おれは、ロクサーヌと真正面から向かい合った。
過去、ロクサーヌの乳を搾ったのは後ろから------
つまり、彼女の乳房を生で見たことはない。
でも。
今は、真正面。
大きな乳輪にいやらしい乳首。
そして、母乳たっぷりの乳房------。
目の前にある双乳は、あまりに豊満だった。
あまりに巨大だった。
あまりにふくよかで、あまりにたわわで、
あまりに重量感たっぷりで、あまりにエロティックだった。
最初からこんな豊乳を見せつけられていたら、
おれは、もっと早く理性を失っていたかもしれない。
ロクサーヌ「リュート殿に、お乳を見せてしまいました……」
少し恥ずかしそうにロクサーヌが言った。
その羞じらいに、欲望がきゅんと疼く。
ロクサーヌ「大き……すぎますか……?」
リュート「いいえ。大好きな大きさです」
ロクサーヌ「よかった……」
リュート「ほんと、奥方様のオッパイは美しいです」
ロクサーヌ「ロクサーヌって呼んで……」
リュート「では……ロクサーヌ様」
ロクサーヌ「はい♪」
リュート「ほんとにいいお乳をお持ちですね」
ロクサーヌ「くす。騎士学校では、お乳の扱い方はお勉強になった?」
リュート「いえ」
ロクサーヌ「じゃ、練習しましょっか。
お乳は、思い切り両手で搾るのよ」
リュート「はい、ロクサーヌ様」
ロクサーヌ「うんと、搾ってね」
リュート「はい。でも、声を立てないで」
ロクサーヌ「ええ……がんばってみるわ」
--------------------------------------------------------------------------------、
ロクサーヌ「今度は……オッパイを吸って……
お願い……これ以上切なくさせないで……」
ロクサーヌがおれの腕をつかんだ。
ついに、奥方があからさまに性的なお願いを口にしていた。
乳搾りまでは、まだ人助けだと言い訳できる。
しかし、人妻の乳房を吸ってしまっては、言い逃れできない。
でも、おれの返事は決まっていた。
こんな甘美な申し出を断る理由など、どこにもない。
リュート「ほんとにいけない奥方」
ロクサーヌ「うわっ……ロ、ロクサーヌ様っ……!」
不意にロクサーヌが体重を預け、おれにのしかかってきた。
どすんとおれは倒れた。
その上に、四つん這いでロクサーヌが覆いかぶさる。
凄い眺めだった。
胴体から垂れ下がった豊熟した乳房が、
真下を向いてゆらゆらと揺れている。
淫らな垂れっぷりに、淫らな揺れっぷりだ。
まさにもぎ取られ吸われることを待つ、生贄の果実だった。
牛の乳よりも迫力のある爆乳が双つ、
おれに向かって淫らに揺れている。
(あぁっ……オッパイが顔に……)
(気持ちいい……!)
ごうと欲望が込み上げた。
吸わないなんて、言えるはずがなかった。
おれはもはや、欲望の騎士だった。
ずっと、このオッパイをしゃぶりたかったのだ。
--------------------------------------------------------------------------------
ロクサーヌが切ない表情でおれの腕をつかんだ。
つかまれた拍子に、おれのペ〇スが
ロクサーヌの身体に触れる。
ロクサーヌ「もうだめ……我慢できない……」
リュート「ロクサーヌ様のお乳、美味しい……」
ロクサーヌ「お乳だけなんて、いや……
リュート殿のあれを……あれを……」
ロクサーヌが泣きそうな様子で懇願する。
堕ちた……とおれは思った。
自分の中の遠くで、魔の血が騒いだ。
ついに、彼女は性の世界に落ちたのだ。
と同時におれも、禁断の世界に足を踏み入れていた。
おれは手を尻に伸ばし、
欲情溢れる豊臀(ほうでん)をつかんだ。
下着を脱いでペ〇スを露わにすると、
