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時を超えて愛を誓え
- 目を開けたらそこは -

「…シュウ。俺、もういいや。じゃあな。」

はっ・・・!?ま、待て・・行くな!

「ねぇ、この関係やめない?…あたし、疲れたんだよね。バイバイ。」

おい!・・お願いだから、戻って来いよ!

「シュウ君ってそういう奴…だったんだね。僕、見失ったよ。それじゃ。」

信じてたのに・・・お前まで、俺を置いて行くのか・・。
もう、勘弁してくれよ。ああ・・あああああああああああ!!!___________________________________________________________________

『嫌だああああぁ!!・・・・・っは!?・・・俺・・寝てた?』

目を開けたらそこは、薄暗い和室の布団に横になっていた。
祖父母の家の匂いのような、暖かく懐かしい香りがする。

こんな場所に来ていただろうか。
すぐには分からなかったが、ここは俺の知っている場所ではない。
立派な掛け軸や生花が飾ってあり、いかにも裕福な家庭、いやお城のような。

『ここは一体・・?つか、今何時だよ・・。』

布団から起き上がり、外の様子から見ると夕方だった。
そして、そーっと障子を開けてみる。
そこは料亭のような綺麗な庭だった。
しかし、少年は立って柵の奥の景色に目を丸くする。

『・・・!?う、嘘、だろ・・。ここは・・日本・・だけど、
"現代"ではあり得ない・・。』

そこは、江戸時代のような風景が佇んでいた。
慌てて障子を閉めると、深呼吸して目を閉じる。
(思い出すんだ・・なぜ俺はここへ来た?・・)

『何も思い出せない・・。』

サーっと血の気が引く。
もしかしたら異世界に送られた人質なのだろうか。
もしかしたら・・タイムスリップした哀れな男なのだろうか。

「あ、あのぅ。」

!?
いきなり障子の奥から声がした。
少年は驚いて布団の上に尻餅をつく。

『痛っ!・・・はぃ?ど、どうぞ・・。』

尻を撫でながら、なんとか怖さを押しこらえて対応した。
ガサーっと障子が開く。
そこには、鮮やかな赤色の着物をまとった女性が立っていた。

これが、彼女との出会いである。

第1作目に、タイムスリップものを始めることにしたYUIです!
主人公くんのことは、これから明かされていくのでお楽しみに!
最後に出てきた女性っていうのが本作のヒロインちゃんです(笑)

これからよろしくお願いします♪(´ε` ) thank you for reading.
<2016/06/20 16:45 YUI>消しゴム
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