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東方文桐録
- 第26話 風神と雷神 -

◇◆桐視点◆◇

 俺と文は今、面接室にいる。と言うのも………

  ~あらすじ~

 妖怪の山で家を無事、建て終わり、学校(こちらの時代での寺子屋)に入ろうと思い、家を出発!


 と、言う訳で、今は面接中。その後に試験があるらしい。

「それでは、男子の方、名前と年齢、能力を。(いやー♪何この子、かっこいいんですけど!いや、もうホント、かっこいい!)」

 俺は、副校長に質問されている。なんか目が怖いけど。

「俺の名前は紅葉山 桐、年は12歳です。能力は、『自然災害を操る程度の能力』と、『望みを叶える程度の能力』です。」

「……次は、そっちの娘。名前と年齢、能力を。(…………かわいい……………………………)」

 文は校長に質問され、怖がっている。まぁ、人見知りだもんな。

「(文、答えれるか?)」

「(は、はい、これくらい、大丈夫です!)………私は、射命丸 文と言います。年は12歳です。能力は、『風を操る程度の能力』です。」

「うむ、よろしい、面接は合格だ。次に、試験の説明をする。1度しか言わないから、しっかり聞いておけ。
主に2つの試験がある。1つ目は、筆記。常識的な問題ばかりだから、簡単だ。2つ目は、実戦。2人1組で相手の2人を倒す。能力のみ使用可能だ。ちなみに、組は筆記の結果で分ける。…………よいな?」

「「はい!」」

    ◆◆◇◆◆

「今から筆記問題を始めます。問題数は10問。用意………はじめ!」

↓桐の回答用紙↓

1.天狗組織の頂点の職業の名を答えよ。
     A、天魔

2.天狗の種類について、2つ以上答えよ。
     A、1、鴉(烏)天狗、2、白狼天狗

3.天魔一族の名字を答えよ。
     A、紅葉山

4.古くから天魔一族の側近である一族の名字を答えよ。
     A、射命丸

5.天狗の伝承を1つ答えよ。
     A、天狗の落とし文

6.天狗が部下(配下)としている妖怪の種族名を答えよ。
     A、河童

7.山を支配している種族の名を答えよ。
     A、鬼

8.先の戦争で、英雄として称えられた御方の名を答えよ。
     A、紅葉山 楓

9.天狗とは何の神か。2つ答えよ。
     A、1、風の神、2、山の神

10.白狼天狗の中で最も地位の高い一族を答えよ。
     A、犬走


「時間終了です。」

……………うん、簡単だったな。とか思ってたら、30秒で答え合わせが終了した。

「それでは、チームの発表と、対戦相手の発表です。負けたチームは、その場で失格、勝ったチームは入学決定です。尚、入学が決まったチームは、卒業するまでそのチームで活動して貰います。まずは、チームの発表です。一番最初のチームは、2人共満点でした。つまり、一番優秀なチームです。
 ー組目は………………………………紅葉山 桐&射命丸 文です。」

「(っ!桐っ!一諸ですっ!)『ぎゅぅ』」

「(ぁ、ぁゃ……ー諸だなっ!!!)」

 文は勢い余って抱きついてきた。俺達の表情は歓喜の色に染まっているに違いない。

「……コホン、1組目の相手は、狗野 葵(あおい)&丸山 利紅(りく)です。それでは2組、凖備を。」

「「「「はい!」」」」

*少年少女準備&移動中*

 ふぅ、文と一諸の組になれて良かったな。違う人とは一諸に戦いたくない。っていうか、文、満点取ったんだなぁ。

「桐!えへへ、今日、本気で戦ってもいいんですよね?……すっごい楽しみです!」

 …………文って少し戦闘狂かもしれない。勘違いだといいんだが……

「……文、本気って言っても、さすがに大怪我は負わせちゃだめだぞ。」

「もちろん、分かってますよ~♪」

*10分後*

 作戦会議をし、と言っても俺達は違う話をしてたけど、武道場へ入る。そこでは、大勢の観客(?)がいた。

「試合…………はじめっ!」

 その声が終わると同時に、文が旋風を巻き起こす。飛び上がった敵チーム…鴉天狗だ。は、文の風でバランスを崩し、墜落してくる。そこを俺の能力で雷を降らせ、とどめをさした。その間、約10秒。

 試験官でさえ、口をポカンと開けている。静寂の中、声を出す者が1人。

「…………つまんない……………………もっと楽しいかと思ったのに…」

 その声で皆、我に返る。そして……

「この勝負、紅葉山 桐、射命丸 文の勝利!よって2人は入学する資格を得ました。帰っていいですよ。」

『ウォーーー!!!』

 一斉に沸き立つ天狗達。

「やったな、文。………文?」

「………………」

 どうやら、きげんを悪くしたらしい。

「あーやちゃん?闘いたいなら、今度俺が相手になってやるから。な?」

「ほんとですか?やったぁっ!」

 途端にパァッと表情が明るくなる。かわいい。

「よし、それじゃ、家に帰ろうか?」

「はいっ!」


{ おまけ }

◆◇試験官視点◇◆

「試合………はじめっ!」

 そう自分が言った声が響く。

 狗野、丸山チームが空へと飛ぼうとした瞬間だった。上から強風が垂直に吹き付け、2人はバランスを崩し、墜落した。それだけではなく、容赦なく雷が降る。流石に威力は操られ、減っている。しかし、それでも少しの間、体が麻痺し、動くことができない2人は、地面に倒れている。……ということは……………

「この勝負、紅葉山 桐、射命丸 文の勝利!」

 圧倒的な差を見せつけて、2人の勝利となった。何故なら…………開始から10秒で2人は勝ってしまったのだから。
 長年(何百年も)この仕事をしているが、こんな勝負、見た事がなかった。自分には2人がこう見えた。


 片方は、風を司り、操る【 風神 】


 片方は、雷を司り、操る【 雷神 】


 まるで、2人の神が舞を踊っているかのような風景だった。




 

はいっ!作者のさきですっ!文ちゃんのテーマの原曲、『風神少女』を聞きながらハイテンションで書いたこの話、文と桐の入学が決まりましたっ!それはそうと、↑って、超いい曲です………聞いたことがない人は、絶対聞いた方がいいですっ!サビの、♪~♪♪~♪♪♪~♪♪~♪~♪♪~って場所が、たまんないです……
 ちなみにいうと、鈴奈庵の『キャスケット文』が可愛いすぎて、半分発狂してますよっ!!!
 桐は、災害の中でも、雷を操るのが好きです。あ、でも、地震も津波も操れますよっ!
<2016/08/10 17:08 さき>消しゴム
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