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東方文桐録
- 第8話 一諸に寝よう! -

◇◆桐視点◆◇

「なぁ、桐。都で今、有名な『かぐや姫』様を知ってるか?」

「? それ、誰だ?」

 俺は今、隣の人里にある、『幸狐亭』、すなわち、幸古の店(家)に、文と一諸に遊びに来ている。

「………あっ!思い出しました!ご近所さんに聞いた話だと、都の貴族の方が、揃いも揃って求婚したにも関わらずに、揃いも揃って断わったという、美しくて我がままなお姫様だそうですよ。」

「………絶対、文の方がかわいい………」

「………そうだな……きっと……文さんの方が…………かわいい…………」

「? 2人とも、声が小さいですよ?さっきまで、桐も、幸古さんも普通でしたよね?ぐあいが悪いんですか?」

「……俺は大丈夫だぞ。」

「……僕も大丈夫だよ。」

「そうですか。分かりました。」

 『かぐや姫』か………きっと、とういか絶対、100%文の方がかわいいな。俺、I love Ayaだし。

 まあ、見に行っても損はないと思うしな………でも、見れるか、会えるかも分からないしな………何日都に滞在するかさえも分からないから、もっと金がいるかもしれない。よし、決めた!

「文、幸古、よく聞いてくれ、大事な話がある。」

 文の顔がまっ青になっている。

「ま、まさか、いや、です………!」

「大丈夫だ文。置いてかないから。」

「?」

 幸古の頭に?が浮かんでいる。

「幸古もよく聞いとけよ。幸古さえよければ、つれてくから。」

「?うん、分かった。」

「よしっ!俺は……10月くらいに都に行こうと思う!運が良ければ、『かぐや姫』にも会えると思うしな!」

「そ、それって、桐、僕もつれてってくれるのか?」

「あぁ。友達だからな!!」

「きり………おいてかないで、くださいよぉっ!」

「大丈夫。文もちゃんとつれてくから。なぁ?『ナデナデ』」

「はうぅっ///きりーーっ!だいすきですー♡」

「よし、よし。(ちょっと待ってくれ。文、かわいすぎるぞ。このままいくと、確実に気絶する!でも、文をもっと見てたい………♡)」

「ところで桐、10月までの間、何をするんだ?(やばい、僕も文さんナデナデしたい。もう、文さんじゃなくて、文とかあややとか文たんとか文ちゃんって呼びたいーーーー!!!!!)」

 よし、幸古、丁度いいタイミングだ!でも、幸古が邪なことを考えてた気が…………。

「あぁ、そのことか。まずは金稼ぎだ。都にいる間、嫌でも金がいるだろ?まぁ、文さえいれば簡単だけどな。」

「きり…?どういうことですか?」

「えっと……その……文の作る風嵐石はいい値段で売れるし、文はかわいいから、客もくる。=(イコール)金がザックザク。」

「か、か、かわいい、ですかぁ?//////(反則ですよぉ)」

「僕はどうしよう……。」

「幸古さえよければ文を貸すぞ。」

「ふぇ!?私ですかぁ!?」

「文、お手伝いしてくれるよなぁ?」

「うぅっ!分かりました!お手伝いすればいいんでしょう!」

「と、いう訳で、幸古さえよければ、文を貸すぞ。そうすれば、客がたくさん来るからなぁ…。」

「ぜ、ぜひお願いします!文さん!」

「………文でいいですよ。友達ですし。」

「じゃあ、文は何で敬語なの?」

「そ、それは、癖ですっ。」

 グッハァ!?かわいい!かわいいぞ文!

………よく見ると、幸古もグッハァ!?ってなってるな……。よし、決めた!

「文、幸古!今日は3人で寝るぞ!」

「ふぇ?いいですよ。」

「えぇっ!?で、でも、文は女の子だよ!?」

「?だからどうした?」

「いや、だからその、えっと………」

「?いつも一諸に寝てるぞ?」

「え?えぇっ!?」

「?どうしましたか?」

「……べ、別に、文がそれでいいならいいんだけど………………。」

「文。大丈夫だよな?」

「?大丈夫ですよ?」

「それに、都に行くときもどうせ一諸に寝るしなぁ。」

「え?ええぇっーーーーーー!?」

 プププププ!!!!!!幸古の反応がものすごーーーく楽しい。アイツ、絶対に誰かと寝たことないタイプだからな!それに対して俺は毎日ものすごくかわいい文と寝てるからな!耐性ができてるんだぞ!

「とにかく、今曰は一諸に寝るぞーー!!!」

 その日は、文→桐→幸古の順で左から寝た。

 次の日、朝一番に起きた幸古が見た光景については、また次の機会に。

はいっ!作者のさきです!   9回更新チャレンジ 9回中、2回目
 感想をくださった方がいらっしゃられて、とてもうれしかったです!これからも頑張って書いて、完結まで持っていこうと思います!(結構長いストーリー構成ですので、頑張らないといけませんね………) ↓以下、設定↓
 東野 幸古(ひがしの こうこ)
・桐を羨ましく思っている少年。文を撫でたいと思っているが、恥ずかしくてできない///一人称は『僕』。
<2016/07/09 14:52 さき>消しゴム
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