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東方文桐録
- 第44話 にらめっこ? -

 朝、目を開ける。

 すると、誰かが朝日を背にして枕元に座っているようで、顔の辺りに影が落ちていた。

 自分が口を開く前に、相手が……彼女がロを聞く。

「…………おはようございます、桐。」

「……おはよう、文。」

 彼女は何故ここにいるのだろうか。

「桐…………貴方の今日の目標を聞かせてください。」

「勿論優勝に決まってる。出るからには勝ちたい。」

「……そう、ですよね。ありがとうございます。それでは、また後で。」

「ちょっと待ってくれ、文。」

 逆光のせいで彼女の顔は良く見えなかったが、予想してみるに堅い表情をしていると思う。

「どうしました?」

 身体を起こして彼女の目を正面から見つめる。こういうときは……

「にーらめっこしーましょ、わーらうーとまーけよ、あっぷっぷ!」

「……え?」

 俺渾身の変顔を决めると、彼女の口角は段々と上がっていく。

「…………」

「ぅ、あ、ふふ、は、ぁ、ふ……ひぅ…………もう、何するんですか!」

「わーい、勝ったー。」

「棒読みで言わないでください!今でも、もう……笑っちゃいそうなんですからっ!」

 必死な彼女の姿を見ていたら、こっちまで笑えてきた。



 やっと笑いが収まると、彼女はこちらを見てたった一言言葉を紡ぐ。

「絶対に、勝ちましょう。」

 彼女の姿は、橙色とも桃色ともいえる美しい空へと消えていった。きっと練習をするのだろう。

               ・・
 俺は今回の闘いにおいて、ある縛りをすることにした。

1つ、できるかぎり雷は使わない。いくら妖径が丈夫だといっても、相手を殺してしまわない保証はない。
2つ、自分一人で闘わない。仲間との連携も必要だ。
3つ、勝っても負けても自惚れず、真剣に闘う。

 果たして俺は、この縛りを守ることができるのだろうか。

はい、お久し振りです。さきです。
 これにはちゃんとした理由がありまして……夏休みが終わったと思ったらすぐにテストがあって、そこからまたすぐに部活の大会や、運動公園での練習などなど……やらなきゃいけないことが山ほどありましたので。
 これからも更新できないことが多々あると思いますが、絶対に失踪だけはしません!
<2017/09/30 20:55 さき>消しゴム
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