ロクサーヌの目がキラキラと輝いた。
女の幸せは、肉体の幸せ。
ずっと夫に相手にされずにいたのだ。
どれほど望んだことだろう。
どれほど欲したことだろう。
その欲してやまなかった男の一物が、すぐ自分の下にある。
ロクサーヌは表情を弾ませながら、ゆっくりと腰を落とした。
--------------------------------------------------------------------------------
おれはついに罪を犯してしまった。
汝、他人の妻を姦淫するなかれ。
その掟を破って、姦淫してしまった。
美しい人妻を。
素晴らしい乳房の人妻を。
思い切り犯し、姦淫してしまった。
でも、その罪のなんたる心地よさよ。
他人の女をものにし、
女の膣に精液をぶちまけたその素晴らしさよ。
おれは満足のため息をついた。
ロクサーヌもため息をついておれを見上げた。
今まで浮かべたことがないほど、
キラキラと輝いて幸せそうな瞳で、おれを見つめている。
ロクサーヌ「リュート殿……ステキでした」
リュート「ロクサーヌ様も……本当に淫らな声をいっぱい……」
ロクサーヌ「ああ……恥ずかしい……いっぱい大きな声を……」
リュート「ほんと、よく感じるんですね」
ロクサーヌ「だって、リュート殿がお乳を吸いながら
お突きになるから」
ロクサーヌが恥じらう。
リュート「満足なさいましたか?」
ロクサーヌ「はい……とっても……」
ロクサーヌはおれに乳房を押しつけて、くすっと微笑んだ。
ロクサーヌ「リュート殿……愛しい方……」
さらに屈んで、おれに口づけをする。
おれも自然に口づけを返した。
まだペ〇スはロクサーヌの中で脈打っていた。
膣のあたたかさが、幸せなくらい心地よかった。
--------------------------------------------------------------------------------
リュート・ヘンデが精を出して果てた頃、
アーボイン長官は一人、自分の部屋で届いた親書を見ながら
家令が戻ってくるのを待っていた。
ガチャッ!
アーボイン「おおっ、マドワーズ。どうであった?」
マドワーズ「へへ、ばっちりでやすよ」
アーボイン「やったか!?」
マドワーズ「思い切りやってやしたよ。ドアに耳を当てていたら、
奥方の元気な声が聞こえてきやしたよ。
あれは間違いなく入れてやすね」
アーボイン「おおっ……ついに」
興奮してアーボイン長官は声をふるわせた。
アーボイン「2つもチャンスが来ようとはな」
マドワーズ「王子がいらっしゃるまで待ちますか」
アーボイン「3日も待っておられん。時は来れりだ。今踏み込むぞ」
マドワーズ「へい」
2人は一気にドアに押しかけた。
が------。
ガタガタガタ
アーボイン「ン?どうしたのだ」
マドワーズ「あれ。おかしいですね」
ガタ!
ガタガタガタ!
マドワーズ「あれ?開きやせんよ」
アーボイン「おまえ、どうやって入ってきたのだ?」
マドワーズ「いや、入ってくる時は開いたんですけど……
な、なんで開かないんだ?くそう!」
ガタ!
ガタガタガタ!
渾身の力をこめて扉を開けようとするが、
まったく開いてくれない。
アーボイン「おい、なぜ開かない!」
マドワーズ「そんなこと言われても……ンンッ!ンッ!ンッ!」
マドワーズが踏ん張るが、扉はびくともしない。
マドワーズ「おい!誰かそこにいるのか!?
つっかえをしているのなら、開けろ!」
声を荒げてみるが、返事がない。
マドワーズ「おい!守備兵!守備兵!誰か、聞こえないのか!
起きていたら返事しろ!おいっ!!」
アーボイン「わしだ、長官だ!閉じ込められて出られないのだ!
