何故、人は己の欲を満たそうとするのか…
時には争い、時には殺し合い…
それでも欲が満たない者も居る。
【コイツ】もそうだ。受け継がれた狩人としての血が騒ぎ、暴喰の恐王に立ち向かう…
俺には一切理解出来ない…
ボロス「お前…何でここに…」
カルマ「あわわわわわ…」
カルマがイビルジョーに力尽き、キャンプに戻り、体勢を立て直そうとしている時にボロスがやって来た
それはいつもの優しいボロスではなく、全てを壊し血の雨を浴び、悦びを見せる虐殺王のボロスの姿があった
ボロス「お前、何で俺の言いつけを守らなかった…?下手をしたら死んでいる所だ…!」
カルマ「別に良いじゃない…対して痛くも無いんだし…」
ボロス「じゃあ、防具…脱げよ」
カルマ「えっ…」
そういうとボロスの指示通りに防具を脱いだ…するとそこにはいつ付けられたか分からない無数の傷跡が、カルマの全身に刻まれていた
ボロス「そら見ろ。防具に過信しているからこうなる。俺は化物といえど所詮は人間。攻撃を喰らいっぱなしじゃあ死んでしまう」
カルマ「うう…」
ボロス「それにお前は俺ら正規のハンターと比べ、体も貧弱だし、何より幼すぎる」
カルマ「…」
ボロス「黙り込んでも意味はない。俺は事実を述べているだけ。何よりお前の将来を思って…」
カルマ「そうなの…」
ボロス「ん…?」
カルマ「叔父さんは本当にそう思っているの…?」
ボロス「当たり前だろ…!俺の相棒だぞ…」
カルマ「じゃあ、その右手に持ってるメイスは何?」
ボロス「…!?」
ボロスは右手に持っていたメイスを咄嗟に隠した。これはカルマがもし自分の言いつけを守らなかった時に使う道具。つまり調教用
それをカルマは話している時に速攻見つけたのだ。
カルマ「ねぇ…分かるでしょ?僕が何の取り柄も無い無能野郎だって事は…」
ボロス「はっ…?何を言って…」
カルマ「知ってるんだよ…僕が誰からも必要とされてないのを…だから…叔父さんの家にあったこの…」
ボロス「そ…それは!!!」
カルマがポーチから取り出した物…それは【古龍の浄血】。古龍から取れる血でも最も現在価値の高い血。
非常に綺麗で、武具に用いる事が多いのだが、人間がもし誤って服用すると超大型古龍と同様の力を持ってしまうかもしれないという一説も存在する。
カルマ「そう古龍の浄血。僕はこれを今ここで飲んで、驚異な蛮力を手にする…」
ボロス「それを飲んだらどうなるか知ってるんだろうな…」
カルマ「さぁね…まぁ死ぬ事はないだろうし、下手しても僕が【古龍】になる位じゃない?」
ボロス「お前…それ程までに力が欲しかったのか…」
カルマ「もう誰も僕…いや私を止められない…」ゴクッゴクッ
カルマが古龍の浄血を飲み尽くすと、辺り一辺が謎の閃光で包まれた
ボロス「ぐわあああ!何だこの光は!!」
カルマ「すごい…これが私の真の力…とてつもない…龍エネルギーが体に溢れる…!」
カルマは徐々に体の形状を変化させ、最終的にドラゴンと見違うような体になった…
ボロス「………ううう…カルマ………ハッ!?」
そこに居たのはカルマではなく、全身を黒い甲殻で覆われ、巨大な翼を生やし、二足歩行で立ち、巨大な角を生やしている化物であった。
???「クハハハ…これが私か…!一気に力が溢れ出てくるぞォ!」
ボロス「カ…カルマ…」
???「カルマ?私はカルマなどではない…黒龍ミラボレアスだ…」
ボロス「何だと……!」
ミラボレアスと確かに呼んだ。
黒龍ミラボレアス。その昔にシュレイド王国を滅ぼし、当時の人間達を絶望に叩き落とした伝説の古龍。
現在でも黒龍伝説なる唄が唄われている事で非常に有名。
一括してその名は【運命の戦争】。
黒龍「ボロス…お前は何故私の行う事全てを邪魔する…私は全てを破壊し、全てを葬り去るのが目的…」
ボロス「まさか…お前…過去に俺とドヴァで倒したあの黒龍…!?」
黒龍「ご名答。その通り、十年前にお前とドヴァに殺された…だが!ここに来て私は復活する事が出来た!」
