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東方文桐録
- 第13話 都の迷子ちゃん -

◇◆桐視点◆◇

 俺と文と幸古は今…………迷子である。都を探策するのはいいが、大事なことだ。もうー度言おう。…迷子だ。

「きりぃーー、ここ、どこですかぁ?」

「…………ごめん、文。分かんないし、カラスが人を怖がって来てくれない………」

「そんなぁ…………きりぃ、かえれない、ですかぁ…………」

「あ、文!僕、道覚えてる、よ?」

「………そうなら早く言えよ!バカ幸古!」

「……そんなこと言うなら、僕だけ文つれて帰ろっかなぁ……」

「いやですっ!桐も一諸じゃないと帰りませんっ!」

「……………………桐って、ずるいな………」

「! あやぁ!大好きだぁ!!!」

「はやく帰りましょう?」

「……はぁ………分かった。………こっち。」

 はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……………やばい。文にあんなこと……言われたら………

『バタンッ!』

「き、桐!?大丈夫ですか!?」

◇◆文視点◆◇

 あやややや、どうしましょう………?桐が急に倒れてきました!

「こ、幸古、一体、どうしたら………?」

 ここは、やっぱり、年上の幸古を頼るのが一番です!

「うーんと、えっと………置いてく?」

 いやです!絶対!

「それはダメです!!!全力で抗議します!」

「えっと、じゃあ……………僕が道案内するから、輝夜の家まで文がつれてってよ………。」

「えっ?私、ですか?私がどうやってつれていけばいい、ですか?」

「………風で。」

「でも、都だと浮いてたら目立ちますよ?」

 妖怪だってバレちゃうと、あの忌々しい陰陽師を呼ばれますからね……

「そっか………じゃあ僕が背負うから、文はついてきて。」

「はいっ!」

 ふう、良かった。私が桐を背負わないといけなくなったら、どうしようと思いました………
 よし、着いたみたいですね!

◇◆幸古視点◆◇

 はあ、重い。重すぎる………どうして、どうして僕が………

「幸古、着きましたよ!……幸古?」

 文、ごめん。僕、もう、ムリ…………。

◇◆文視点◆◇

 え?ええっ?幸古も、ですか?…………………………………しょうがないですね………

「はあぁっ!」

 桐をおんぶしたら、後ろに倒れそうになりました。でも、あとちょっとで、輝夜さんの家、です!

「ふうぅっ!!」

 次は幸古を風で持ち上げます。なんで、こんなに、2人共、重いん、です、かぁ!?

「あと、ちょっと…………」

 どうにか輝夜さんの家に入った私は、昨日借りた部屋に着きました。そして、桐達を降ろした途端、目の前がまっ暗に……………

◇◆輝夜視点◆◇

『ドサッ!バサッ!バタッ………………』

 今の音は一体!?

「輝夜!?大丈夫ですか!?」

「お母様!今の音は一体、何があったんですの!?」

「………分かりません。見に行きましょう。」

 という訳で、私は今、お母様と家の中を探策中ですわ♪
 次の部屋は、昨日、桐さん達が泊まられた部屋ですわね♪
 襖を開けた私達が見たのは、信じられない光景でした………

はいっ! 作者のさきです! そういえば、10話こえました!!!
 今回から、セリフを読みやすくするために、書き方を少し変えてみました!次からもこの書き方で行こうと思います!  ↓以下、設定↓(※今回だけは、絶対見た方がいいと思いますよ!)
 東野 幸古(ひがしの こうこ)
・『ありとあらゆる見た物事を記憶する程度の能力』の持ち主。
<2016/07/10 11:34 さき>消しゴム
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