何とかしろ!おい!」
2人が声を張り上げるが、やはり反応はなし。
アーボイン「まずいぞ、マドワーズ。これでは間に合わぬ……!」
マドワーズ「若造が部屋に帰っちまったら、
もう台無しです……くそう、なんで開かないんだ」
アーボイン「マドワーズ、おまえも押せ」
マドワーズ「へい」
アーボイン「んん~~っ!」
マドワーズ「んん~~っ!」
アーボイン「ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬっ!」
マドワーズ「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぅ!」
アーボイン「ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ
ぬぬぬぬ……うっ!」
マドワーズ「ちょ、長官……!」
アーボイン「うっ……め、目眩が……」
マドワーズ「無理をなさるから」
アーボイン「おのれ……せっかくの好機を逃してしまうとは……
何の呪いだ……」
アーボインが手を宙にやってばたりと倒れた。
マドワーズ「長官!」
--------------------------------------------------------------------------------
慌ててマドワーズは長官を担いでベッドに寝かせた。
幸い、大事はないようだ。
うう……と天井を向いて唸っている。
だが、その姿を、
そばで見ながらくすくす笑っている者がいた。
リュートの忠実な悪魔、シャムシェルである。
どうやら、
ずっとその場にいて二人のやりとりを聞いていたらしい。
シャムシェル「くすくすくす……お馬鹿さん。
そう簡単にリュートのところに行かせるわけないじゃん」
嬉しそうにけたけたと笑う。
シャムシェル「残念ながらドアは開きません。
リュートが寝るまで開かないようになってるから、
あきらめてね~。くすくすくす」
どうやら、ドアが開かなかったのは、
このサキュバスのせいらしい。
さすが悪魔である。
きっと魔力で一時的に扉が開かないようにしたに違いない。
おまけに外に声が聞こえないようにもしたのだろう。
シャムシェル「さ~てと。リュートのところに行こうかな。
今日はいっぱい仕事をしたから、
リュートにご褒美もらわなきゃ」
--------------------------------------------------------------------------------
おれは服を着直して、ロクサーヌと向き直っていた。
ロクサーヌもすでに身支度をして、おれを見つめている。
ロクサーヌ「リュート殿……」
愛しそうにおれに手を伸ばして、おれの服を直す。
まるで、おれの妻になったみたいだ。
ロクサーヌ「後悔……なさっています?」
リュート「いいえ」
ロクサーヌ「わたしも……。神の道に背いてしまいましたけど、
わたし、後悔していません」
それはおれも同じだった。
いったい、神の道が何だというのか。
人の道は、神の道とは違う。もちろん、男と女の道も------。
ロクサーヌ「また……明日部屋にいらしてくださいね。お待ちしてます」
リュート「お休みなさい」
ロクサーヌ「お休みなさい……リュート殿」
ロクサーヌはおれに顔を近づけた。
一瞬唇に自分の唇を押しつけようとしたが、
ためらって、結局おれのほっぺたに唇を押しつけた。
おれも頬にキスを返して、部屋を出た。
--------------------------------------------------------------------------------
大広間にはいびきが聞こえていた。
あれだけロクサーヌが乱れたにもかかわらず、
守備兵たちは眠っている。
神のご加護か。
それとも、堕落への導きか。
おれは部屋に戻った。
過去、ロクサーヌの乳を搾ったのは後ろから------
つまり、彼女の乳房を生で見たことはない。
でも。
今は、真正面。
大きな乳輪にいやらしい乳首。
そして、母乳たっぷりの乳房------。
目の前にある双乳は、あまりに豊満だった。
あまりに巨大だった。
あまりにふくよかで、あまりにたわわで、
あまりに重量感たっぷりで、あまりにエロティックだった。
最初からこんな豊乳を見せつけられていたら、
おれは、もっと早く理性を失っていたかもしれない。
ロクサーヌ「リュート殿に、お乳を見せてしまいました……」
少し恥ずかしそうにロクサーヌが言った。
その羞じらいに、欲望がきゅんと疼く。
ロクサーヌ「大き……すぎますか……?」
リュート「いいえ。大好きな大きさです」
ロクサーヌ「よかった……」
リュート「ほんと、奥方様のオッパイは美しいです」
ロクサーヌ「ロクサーヌって呼んで……」
リュート「では……ロクサーヌ様」
ロクサーヌ「はい♪」
リュート「ほんとにいいお乳をお持ちですね」
ロクサーヌ「くす。騎士学校では、お乳の扱い方はお勉強になった?」
リュート「いえ」
ロクサーヌ「じゃ、練習しましょっか。
お乳は、思い切り両手で搾るのよ」
リュート「はい、ロクサーヌ様」
ロクサーヌ「うんと、搾ってね」
リュート「はい。でも、声を立てないで」
ロクサーヌ「ええ……がんばってみるわ」
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ロクサーヌ「今度は……オッパイを吸って……
お願い……これ以上切なくさせないで……」
ロクサーヌがおれの腕をつかんだ。
ついに、奥方があからさまに性的なお願いを口にしていた。
乳搾りまでは、まだ人助けだと言い訳できる。
しかし、人妻の乳房を吸ってしまっては、言い逃れできない。
でも、おれの返事は決まっていた。
こんな甘美な申し出を断る理由など、どこにもない。
リュート「ほんとにいけない奥方」
ロクサーヌ「うわっ……ロ、ロクサーヌ様っ……!」
不意にロクサーヌが体重を預け、おれにのしかかってきた。
どすんとおれは倒れた。
その上に、四つん這いでロクサーヌが覆いかぶさる。
凄い眺めだった。
胴体から垂れ下がった豊熟した乳房が、
真下を向いてゆらゆらと揺れている。
淫らな垂れっぷりに、淫らな揺れっぷりだ。
まさにもぎ取られ吸われることを待つ、生贄の果実だった。
牛の乳よりも迫力のある爆乳が双つ、
おれに向かって淫らに揺れている。
(あぁっ……オッパイが顔に……)
(気持ちいい……!)