ボロス「カルマは…」
黒龍「私が姿を現している間は、私の体で眠って貰っている…この姿では何だろうし人間の姿にづもなっておこうか…」
そういうと黒龍は眩い光を放ち、どんどん小さくなっていった。
するとそこには…
ボロス「クッ…黒龍の野郎!」
黒龍「ここですよ…」
ボロス「てめッ!ブッ殺して… …!?」
そこに居たのは、美しい姿をした女性。
黒い長髪で、黒い服に、黒いスカート。背中には【ブラックミラブレイド】と思われる大剣を担いでいた。
ボロス「お前が…あの黒龍…?」
黒龍「そうですよ。あれ…この姿でお会いするのは初めてでしたか?」
ボロス「それよりもカルマはどこだ…返しやがれ…!」
黒龍「カルマ君?そうですね。今カルマ君はあなたの家に居ますよ。」
ボロス「何…?」
黒龍「そうですね…私が人間になる時にカルマ君が飲んだ、古龍の浄血の副作用が強すぎて、本来は一つになるはずが、私とカルマ君で分かれちゃったみたいですね…」
ボロス「まさか…俺の持ってる資料にそんな設定は…」
黒龍「まぁ、ここで立ち話するのも何でしょうし、一緒にイビルジョー狩りません…?」
女はボロスにそう言った。
確かにこの女はボロスが殺した。そして復活した。
だが、何故二つに分かれたのか…それだけが謎だった
ボロス「貴様…人々を大量虐殺しておきながら…」
黒龍「そんな堅い事言わないで…?」
ボロス「…!お前!」
黒龍はボロスの全身を覆う様に抱き締めた。
そこには邪気が一切なく、むしろ謎の安らぎがあった。
黒龍「お前って言われるのも嫌ですから…そうですね…ミラでいいですか?」
ボロス「ミラ…?」
黒龍「何ですか?ダメなんですか…?」
ボロス「別に構わないが…」
ミラ「ありがとうございます…!じゃあ一緒に行きましょう!私の相棒さん!」
ボロス「お…おう…」
こうして、黒龍ミラボレアスことミラとボロスの不思議な関係が始まっていく…
時には争い、時には殺し合い…
それでも欲が満たない者も居る。
【コイツ】もそうだ。受け継がれた狩人としての血が騒ぎ、暴喰の恐王に立ち向かう…
俺には一切理解出来ない…
ボロス「お前…何でここに…」
カルマ「あわわわわわ…」
カルマがイビルジョーに力尽き、キャンプに戻り、体勢を立て直そうとしている時にボロスがやって来た
それはいつもの優しいボロスではなく、全てを壊し血の雨を浴び、悦びを見せる虐殺王のボロスの姿があった
ボロス「お前、何で俺の言いつけを守らなかった…?下手をしたら死んでいる所だ…!」
カルマ「別に良いじゃない…対して痛くも無いんだし…」
ボロス「じゃあ、防具…脱げよ」
カルマ「えっ…」
そういうとボロスの指示通りに防具を脱いだ…するとそこにはいつ付けられたか分からない無数の傷跡が、カルマの全身に刻まれていた
ボロス「そら見ろ。防具に過信しているからこうなる。俺は化物といえど所詮は人間。攻撃を喰らいっぱなしじゃあ死んでしまう」
カルマ「うう…」
ボロス「それにお前は俺ら正規のハンターと比べ、体も貧弱だし、何より幼すぎる」
カルマ「…」
ボロス「黙り込んでも意味はない。俺は事実を述べているだけ。何よりお前の将来を思って…」
カルマ「そうなの…」
ボロス「ん…?」
カルマ「叔父さんは本当にそう思っているの…?」
ボロス「当たり前だろ…!俺の相棒だぞ…」
カルマ「じゃあ、その右手に持ってるメイスは何?」
ボロス「…!?」
ボロスは右手に持っていたメイスを咄嗟に隠した。これはカルマがもし自分の言いつけを守らなかった時に使う道具。つまり調教用
それをカルマは話している時に速攻見つけたのだ。
カルマ「ねぇ…分かるでしょ?僕が何の取り柄も無い無能野郎だって事は…」
ボロス「はっ…?何を言って…」
カルマ「知ってるんだよ…僕が誰からも必要とされてないのを…だから…叔父さんの家にあったこの…」
