人ですよ!?希望をお捨てずに!」
ドヴァ「希望ね…ルナやレンが居れば俺ももっと生きていけたんだよな…」
兵士「ドヴァ様お連れしました!」
???「おいドヴァ、何だその惨めな姿?俺の知ってる殺戮鬼ドヴァとは違うな…」
ドヴァ「うるせぇぞ…ボロス」
ボロス「お前が死んだらよ…俺は誰とハンターやれば良いんだよ…俺とのコンビで世界を震撼させたじゃねぇか…!」
ドヴァ「お前は本当に昔話が好きだな…ゴボッ!ゴホッ!
俺の後継者ね…カルマはどうだ?」
ボロス「カルマか!?奴にゃあハンターははぇぇ!しかも親父が目の前で殺されている光景を見てハンターを目指すと思うかぁ!?」
ドヴァ「出来る…俺の子供だ…
兵士長…兵士達…そしてボロス…カルマ…」
一同「…」
ドヴァ「俺はお前らと居れて楽しかった…一緒に酒飲んだり…一緒に狩りしたり…」ポタポタ
カルマ「お父さん…」
ボロス「ドヴァ…」
ドヴァ「ボロスと出会ったのもつい最近の様に感じるな…カルマが生まれたのもつい最近の様に…」
ボロス「もう喋るな…苦しいだけだろ!?」
ドヴァ「こんな楽しかった人生だ。だが心残りはルナを…目の前で失った事だ…」
一同「…」
ドヴァ「カルマ…こっちに来なさい…」
カルマ「はい…」
ドヴァ「お前はあと5年で12歳になる… 俺が設立した…ギル…ドでは12から…ハン…ターになれ…る。俺のボック…スに武器が沢山入っている…それを使ってハンタ…ーを目指し…なさい…」
カルマ「うん!約束する!お父さんを倒したクシャルダオラを僕が討伐してみせる!」
ドヴァ「逞しくなったな…カル…マ…」ドサッ
ボロス「おい…ドヴァ…」
カルマ「お父…さん…?」
ドヴァ「…」
兵士「そんな…」
兵士長「ドヴァ様が亡くなられた…」
世界最強と謡われ、三十年。数々の敵を狩り殺戮鬼と呼ばれる程まで成長したハンターは後に歴史に刻まれる一人となった。
しかし、不幸な事故により戦闘街にて死亡。享年51歳であった。
彼のハンター歴は実に34年。と人生の大半を狩りに費やしていたのだ。
ボロス「バカ野郎…何で!お前が先に逝っちまうんだよ…!畜生!クシャルダオラ!俺が殺してやる…!!」ギリリリリッ!
カルマ「ボロス叔父さん…」
ボロス「畜生!畜生!クソがっ!」バキツ!
ボロスの怒りの拳が壁を叩き砕く。
カルマ「ボロス叔父さん…クシャルダオラを倒そう…」
ボロス「何?」
カルマ「僕はまだ小さい!けど…お父さんが最後に残してくれた物を無駄にする訳にはいかないんだ!僕にハンターとしての全てを教えて!」
兵士「ボロス様…」
ボロス「…来い…」
カルマ「良いの!?」
ボロス「だが甘くはねぇ…下手したらここには帰って来られない…」
カルマ「!?」
ボロス「死にたくなければ家帰って勉強しろ。」
カルマ「今はそんな事よりお父さんの仇を討ちたいんだ!」
そこにはかつてのカルマはいない。ハンターとしての熱意が籠ったカルマが立っていた…
ボロス「良いだろう…来い。しょうがねぇから俺の家族をお前の家に住み込みにさせてやるよ…15人だけな…」
カルマ「えっ!?」
ボロス「俺は35人家族だ。俺は長男で一番下が今4歳。家もちょうどパンパンでたまらなかったしな。ハンターである俺と、ハンターやってる妹8人。調理師やってる弟2人。家庭教師の妹一人。雑務として妹四人連れてってやる…」
カルマ「そんなに…?」
ボロス「お前は雑務係である18番目の妹と寝ろ。今は13歳の反抗期だが、お前の事は存分に可愛がってくれるはずだ。」
カルマ「ボロス叔父さんの家は?」
ボロス「心配いらん。俺の家はお前の家の二つ隣。しかも地下通路で連結しろと、執事にもう頼んである。明日には開通する予定だ。」
カルマ「そんなに手を混んで…
ありがとう…」
ボロス「礼を言うのはクシャルダオラ倒してからだ…さぁ行くぞ!俺の相棒!」
カルマ「何だかワクワクしてきた…!」
こうしてこの二人の新たな物語が始まった…
「街の全員は避難したか!?」
「はい!こちらで確認済みであります!」
「最悪だ…こんな時に【鋼龍クシャルダオラ】が襲ってくるなんてよ…!」
「ドヴァ様はまだ帰って無いのか!?」
「そうみたいだな…」
「申し上げます!ドヴァ様がこの【ドンドルマ】に帰還致しました!」
「!!そうか!では早速ドヴァ様の元へ案内せよ!」
「しかし…」
「何だ?」
「『絶対に誰も呼ぶな。無論、カルマもだ…』と申されていたので…今行ったらあのお方が」
「どうでもよい!我らの君主を守らずして何が家臣だ!続くのだ!」
「ハッ!」
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戦闘街エリア3
ガキィィィィィィン!
