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エッチな騎士の成り上がり
- 叛乱軍性圧編01 -

騎士になってから1カ月------。

おれはインラントに隣接するビュステンハルター城を前に、
手綱を握ったまま息を呑んでいた。

ボーアン城とは違う、壮麗な構え。

宮殿とまでは言わぬが、美しい、見事なお城だ。
いかにビュステンハルターが栄えているか、
農地の収穫高も高いかがわかる。

ボーアンでも逆立ちをしたって、
こんな立派なお城はつくれない。

さすがにビュステンハルター------王国中部でも有名な
大都市だけある。インラントの叛乱がなければ、
ビュステンハルターへの赴任は紛れもなく栄転だ。

もちろん、インラントの叛乱がある今でも、
充分栄転なのだけれど。

これから、
おれはこの城で司令官として過ごすことになるのだ。

前のボーアン城と違って、重圧は普通では済まされない。
でも、一軍の指揮官として、ここで働くことになるのだ。

シャムシェル「ボーアンより大きいね。
       リュートのオ〇ンチンとどっちが大きいかな」

リュート「比べるまでもないだろ」

シャムシェル「え?リュートの方がおっきい?」

リュート「どんなチ〇ポだよ」

シャムシェル「くすくす。でも、わたしより美人はいないかもね」

リュート「聞こえな~い。王様の耳はロバの耳~♪」

シャムシェル「あん、もう、そんなこと言ってぇ!
       今日もいっぱい搾っちゃうんだからぁ!」

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おれは町中に馬を進めた。

ボーアンと違って、市は賑わっていた。

物もある。

人もいる。

天空に突き抜ける大きな大聖堂もある。

そこら中で客を呼び止める声が響いていて、その活気に、
思わず馬を止めて買い物でもしたくなってしまう。

町娘「お客さん、何か買ってくれんの?」

不意に元気な町娘に呼び止められた。

町娘「あたしってのはなしだよ、あはははは!」

町女「それじゃあ、あたしも買ってもらわないと」

恰幅のいい中年女が仲間に入った。

町女「お客さん、騎士だろ?もしかしてなったばかり?」

リュート「うん、まあ」

町女「じゃあ、おまけしといてやるよ」

リュート「じゃあ、そのお姉さんからは林檎。
     もう1つ若いお姉さんからは梨」

町女「もう1つ若いお姉さんって、うまいねぇ~!
   あんた、出世するよ!」

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おれは買ったばかりの梨をかじっていた。

汁けたっぷりで、このあたりが
実に豊作に見舞われているのがよくわかる。
ビュステンハルターはいい町のようだ。

シャムシェル「リュートも口がうまいね~。
       『もう1つ若いお姉さ~ん』なんて
       調子のいいこと言っちゃって」

リュート「あれ?聞いてた?」

シャムシェル「当たり前じゃん」

リュート「シャムシェルも言ってほしい?」

シャムシェル「別に」

リュート「もう1つ若い悪魔~♪」

シャムシェル「パ〇ズリ決定」

リュート「ははは……」

ササッ!

リュート「!」

怪しい人影は、一瞬現れて去っていった。

リュート「何だろ、あれ」

シャムシェル「人間じゃない?」

リュート「そりゃ当たり前だ」

シャムシェル「ここ、大聖堂があるんだね」

リュート「大きな町だからね」

シャムシェル「後で入ってみない?」

リュート「入れんの?」

シャムシェル「聖なる場所には悪魔が来ないなんて、
       人間だけの思い込みなんだよ」

リュート「そ、そうだったのか……」

シャムシェル「だって、聖職者とか言って、結構汚いことしてるじゃん」

おれは妙に納得してしまった。
確かに、シャムシェルの言う通りだ。

聖職者だって、汚いことをしているやつらはいる。

権力を握りすぎると、
どんな職業の人間だってそうなってしまう。

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ビュステンハルター城に到着すると、
美しい通路が出迎えてくれた。

美しいのは、外面だけではなかったらしい。

心の中まで明るくなりそうな、心地よい通路だ。

いっしょにロクサーヌを連れてこられたらな……と、
ふと思ってしまう。

シャムシェル「ロクサーヌより胸の大きな人間がいなくて残念だったね」

リュート「別に」

シャムシェル「ククク。やせ我慢しちゃって」

さすがにサキュバス、
欲望に関してはなんでもかんでもお見通しらしい。

シャムシェル「大丈夫。わたしがいるから。
       い~~っぱいパ〇ズリしてあげるからね」

そう言ってシャムシェルは胸乳をこすりつけてきた。

瞬間的に、下半身が元気になってしまう。

長旅の末に、ようやく城にたどりついたのだ。
早く二人きりになって、シャムシェルに
いっぱいパイズリしてほしくなってしまう。

シャムシェル「したい?」

リュート「うん……」

おれは口ごもった。

国王からの贈り物はすでに荷物の中にある。
まだシャムシェルには渡していない。

いつ……渡そうか……?

靴音が鳴り響き、守備兵が現れていた。

守備兵「お待ちしておりました、司令官閣下。どうぞ、こちらへ」

リュート「ありがとう」

守備兵「お部屋はこちらです」

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中に入ったおれは、またしても息を呑んでしまった。

ボーアンにいた時とは全然違う、美しい部屋だ。
充分すぎる広さに、快適そうなベッド------。

ちょっとした一国の主(あるじ)になったような気分だ。

リュート「いい部屋だね」

思わず呟(つぶや)いてしまった。

守備兵「お城で一番の部屋だと伺っております」

リュート「そんな部屋、もらってもいいの?」

守備兵「リュート様は司令官でいらっしゃいますから」

そう言われたけれど、身に余る光栄という感じが
しないわけでもない。最下位で騎士学校を卒業したのは、
まだ1カ月前のことなのだ。

守備兵「すぐ副官を呼んで参ります」

守備兵は引き下がった。

一騎士としてではなく、司令官としての生活が始まる
新章(第二章)になります。

関係ないですけどお気に入りの登場人物は『モテール』です。
<2016/09/25 11:53 RUKA>消しゴム
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