ごうと欲望が込み上げた。
吸わないなんて、言えるはずがなかった。
おれはもはや、欲望の騎士だった。
ずっと、このオッパイをしゃぶりたかったのだ。
--------------------------------------------------------------------------------
ロクサーヌが切ない表情でおれの腕をつかんだ。
つかまれた拍子に、おれのペ〇スが
ロクサーヌの身体に触れる。
ロクサーヌ「もうだめ……我慢できない……」
リュート「ロクサーヌ様のお乳、美味しい……」
ロクサーヌ「お乳だけなんて、いや……
リュート殿のあれを……あれを……」
ロクサーヌが泣きそうな様子で懇願する。
堕ちた……とおれは思った。
自分の中の遠くで、魔の血が騒いだ。
ついに、彼女は性の世界に落ちたのだ。
と同時におれも、禁断の世界に足を踏み入れていた。
おれは手を尻に伸ばし、
欲情溢れる豊臀(ほうでん)をつかんだ。
下着を脱いでペ〇スを露わにすると、
ロクサーヌの目がキラキラと輝いた。
女の幸せは、肉体の幸せ。
ずっと夫に相手にされずにいたのだ。
どれほど望んだことだろう。
どれほど欲したことだろう。
その欲してやまなかった男の一物が、すぐ自分の下にある。
ロクサーヌは表情を弾ませながら、ゆっくりと腰を落とした。
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おれはついに罪を犯してしまった。
汝、他人の妻を姦淫するなかれ。
その掟を破って、姦淫してしまった。
美しい人妻を。
素晴らしい乳房の人妻を。
思い切り犯し、姦淫してしまった。
でも、その罪のなんたる心地よさよ。
他人の女をものにし、
女の膣に精液をぶちまけたその素晴らしさよ。
おれは満足のため息をついた。
ロクサーヌもため息をついておれを見上げた。
今まで浮かべたことがないほど、
キラキラと輝いて幸せそうな瞳で、おれを見つめている。
ロクサーヌ「リュート殿……ステキでした」
リュート「ロクサーヌ様も……本当に淫らな声をいっぱい……」
ロクサーヌ「ああ……恥ずかしい……いっぱい大きな声を……」
リュート「ほんと、よく感じるんですね」
ロクサーヌ「だって、リュート殿がお乳を吸いながら
お突きになるから」
ロクサーヌが恥じらう。
リュート「満足なさいましたか?」
ロクサーヌ「はい……とっても……」
ロクサーヌはおれに乳房を押しつけて、くすっと微笑んだ。
ロクサーヌ「リュート殿……愛しい方……」
さらに屈んで、おれに口づけをする。
おれも自然に口づけを返した。
まだペ〇スはロクサーヌの中で脈打っていた。
膣のあたたかさが、幸せなくらい心地よかった。
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リュート・ヘンデが精を出して果てた頃、
アーボイン長官は一人、自分の部屋で届いた親書を見ながら
家令が戻ってくるのを待っていた。
ガチャッ!
アーボイン「おおっ、マドワーズ。どうであった?」
マドワーズ「へへ、ばっちりでやすよ」
アーボイン「やったか!?」
マドワーズ「思い切りやってやしたよ。ドアに耳を当てていたら、
奥方の元気な声が聞こえてきやしたよ。
あれは間違いなく入れてやすね」
アーボイン「おおっ……ついに」
興奮してアーボイン長官は声をふるわせた。
アーボイン「2つもチャンスが来ようとはな」
マドワーズ「王子がいらっしゃるまで待ちますか」
アーボイン「3日も待っておられん。時は来れりだ。今踏み込むぞ」
マドワーズ「へい」
2人は一気にドアに押しかけた。
が------。
ガタガタガタ
アーボイン「ン?どうしたのだ」
マドワーズ「あれ。おかしいですね」
ガタ!
