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エッチな騎士の成り上がり
- 辺境乱乳編22 -

部屋に戻ると、蝋燭の炎を灯してシャムシェルが待っていた。

シャムシェル「お帰り~♪」

シャムシェルがすり寄る。

ロクサーヌと別れて心と股間の寂しさを味わっていただけに、
おれは思わず微笑んでしまった。

シャムシェルがムチムチと胸を押しつける。

気持ちいい。

その感触に、ついついシャムシェルの胸に目が行ってしまう。

シャムシェル「何?」

リュート「いや、何でも……。今までどこ行ってたんだ?
     今日は大変だったんだぞ」

シャムシェル「知ってるよ。長官、死んだんでしょ」

リュート「まだ死んでないけど」

シャムシェル「よかったね、長官が倒れてくれて」

リュート「おまえ……まさか、何かやったのか?」

シャムシェル「な~んにも。こうなるってわかってたから放ってたの。
       でも、おもしろいのが見つかったよ」

シャムシェルは不意に妙な紙切れをおれの前にちらつかせた。

シャムシェル「これ、な~んだ」

リュート「それ、おれがリンゴバルトからもらってきた手紙だろ」

シャムシェル「中身、見た?」

リュート「見るわけないだろ」

シャムシェル「わたし、見ちゃった」

リュート「何」

シャムシェル「凄いこと書いてたよ」

リュート「浮気のことだろ」

シャムシェル「浮気で隣国まで行くと思う?」

確かにその通りだった。

シャムシェル「他にもいっぱい手紙持ってきたの」

リュート「それ、盗みだぞ」

シャムシェル「リュートを守るためだよ。
       あの長官、やっぱりろくでもなしだったんだから」

リュート「何かやってたのか?」

シャムシェル「今頃、マドワーズはこれを探しまくってるよ」

リュート「……何なんだ?」

シャムシェル「知りたい?」

リュート「うん」

シャムシェル「じゃあ、ご褒美ちょうだい」

シャムシェルがにこにこしてみせた。

ご褒美とは、もちろんパ〇ズリのことに違いない。

シャムシェル「リュートが人間としている間、わたし、
       ずっとこれ探しまくってたんだよ。リュートを出世させて
       あげようと思って。大変だったんだから」

シャムシェル「なのに、リュートったら人間とばかりして」

シャムシェルが少しプンスカしてみせる。

妬いてるのだろうか。

シャムシェル「パ〇ズリさせてくれないと、暴れるぞ。
       これ、全部燃やしちゃうぞ」

リュート「そんな、先に見せてくれよ」

シャムシェル「だめぇ。パ〇ズリが先」

シャムシェルは譲らない。

リュート「じゃあ、いいよ。パ〇ズリして」

シャムシェル「くす。また、思い切り気絶させちゃうから」

リュート「騎士を舐めるな」

シャムシェル「くす。舐めちゃう」

シャムシェルがベッドに横たわり、
おれはその上に跨(また)がった。

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おれは絶叫した。

跨(また)がったまま、頭の中が真っ白になった。

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いつ倒れたのかは覚えていない。

ただ、シャムシェルに跨(また)がって
パ〇ズリフ〇ラをされながら、
おれはまたしても気を失ってしまっていた。

シャムシェル「リュート」

……。

シャムシェル「リュート、起きて」

……。

シャムシェル「リュート!」

シャムシェルがおれを覗き込んでいた。

リュート「おれ、また……」

シャムシェル「長官の部屋に、誰か来てるよ」

リュート「え?誰かって?」

シャムシェル「これを探しに来たんだよ」

言って、シャムシェルは手紙を見せた。

アーボイン長官殿という言葉で始まっている。

<<わたくしも同じく騎士官僚制には反対の者------>>

<<時期が来れば、軍を率いて王------>>

おれははっとした。

しかも、手紙の差出人は------

リュート「これって……」

シャムシェル「わかった?」

リュート「あの長官、こんなことを……」

シャムシェル「だから、ろくなこと考えてないよって言ったの」

リュート「これ、一刻も早く王都に送らなきゃ」

シャムシェル「送った相手がワルだったらどうする?」

おれは戸惑った。

そうだ、内通者に送ってしまう可能性もあるわけだ。

ならば、誰に------?