ドヴァ「チッ…この鋼龍…堅すぎるぜ…俺の【天翔大剣】ですら歯が立たないとは…」
???「キュアァァァァァァァァ!」
ドヴァ「何だこの物凄い咆哮はッ!?」
ベキッ!ボキボキボキッ!
ドヴァ「(どうやらコイツ、まだ人間とやらを見た事がないひょっこだな…)」
クシャ「キュォォォォォォォォォ!」
ドヴァ「(マズイ!氷ブレ…)」
ドゴォォォォォォォォォォ!
ドヴァ「…」
ギシッギシッギシッ
ドヴァ「(今の氷ブレス…従来の個体と比べて段違いに強い…)
だが、ここでお前は俺の大剣の錆となるのだ…!」
クシャ「キュオァァァァァァァァ!」
ドヴァ「また咆哮か温いな… なっ!?」
バキッ!
ドヴァ「まさか…!あの鋼鉄の固さを誇る巨龍砲の一部が消しとんだだと…!?」
スタスタスタ
カルマ「ん~お父さん…?何してるの?」
ドヴァ「!?カルマ!そこは危ない!逃げろッ!」
カルマ「何で…?」
クシャ「キュオァァァァァァァァ!」バサッバサッ!
ドヴァ「マズイ!やめろクシャルダオラァァァァァ!そいつにだけは!攻撃するなァァァァ!」
ゴォォォォォォォォ!
カルマ「?」
クシャ「キュォォォォォォォォォ!」ビュン!
ドスッ
カルマ「…」
ドヴァ「ハァ…ハァ…」ポタポタ
ドスン
クシャ「キュォォォォォォォォォ!」バサッバサッ
カルマ「お父さ…ん?どうしたの…」
ドヴァ「ははっ…悪いなぁ…お父さんまたバカしちゃったよ… ゴボッ!」ビチャ!
カルマ「どうしたの!?ねぇ!兵士さん達呼ぼうよ!」
ドヴァ「いやもう遅い…俺の腹に…大きい穴が空いてしまったんだ…手遅れさ…」ボタッボタッ
ドヴァ「そういえばお前にはママの話も叔母さんの話もしてやれなかったな…」
カルマ「僕のママ?誰?」
ドヴァ「アイツは場の空気を一切読まず…俺に迷惑をかける奴だったが…どこか抜けてる面もあって…泣き虫なのに強がって…今はどこに居るか分からないけど…ゴボッ!」
カルマ「そうなの…それじゃあ叔母さんは?生きてるの?」
ドヴァ「遠い昔に、あのお空に行っちゃったよ…俺の唯一の妹…俺ととある【飛竜】を守って…」
カルマ「お父さん…死んじゃ嫌だよ?」
ドヴァ「安心しなさい…お父さんは死んでもあのお空からお前を見ててあげるから…ゴボッ!」
兵士A「ハッ!見つけた!ドヴァ様!」
兵士BCDEFG「大丈夫ですか!?」
兵士長「ドヴァ様!出血が!今すぐお手当てを!」
ドヴァ「無用!」
兵士長「し…しかしあなた方の健康を心配し…」
ドヴァ「もうじき俺は死ぬ…なぁ…【アイツ】読んできてくれよ…」
兵士長「まさかあのお方を…」
兵士「ハッ!今すぐ御呼び致します!」
ドヴァ「なぁ…兵士長…」
兵士長「何でございますか?」
ドヴァ「俺が死んだら、お前ら…カルマの面倒見てくれよ…」
兵士長「何を言っておられるのですか!?貴方は何億も存在するハンターの中で後世に伝えられる程の伝説となった人ですよ!?希望をお捨てずに!」
ドヴァ「希望ね…ルナやレンが居れば俺ももっと生きていけたんだよな…」
兵士「ドヴァ様お連れしました!」
???「おいドヴァ、何だその惨めな姿?俺の知ってる殺戮鬼ドヴァとは違うな…」
ドヴァ「うるせぇぞ…ボロス」
ボロス「お前が死んだらよ…俺は誰とハンターやれば良いんだよ…俺とのコンビで世界を震撼させたじゃねぇか…!」
ドヴァ「お前は本当に昔話が好きだな…ゴボッ!ゴホッ!