ガタガタガタ!
マドワーズ「あれ?開きやせんよ」
アーボイン「おまえ、どうやって入ってきたのだ?」
マドワーズ「いや、入ってくる時は開いたんですけど……
な、なんで開かないんだ?くそう!」
ガタ!
ガタガタガタ!
渾身の力をこめて扉を開けようとするが、
まったく開いてくれない。
アーボイン「おい、なぜ開かない!」
マドワーズ「そんなこと言われても……ンンッ!ンッ!ンッ!」
マドワーズが踏ん張るが、扉はびくともしない。
マドワーズ「おい!誰かそこにいるのか!?
つっかえをしているのなら、開けろ!」
声を荒げてみるが、返事がない。
マドワーズ「おい!守備兵!守備兵!誰か、聞こえないのか!
起きていたら返事しろ!おいっ!!」
アーボイン「わしだ、長官だ!閉じ込められて出られないのだ!
何とかしろ!おい!」
2人が声を張り上げるが、やはり反応はなし。
アーボイン「まずいぞ、マドワーズ。これでは間に合わぬ……!」
マドワーズ「若造が部屋に帰っちまったら、
もう台無しです……くそう、なんで開かないんだ」
アーボイン「マドワーズ、おまえも押せ」
マドワーズ「へい」
アーボイン「んん~~っ!」
マドワーズ「んん~~っ!」
アーボイン「ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬっ!」
マドワーズ「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぅ!」
アーボイン「ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ
ぬぬぬぬ……うっ!」
マドワーズ「ちょ、長官……!」
アーボイン「うっ……め、目眩が……」
マドワーズ「無理をなさるから」
アーボイン「おのれ……せっかくの好機を逃してしまうとは……
何の呪いだ……」
アーボインが手を宙にやってばたりと倒れた。
マドワーズ「長官!」
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慌ててマドワーズは長官を担いでベッドに寝かせた。
幸い、大事はないようだ。
うう……と天井を向いて唸っている。
だが、その姿を、
そばで見ながらくすくす笑っている者がいた。
リュートの忠実な悪魔、シャムシェルである。
どうやら、
ずっとその場にいて二人のやりとりを聞いていたらしい。
シャムシェル「くすくすくす……お馬鹿さん。
そう簡単にリュートのところに行かせるわけないじゃん」
嬉しそうにけたけたと笑う。
シャムシェル「残念ながらドアは開きません。
リュートが寝るまで開かないようになってるから、
あきらめてね~。くすくすくす」
どうやら、ドアが開かなかったのは、
このサキュバスのせいらしい。
さすが悪魔である。
きっと魔力で一時的に扉が開かないようにしたに違いない。
おまけに外に声が聞こえないようにもしたのだろう。
シャムシェル「さ~てと。リュートのところに行こうかな。
今日はいっぱい仕事をしたから、
リュートにご褒美もらわなきゃ」
--------------------------------------------------------------------------------
おれは服を着直して、ロクサーヌと向き直っていた。
ロクサーヌもすでに身支度をして、おれを見つめている。
ロクサーヌ「リュート殿……」
愛しそうにおれに手を伸ばして、おれの服を直す。
まるで、おれの妻になったみたいだ。
ロクサーヌ「後悔……なさっています?」
リュート「いいえ」
ロクサーヌ「わたしも……。神の道に背いてしまいましたけど、
わたし、後悔していません」
それはおれも同じだった。
いったい、神の道が何だというのか。
人の道は、神の道とは違う。もちろん、男と女の道も------。
ロクサーヌ「また……明日部屋にいらしてくださいね。お待ちしてます」
リュート「お休みなさい」
ロクサーヌ「お休みなさい……リュート殿」
ロクサーヌはおれに顔を近づけた。
一瞬唇に自分の唇を押しつけようとしたが、
ためらって、結局おれのほっぺたに唇を押しつけた。
おれも頬にキスを返して、部屋を出た。
--------------------------------------------------------------------------------
大広間にはいびきが聞こえていた。
あれだけロクサーヌが乱れたにもかかわらず、
守備兵たちは眠っている。
神のご加護か。
それとも、堕落への導きか。
おれは部屋に戻った。
