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東方文桐録
- 第20話 桐 VS アルティメットサディスティッククリーチャー -

※この話は、戦闘シーンが含まれています。それでもいい方は、読んでくださるとうれしいです。

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◇◆桐視点◆◇

 俺と文は今、空をとんでいる。

 目的地は『太陽の花畑』。今は夏だし、向日葵も咲いているはずだ。………心配事もある、が。

「? 桐、あれは何ですか?」

 そう言い、文が指を差した先にあったもの、それは…………

「太陽の花畑……………文!降りるぞっ!」

「あれが………はい、行きましょうっ!」

*太陽の花畑*

「わぁ………………綺麗、ですっ…………」

 花畑に着いた俺達を迎えてくれたのは、たくさんの美しい向日葵だった。…………もう来たか……………………

「……………うふふっ、ありがとう。この子達も喜んでるわ……」

 その人は、若草色の髪に、赤い瞳をしていて……………………

「……!?……………あの、すいません、貴女はどなたですか?…………………私は、射命丸 文と言います。」

 さすが文。しっかり自分から名乗れている。

「あら、ごめんなさい。久方ぶりのお客様なものだから…つい、忘れてたわ。私の名前は、風見 幽香(かざみ ゆうか)よ。……………それにしても、珍しいわね……………人間でさえ来ない、この花畑に、人間ではなく、妖怪が来る、というのは。余程の物好きね………」

 ………やっぱり、強いな。俺達に気配を消して近付き、俺達が妖怪だということに気付く……………

「そんなことない。この花達は必死に咲こうとしている。その美しさを分かっていない、人々がいけないのさ……俺は、紅葉山 桐。文の友人で、幼馴染みだ。」

「ふふっ、面白い事を言う妖怪もいるのね………………私と闘わない?もちろん殺しはしないわよ。」

「……桐?…………………」

「………………………それで、文に手を出さないなら。」

「…………なるほど、そういうことね……………………いいわ。ルールはなし。能力も使っていいわ。」

◆◇文視点◇◆

「ひゃっ……………桐……………頑張って、ください……………」

 風見さんの説明が終わった瞬間に、2人の姿は、上空へと移動した。

 桐は能力で、雷を降らせる。風見さんは空中なのに、スイスイと移動し、その攻撃をひらりと翻す。雷は花畑に落ちるが、花にはダメージが全くない。きっと、結界か何かが張ってあるんだろう。

 桐の攻撃が止まるが、風見さんは、掠り傷一つ負っていない。風見さんが攻撃する。日傘を使い、手足を使い…………10回程の攻撃で、桐はボロボロになってしまい、頬や腕、胴体などから、少しずつ血が出ている。それでも桐はまだ立っている……………

「……っ!桐、もう、やめて、くださいっ!」

「……文……………ごめん、もう無理っ!………………」

 桐が落ちてくる。私は桐を受け止めて、桐の怪我の治療をする。

「あら、ごめんなさい。私としたことが………やりすぎたみたいね…………………それにしても、彼、強いのね。私の攻撃を受けて立ってる生物、初めて見たわ。」

「………風見さん。桐、大丈夫でしょうか……」

「うーん、骨折とかしてないし、3日あったら、完活すると思うわよ。」

「………………よかった……」

「………怪我人は寝てないとね。私の家に来なさい。ここに2ヵ月の滞在許可を許すわ。」

「ありがとうございます!」

 風見さんの家の客室で、私は桐を見ながら、こんな事を考える。


 桐、すごくかっこよかったですよ。すごかったです…………私だったら、たぶん、風見さんの攻撃1回で再起不能ですよ…………

 たぶん、今の私の顔は少し赤いだろう。

「っ!…文…………!」

「桐!大丈夫ですか?痛かったら、我慢してください。あと3日くらいで完治するそうですから!…………あっ、そうでした。桐。風見さんから滞在許可を頂きました。2ヵ月、ここにいていいそうですよ。」

「そっか……文は怪我とかしてないか?」

「私なら大丈夫ですよ。私の心配よりも、桐の心配をした方がいいです。」

◆◇桐視点◇◆

「俺よりも、文の方が大事だから………『ぎゅっ』」

 俺は寝具から出て文を抱き締め、文の頭を撫でる。

「//////// 私は、私よりも桐のが大事ですっ!」

「心配させてごめん、文。」

「//// うぅっ、反則ですよぅ………」

 正直言うと、顔がまっ赤の文が可愛いくて、手を放したくないけど、くっついてると、暑いし、少しだけ傷が痛む。しょうがない。

 しばらく、これからの事とかを喋ってたけど、幽香さんが入ってきた。

「桐でいいかしら?さっきはごめんなさい。久しぶりに本気を出すところだったわ。本題に入るわね。貴方達は何をしにここに来たの?返答によっては………」

「うーんと、都から旅をしてて、妖怪の山を目指してる。で、ついでに寄ってから行こうかと思って。」

「あら、ならいいわ。貴方気に入ったし。」

「それ、どういう意味ですか?」

 嘘だろ…………文が、やきもちやいてる…………うおぉ!これは…………レアだっ!目に焼き付けなくては!

「? あぁ、そうだったわね。フフッ、貴女の思ってるような意味じゃないわよ。」

「…………////// そ、そうですかっ!」

「…………話についてけてないの、俺だけか?」

「//// き、桐はそれでいいですっ!」

「はぁ……」

 それから、小一時間。俺のついていけない女子の話が終わるまでかかった。

 幽香が帰り、今は文と俺の2人だ。前までは幸古もいたけどな………………………

「桐…………ねむい、ですぅ……………」

 文が、甘えて、くる…………かわいいよ、文ちゃん…………………

「ふゎぁ………………すぅ、すぅ………………」

 結果:文は寝ちゃった。……………俺の脚の上で。俺にしがみつきながら。…………どうしよう…………かわいいけど。幸せだけど。

「ぅん………んん………………」

 かわいい。文見てたら、眠くなってきた。よし、文と寝よう。さぁ、夢の世界へレッツゴー!するはずだったのに……………寝るために目を瞑ると、幽香が来た。

「はぁ……………いいわねぇ……………幸せそうで……………ほんっとずるいわぁ……………はぁ………………」

 つまり、幽香は俺達を見て、羨ましいと思ったんだろう。うん、眠気がふっとんだ。いいなぁ、文。俺も寝たかった。俺が動くと、文が起きちゃうし……………まぁ、文のこの幸せそうな顔を見られただけ良かったな♡


はいっ!さきです!また、3000字にも届きませんでした…………。次の話は、4000字越えてみせますっ!

………文ちゃんの寝顔…………幸せそうな寝顏…………想像すると、もう、たまんないくらい、可愛いですっ!

今回は、設定なしです!
<2016/07/25 16:08 さき>消しゴム
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