俺の後継者ね…カルマはどうだ?」
ボロス「カルマか!?奴にゃあハンターははぇぇ!しかも親父が目の前で殺されている光景を見てハンターを目指すと思うかぁ!?」
ドヴァ「出来る…俺の子供だ…
兵士長…兵士達…そしてボロス…カルマ…」
一同「…」
ドヴァ「俺はお前らと居れて楽しかった…一緒に酒飲んだり…一緒に狩りしたり…」ポタポタ
カルマ「お父さん…」
ボロス「ドヴァ…」
ドヴァ「ボロスと出会ったのもつい最近の様に感じるな…カルマが生まれたのもつい最近の様に…」
ボロス「もう喋るな…苦しいだけだろ!?」
ドヴァ「こんな楽しかった人生だ。だが心残りはルナを…目の前で失った事だ…」
一同「…」
ドヴァ「カルマ…こっちに来なさい…」
カルマ「はい…」
ドヴァ「お前はあと5年で12歳になる… 俺が設立した…ギル…ドでは12から…ハン…ターになれ…る。俺のボック…スに武器が沢山入っている…それを使ってハンタ…ーを目指し…なさい…」
カルマ「うん!約束する!お父さんを倒したクシャルダオラを僕が討伐してみせる!」
ドヴァ「逞しくなったな…カル…マ…」ドサッ
ボロス「おい…ドヴァ…」
カルマ「お父…さん…?」
ドヴァ「…」
兵士「そんな…」
兵士長「ドヴァ様が亡くなられた…」
世界最強と謡われ、三十年。数々の敵を狩り殺戮鬼と呼ばれる程まで成長したハンターは後に歴史に刻まれる一人となった。
しかし、不幸な事故により戦闘街にて死亡。享年51歳であった。
彼のハンター歴は実に34年。と人生の大半を狩りに費やしていたのだ。
ボロス「バカ野郎…何で!お前が先に逝っちまうんだよ…!畜生!クシャルダオラ!俺が殺してやる…!!」ギリリリリッ!
カルマ「ボロス叔父さん…」
ボロス「畜生!畜生!クソがっ!」バキツ!
ボロスの怒りの拳が壁を叩き砕く。
カルマ「ボロス叔父さん…クシャルダオラを倒そう…」
ボロス「何?」
カルマ「僕はまだ小さい!けど…お父さんが最後に残してくれた物を無駄にする訳にはいかないんだ!僕にハンターとしての全てを教えて!」
兵士「ボロス様…」
ボロス「…来い…」
カルマ「良いの!?」
ボロス「だが甘くはねぇ…下手したらここには帰って来られない…」
カルマ「!?」
ボロス「死にたくなければ家帰って勉強しろ。」
カルマ「今はそんな事よりお父さんの仇を討ちたいんだ!」
そこにはかつてのカルマはいない。ハンターとしての熱意が籠ったカルマが立っていた…
ボロス「良いだろう…来い。しょうがねぇから俺の家族をお前の家に住み込みにさせてやるよ…15人だけな…」
カルマ「えっ!?」
ボロス「俺は35人家族だ。俺は長男で一番下が今4歳。家もちょうどパンパンでたまらなかったしな。ハンターである俺と、ハンターやってる妹8人。調理師やってる弟2人。家庭教師の妹一人。雑務として妹四人連れてってやる…」
カルマ「そんなに…?」
ボロス「お前は雑務係である18番目の妹と寝ろ。今は13歳の反抗期だが、お前の事は存分に可愛がってくれるはずだ。」
カルマ「ボロス叔父さんの家は?」
ボロス「心配いらん。俺の家はお前の家の二つ隣。しかも地下通路で連結しろと、執事にもう頼んである。明日には開通する予定だ。」
カルマ「そんなに手を混んで…
ありがとう…」
ボロス「礼を言うのはクシャルダオラ倒してからだ…さぁ行くぞ!俺の相棒!」
カルマ「何だかワクワクしてきた…!」
こうしてこの二人の新たな物語が始まった…
