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東方文桐録
- 第4話 自由を目指して -


 2人は夜明け近くの空を飛んでいた。ちなみにいうと、鴉天狗の羽根は、出したり、しまったりできる。

 しかし、家を出てからずっと飛びっぱなしである。疲れないわけがなかった。

「あやや!?」

 文がバランスをくずし、落下し始めた。しかし、落下速度より、桐の飛ぶ速度の方が早く、桐は空中で文を受け止めた。

「文、大丈夫か?」

「はい。大丈夫ですよ!!これくらい、平気です......!」

「文.....無理はしないでくれ。ほら、丁度人里があるから、休けいしよう。」

 桐はそういい、地面へと降り立った。

 降りていった先には、森が広がっていた。2人はそこで少し休けいし、空を飛ぶことにより少しだけ乱れていた衣服を整え、人里へと入っていった。

 2人は人里に入ると、まず、これから暮らしていくために、家を建て、お金を稼ぐことにした。

 文の風の刃で、最初に降り立った森の木を斬って製材にし、桐は釘などを用意するために、少し木材を持って、人里へと降りていった。

◇◆桐視点◆◇

 うーん、文を置いてきてしまったけど、文なら大丈夫かな?

 それも大事だけど、まずは金を作らないと!

「きれいに切れた木材でーす! はやくしないとなくなっちゃいますよー!!」

 そう言いながら歩いていると、近くにあった民家から人が出てきて、木材を全て買ってくれた。人里の人から聞いた話によると、このあたりの地主さんらしい。

 俺は地主さんに頼み、釘を買わせてもらった。それにしても、やっぱり文が心配だ。よし!はやく戻ろう!

◇◆文視点◆◇

 桐が人里に着いたのと、ほぼ同時刻.....

「はぁ...やっぱり少し疲れますね.....」

 私は自分のまわりにあった木を、ほとんど木材にし終えた。

 暇だったので、近くにあった石で遊んでいたら、あることに気付いた。なんと、石を持ったまま、能力を使うと、風は石の中へと吸い込まれるかのようにして、消えていった。そして、その石を割ってみると..........中から、風が出てきた。それから少しして、桐が帰ってきた。

◇◆三人称視点◆◇

「文!!大丈夫か?俺がいなかった間、何もなかったか!?」

「桐。大丈夫ですよ。何もなかったです。   あっ!そうだ!桐、この石、見ててくださいね!えいっ!」

 文は石を投げた。すると、石が割れ、中から風が出てきた。ちなみにいうと、桐は文の石を投げるときの『えいっ!』という声で気絶寸前だ。

「文っ!これはすごいな!よしっ!これも人里で護身用として売ろう!!!  あっ!そうだった。文。木はどれくらい切れたか?」

「ほとんど全部切りましたよ。」

「文は作業がはやいなぁ。それじゃあ、家を作ろう!その間、文はさっきみたいな石を作ってくれ。」

「はい!分かりました。私は丁度いいくらいの石を探してきますね!」

 こうして2人のお金を稼ぐための人里での暮らしが始まったのであった。

 はいっ!遅れてしまってすいません!さきです。これから、平日は2日に1回、休日はなるべくたくさん更新できるようにしようと思います。
 作者はあややファンですので、文だけ特別扱いするかもしれませんが、よろしくお願いします↓以下、設定。
 紅葉山 桐(もみじやま きり)
・瞳の色は、文と真逆の深い海のような青色。(マリンブルーより、少し濃い青) 
<2016/06/29 05:59 さき>消しゴム
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