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東方文桐録
- 第42話 ひとりぼっちじゃない……? -


 遠くから聞こえる、自分を蔑む声。おそらく俺には聞こえていないと思っているのだろう。
 ムカついたので後ろから気付かれないように近付き、話しかけてみた。

「……何を話してるのか、教えてくれるかな?」

「え……あ、あの……初めまして、桐様。」

「桐でいいよ。あと、普通に話してくれると嬉しいな。」

「はい。えーと、……これからのこの山はどうなるのかなー、と。」

「そっか、ありがとう。これからよろしく。」

 一方的に話を切り上げ、もといた席に着く。ちなみに寮内での名簿順だ。
 

 ……なるほど、きっと悪意はないのだろう。完全な嘘ではない。

 先程聞こえたのは、噴火の際に俺がどこにいたのだろうか、という問いに能力で予知して逃げたんだ、という答え。

 俺は少しくらい操ることはできても、予知はできない。できたらこんなに被害はでなかっただろう。
 俺以外の天魔一族は皆、結界に閉じ込められたのだから、こんな言葉が出るのも無理はない。

 入学してから1週間は過ぎている。できるだけ自分から話しかけているが、向こうから話しかけてきたことはない。文は忙しそうだし(他の女子に連れ回されている。)……つまり俺は、ぼっちな訳だ。

 この学校では、年に何回も行事があるらしく、妖力が多く、質が高い者などを集めて、弾幕ごっこ擬きもやっている。もちろん、寮対抗でだ。全く……これで、俺以外の転生者・外来人の介入がある可能性が上がった。

 行事は、入学式の2週間後にある『新入生歓迎会』、5月下旬にある『体育祭』、夏休み前にある『試験』、10月下旬にある『文化祭』、卒業式の1週間前にある『学年末寮対抗大会』などがあり、これらは全て休日(土)を使い、行われるらしい。ちなみに、土、日は休みで、学校内ならばどこへ行ってもいいことになっている。

 この学校には、主に『校舎』、その中に分からないように仕掛けがされている『寮』、『屋上』、『外庭』、『運動場』、『体育館』、専門科で使う『競技場×5』、何に使うか分からない『練習場』、『商店街』などがあり、休日にはどこへ行ってもいい。





 また、休日にでも文を誘って学校探険をしてみようか。これだけ広い学校だ、きっと楽しいだろう。
……文と話したい。今までずっと一緒に行動していたぶん、話したいときに話せない、会いたいときに会えないというのは、相当きついものがある。

 このまま卒業まで、ずっとぼっちなのかな、俺……。



 

 はい!さきですよ!
 今日は8月6日……あやれいむの日です!
 さて…………宿題が終わらないっ!!!そして疲れたっ!!!
 まあ、それでも更新はしますけどね。
 そして、今回のサブタイトル。作者の好きなゲームの映画の主題歌に記号を付けて『ぼっち感』を出しました!
完っ全な思い付きです!
<2017/08/06 22:29 さき>消しゴム
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