ボロス「そ…それは!!!」
カルマがポーチから取り出した物…それは【古龍の浄血】。古龍から取れる血でも最も現在価値の高い血。
非常に綺麗で、武具に用いる事が多いのだが、人間がもし誤って服用すると超大型古龍と同様の力を持ってしまうかもしれないという一説も存在する。
カルマ「そう古龍の浄血。僕はこれを今ここで飲んで、驚異な蛮力を手にする…」
ボロス「それを飲んだらどうなるか知ってるんだろうな…」
カルマ「さぁね…まぁ死ぬ事はないだろうし、下手しても僕が【古龍】になる位じゃない?」
ボロス「お前…それ程までに力が欲しかったのか…」
カルマ「もう誰も僕…いや私を止められない…」ゴクッゴクッ
カルマが古龍の浄血を飲み尽くすと、辺り一辺が謎の閃光で包まれた
ボロス「ぐわあああ!何だこの光は!!」
カルマ「すごい…これが私の真の力…とてつもない…龍エネルギーが体に溢れる…!」
カルマは徐々に体の形状を変化させ、最終的にドラゴンと見違うような体になった…
ボロス「………ううう…カルマ………ハッ!?」
そこに居たのはカルマではなく、全身を黒い甲殻で覆われ、巨大な翼を生やし、二足歩行で立ち、巨大な角を生やしている化物であった。
???「クハハハ…これが私か…!一気に力が溢れ出てくるぞォ!」
ボロス「カ…カルマ…」
???「カルマ?私はカルマなどではない…黒龍ミラボレアスだ…」
ボロス「何だと……!」
ミラボレアスと確かに呼んだ。
黒龍ミラボレアス。その昔にシュレイド王国を滅ぼし、当時の人間達を絶望に叩き落とした伝説の古龍。
現在でも黒龍伝説なる唄が唄われている事で非常に有名。
一括してその名は【運命の戦争】。
黒龍「ボロス…お前は何故私の行う事全てを邪魔する…私は全てを破壊し、全てを葬り去るのが目的…」
ボロス「まさか…お前…過去に俺とドヴァで倒したあの黒龍…!?」
黒龍「ご名答。その通り、十年前にお前とドヴァに殺された…だが!ここに来て私は復活する事が出来た!」
ボロス「カルマは…」
黒龍「私が姿を現している間は、私の体で眠って貰っている…この姿では何だろうし人間の姿にづもなっておこうか…」
そういうと黒龍は眩い光を放ち、どんどん小さくなっていった。
するとそこには…
ボロス「クッ…黒龍の野郎!」
黒龍「ここですよ…」
ボロス「てめッ!ブッ殺して… …!?」
そこに居たのは、美しい姿をした女性。
黒い長髪で、黒い服に、黒いスカート。背中には【ブラックミラブレイド】と思われる大剣を担いでいた。
ボロス「お前が…あの黒龍…?」
黒龍「そうですよ。あれ…この姿でお会いするのは初めてでしたか?」
ボロス「それよりもカルマはどこだ…返しやがれ…!」
黒龍「カルマ君?そうですね。今カルマ君はあなたの家に居ますよ。」
ボロス「何…?」
黒龍「そうですね…私が人間になる時にカルマ君が飲んだ、古龍の浄血の副作用が強すぎて、本来は一つになるはずが、私とカルマ君で分かれちゃったみたいですね…」
ボロス「まさか…俺の持ってる資料にそんな設定は…」
黒龍「まぁ、ここで立ち話するのも何でしょうし、一緒にイビルジョー狩りません…?」
女はボロスにそう言った。
確かにこの女はボロスが殺した。そして復活した。
だが、何故二つに分かれたのか…それだけが謎だった
ボロス「貴様…人々を大量虐殺しておきながら…」
黒龍「そんな堅い事言わないで…?」
ボロス「…!お前!」
黒龍はボロスの全身を覆う様に抱き締めた。
そこには邪気が一切なく、むしろ謎の安らぎがあった。
黒龍「お前って言われるのも嫌ですから…そうですね…ミラでいいですか?」
ボロス「ミラ…?」
黒龍「何ですか?ダメなんですか…?」
ボロス「別に構わないが…」
ミラ「ありがとうございます…!じゃあ一緒に行きましょう!私の相棒さん!」
ボロス「お…おう…」
こうして、黒龍ミラボレアスことミラとボロスの不思議な関係が始まっていく…