シャムシェル「ここは逆利用してみない?」

リュート「逆利用?」

シャムシェル「そ。でっかいネズミを捕まえてみない?」

リュート「でかいネズミ?」

シャムシェル「その前に小さなネズミを罠にかけるのが先決だけど」

シャムシェルはくすくすと笑った。

何か考えがあるらしい。

シャムシェル「今、長官の部屋でゴソゴソしてるやつ、誰かわかる?」

リュート「誰って……」

おれははっとした。

リュート「まさか」

シャムシェル「そ。罠にはめてみない?」

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おれはこっそり、長官室に入った。

もちろん、シャムシェルもいっしょだ。

魔力のおかげで、ドアを開けてもまったく音がしない。

真夜中だというのに、蝋燭の炎が灯っていた。
机のあたりでは、ごそごそと妙な人影が動きまわっている。

シャムシェルが無言で笑った。

合図だ。

おれもうなずいて、わざと声を響かせた。

リュート「何を探している!」

マドワーズ「ひっ!!」

思った通り、そこにいたのは家令のマドワーズだった。

マドワーズ「な、何だ……リュート様ですか。脅かさないでくださいよ」

リュート「そんなとこで何をやっているんだ」

マドワーズ「い、いや、何も……」

リュート「盗みか」

マドワーズ「ま、まさか。
      ちょ、ちょっと重要なことを思い出したもんで……」

リュート「探し物か?」

マドワーズ「いえいえ」

リュート「ひょっとして、こいつのことか」

おれはマドワーズの前に手紙を突き出してみせた。

マドワーズが沈黙した。

ビンゴだった。

やはり、マドワーズは手紙を探していたのだ。

アーボインが死ねば、おれがその後を就任することになる。
となれば、手紙を見られてしまう。
危ない計画に自分が加担していたこともバレてしまう。

そうなれば、自分も危うい。

そう考えて、手紙を処分してしまおうと考えたのだろう。

リュート「なかなかいいことが書いてあったな」

マドワーズ「そ、それは……長官お1人が……」

マドワーズが弁解しようとする。
おれはシャムシェルとの打ち合わせ通り、
罠にはめることにした。

リュート「おまえも人が悪いな。
     こんな話なら、おれも噛ませてくれればよかったのに」

マドワーズ「へ?」

虚を衝かれて、マドワーズがアホな顔をしていた。

リュート「おれも乗せろ」

マドワーズ「お仲間にってことですか?」

リュート「それ以外に何がある。
     こんなど田舎にずっと骨をうずめて
     おもしろいことがあると思うか?」

マドワーズの表情がやわらいだ。

マドワーズ「なんだ、リュートの旦那もそうでやしたか」

リュート「本当のことは贅肉に隠すもんだ」

マドワーズ「確かに」

リュート「長官のことは隠した方がいい。
     口も利けない、耳も聞こえない状態だとわかっては、
     相手も乗ってこないだろう」

マドワーズ「そうでやすね」

リュート「おれが長官に化けるから、
     おまえはそのつもりでよろしくやってくれ」

マドワーズ「へい。実は先方が来るのが明日なんで困って困って」

リュート「これからもよろしく頼むぞ」

マドワーズ「へい。ま、長官はすぐ死ぬでしょうから、
      こっちこそよろしくお願いしやすよ。
      たんまり儲けましょうや、ひひひひ」

マドワーズは安心して部屋を出ていった。

代わりに、シャムシェルが現れていた。

シャムシェル「ククク、単純なやつ」

リュート「こんなもんでよかったのかな」

シャムシェル「平気、平気」

リュート「けど、どうやって長官に化けるんだ?」

シャムシェル「わたしに任せてって。悪魔にできないことはない」

ぺろっと舌を出してみせる。

思わず、おれは微笑んでしまった。

<2016/09/24 19:37 RUKA>消しゴム
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