◇◆桐視点◆◇
碧がこの山に入ってきてから、1ヵ月がたった。彼の怪我は完治し、普通に暮らせるようになった。
「それで、碧、本当に外の世界に帰るんですか?」
「うん、そうしようと思う。」
「……………博麗神社に行きましょう。桐、碧の準備を手伝ってください。終わったら博麗神社につれてきてくださいね。私は先に行ってますから。」
「分かった。」
博麗神社は幻想郷の中心にある。外の世界へと帰るには、そこの巫女にたのむしかない。
5分程して準備をして、博麗神社へと向かった。ちなみに碧は俺が抱えるしかない。……飛べないから。
神社に着いたら、文とあと2人、女性がいた。
「あっ、桐、碧、やっと来ましたね。この人は一代目博麗の巫女の博麗 靈夢(はくれい れいむ)さんです。そしてその隣の方は……」
「私は八雲 紫ですわ。貴方がたはもう知っていると思いますが………」
「幻想郷を創ったのが貴女。そうですね。」
「ええ。そうです。」
どうやら、黒い髪で紅白の巫女服(?)を纏った人が巫女で、金髪美女という感じの人(?)が八雲さんらしい。
「……外の世界に戻りたいという人は誰?早く終わらせたいのだけど…」
「あぁっ、すいません。えっと、彼です。」
「……彼ね。分かった「ちょっと待ちなさい。」……紫?さっきも言ったけど、早く終わらせたいの。」
「ごめんなさい。でも1つ言わせて頂戴。彼、外の世界の人間じゃないわよ。」
「……………どういうこと?」
「簡単に言うと、彼はこの時代の人間ではないということよ。今、この結界から出てしまうと、元の時代には戻れないわ。」
「…………つまり、碧は戻れないんですか…?」
「いいえ、今すぐだと運が悪ければ戻れないけれど……あと数年したら戻れるわよ。その為にも……貴方が覚えていることを教えて。」
「…………オレの名前は須洞 碧。山の中を歩いていて、気が付いたら妖怪の山にいた。」
「他には?」
「………………生年月日が平成……年号しか覚えてない。10月8日。」
「そう。………ちなみに今は、10世紀くらいよ。」
「え?……………10世紀?そ、それって……」
「貴方のいた時代の約1000年前よ。」
「ええっ!?」
「……………あの、すいません、話についていけないんですが………」
「あら、ごめんなさい。つまり、彼を外の世界へ帰すことはできません。」
「………………別にいいです。そんなに帰りたい訳じゃないですから。」
「碧……本当にいいんですか?」
「うん。」
「でも、もう山には帰れないですよ?」
「……分かってる。」
「そうですか……」
「………………碧、どうするつもりだ?」
「……人里ってこの近くだろ?」
「ええ、そうよ。……私が面倒見てあげるから、さっさと帰ってくれる?参拝客が来ないじゃない。これでも私、怒ってるのよ……?…」
「え、ご、ごめんなさい。それでは碧、さよならっ!」
おいおい、文、俺を置いていくな……
「碧、じゃあな。……もう会えないかもしれないけど、また、会えるといいな……」
「……桐……………あぁ、じゃあな。また今度。」
次に会うのはいつになるのだろう。というよりも、また、会えるのだろうか。俺は空をとびながら、家に着くまでずっと、アイツのことを考えていた。
碧がこの山に入ってきてから、1ヵ月がたった。彼の怪我は完治し、普通に暮らせるようになった。
「それで、碧、本当に外の世界に帰るんですか?」
「うん、そうしようと思う。」
「……………博麗神社に行きましょう。桐、碧の準備を手伝ってください。終わったら博麗神社につれてきてくださいね。私は先に行ってますから。」
「分かった。」
博麗神社は幻想郷の中心にある。外の世界へと帰るには、そこの巫女にたのむしかない。
5分程して準備をして、博麗神社へと向かった。ちなみに碧は俺が抱えるしかない。……飛べないから。
神社に着いたら、文とあと2人、女性がいた。
「あっ、桐、碧、やっと来ましたね。この人は一代目博麗の巫女の博麗 靈夢(はくれい れいむ)さんです。そしてその隣の方は……」
「私は八雲 紫ですわ。貴方がたはもう知っていると思いますが………」
「幻想郷を創ったのが貴女。そうですね。」
「ええ。そうです。」
どうやら、黒い髪で紅白の巫女服(?)を纏った人が巫女で、金髪美女という感じの人(?)が八雲さんらしい。
「……外の世界に戻りたいという人は誰?早く終わらせたいのだけど…」
「あぁっ、すいません。えっと、彼です。」
「……彼ね。分かった「ちょっと待ちなさい。」……紫?さっきも言ったけど、早く終わらせたいの。」
「ごめんなさい。でも1つ言わせて頂戴。彼、外の世界の人間じゃないわよ。」
「……………どういうこと?」
「簡単に言うと、彼はこの時代の人間ではないということよ。今、この結界から出てしまうと、元の時代には戻れないわ。」
「…………つまり、碧は戻れないんですか…?」
「いいえ、今すぐだと運が悪ければ戻れないけれど……あと数年したら戻れるわよ。その為にも……貴方が覚えていることを教えて。」
「…………オレの名前は須洞 碧。山の中を歩いていて、気が付いたら妖怪の山にいた。」
「他には?」
「………………生年月日が平成……年号しか覚えてない。10月8日。」
「そう。………ちなみに今は、10世紀くらいよ。」
「え?……………10世紀?そ、それって……」
「貴方のいた時代の約1000年前よ。」
「ええっ!?」
「……………あの、すいません、話についていけないんですが………」
「あら、ごめんなさい。つまり、彼を外の世界へ帰すことはできません。」
「………………別にいいです。そんなに帰りたい訳じゃないですから。」
「碧……本当にいいんですか?」
「うん。」
「でも、もう山には帰れないですよ?」
「……分かってる。」
「そうですか……」
「………………碧、どうするつもりだ?」
「……人里ってこの近くだろ?」
「ええ、そうよ。……私が面倒見てあげるから、さっさと帰ってくれる?参拝客が来ないじゃない。これでも私、怒ってるのよ……?…」
「え、ご、ごめんなさい。それでは碧、さよならっ!」
おいおい、文、俺を置いていくな……
「碧、じゃあな。……もう会えないかもしれないけど、また、会えるといいな……」
「……桐……………あぁ、じゃあな。また今度。」
次に会うのはいつになるのだろう。というよりも、また、会えるのだろうか。俺は空をとびながら、家に着くまでずっと、アイツのことを考えていた。
