リュート・ヘンデがシャムシェルとセ〇クスして
遅い夕食を摂り始めた頃、
城内の通路では守備兵たちが噂話をしていた。
守備兵A「おい、聞いたか?」
守備兵B「ああ。今日来た司令官、えらい若造らしいな」
守備兵A「将軍たちが『あいつといっしょなら戦わん!』って
突っぱねたそうじゃないか」
守備兵B「終わりだな」
守備兵A「まあ、ここの司令官は全員死ぬ運命だからな」
守備兵B「反乱軍のやつらは、暗殺者を送ってくるって言うからな」
守備兵A「ほんとに反乱軍のやつらか?」
守備兵B「しっ!あぶねえことは口にするな」
守備兵A「いつまでの命かな」
守備兵B「明日には荷物をまとめて帰るか、殺されてるだろうって」
守備兵A「あ~あ。どうせならフェルゼン将軍に
司令官になってほしかったな」
守備兵B「まったくだ」
-------------------------------------------------------------------------------
リュート「zz……」
リュート「zzz……」
リュート「シャムシェル……もう出ないよ……zzz……」
城内で噂話をされているとも知らず、
すっかり新米司令官は寝込んでいる。
その枕元に、怪しい人影が降り立っていた。
昼間出会った3人組である。
暗殺者A「……点呼、開始ぃ……」
暗殺者A「暗殺者A」
暗殺者B「暗殺者B」
暗殺者C「暗殺者C」
暗殺者A「よぉし……全員そろってるな……」
リーダーらしき男がうなずいた。
暗殺者B「標的はあれだな」
3人、一斉にリュートに顔を向ける。
標的は、狙われているとも知らずに爆睡状態だ。
暗殺者C「今回の仕事は簡単そうだな。短剣を抜いて……」
暗殺者Cが短剣を抜いて突き刺そうとしたその刹那------
リュート「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
暗殺者C「あひぃぃぃっ!」
リュートの大声に暗殺者Cは跳び上がった。
慌てて仲間が注意する。
暗殺者A「し、しぃ~っ!声、声っ!」
暗殺者B「び、びびったぁ……」
暗殺者C「ね、寝言か……」
リュートがむにゃむにゃと声を洩らす。
暗殺者A「人騒がせなやつめ」
暗殺者B「殺意を起こさせるやつだな」
暗殺者C「うむ」
暗殺者A「では、一気に行くぞ」
暗殺者B「うむ」
暗殺者C「1、2の3で」
暗殺者B「3の後、少し待つ?3と同時?」
暗殺者C「3と同時だ」
3人は唾を飲んだ。既に短剣は抜いてある。
3人はお互いの顔を見合ってうなずいた。
暗殺者A「行くぞ。1、2の3!」
リュート「むにゃむにゃ……うがぁぁぁぁぁぁっ!」
ドンッ!
暗殺者C「うっ!!」
ずがっ!
寝ていたはずのリュートが、突然腕を振り上げた。
その拳の直撃を食らって暗殺者Cが倒れた。
暗殺者B「おおっ!暗殺者C!」
暗殺者A「うろたえるな!敵は手ごわいぞ!」
リュート「むにゃむにゃ……」
リュートがまた寝言を呟(つぶや)く。
どうやら、拳の一撃は夢のついでにたまたま
勢いよく振り上げたものが当たってしまったらしい。
暗殺者B「何だ、こいつ、寝てやがる」
暗殺者A「凶悪なくらい寝相が悪いやつだな。気をつけろ」
暗殺者B「上から蛇が襲ってきたりして」
暗殺者A「こんなところにいるか。行くぞ。------1、2の3っ!」
ドンッ!
暗殺者B「げふっ!!」
ずがっ!
暗殺者A「お、おおっ……足が……いきなり!!」
暗殺者Aは戦いた。
またしても寝言と同時にリュートの足が
いきなり垂直に上がって、強烈な蹴りを暗殺者に
食らわせていたのだ。
暗殺者A「暗殺者B、起きろ!暗殺者C!」
暗殺者B「ぐええ……」
暗殺者C「むぎゅう……」
暗殺者Bも暗殺者Cも、
ともに強烈なダメージを食らって呻いている。
暗殺者A「おのれぇぇっ!」
ドンッ!
暗殺者A「うっ!!」
リュート「むにゃむにゃ……」
暗殺者A「ま、またしても拳が……鼻血が……」
暗殺者Aは慌てて顔を押さえた。
とても寝ているとは思えない反応だ。人が攻撃しようと
するたびに、ことごとくその機先を制して素晴らしい蹴りや
拳を突き出してくる。並みの相手ではない。
暗殺者A「ぐはぁ……手ごわすぎる……作戦は中止だぁぁ……」
暗殺者Aは暗殺者Bと暗殺者Cの身体を支えて、
ほうほうの体で逃げ出した。
後には何も知らないリュートと------
こっそり一部始終を見守っていたシャムシェルだけ。
シャムシェル「くすくす……なんかわたしが出る幕なかったみたい」
忠実なサキュバスは嬉しそうに目を細めた。
シャムシェル「ほんと、リュートって、
『夜』は強いのね……くすくすくす」
司令官就任の、初夜のことだった……。
遅い夕食を摂り始めた頃、
城内の通路では守備兵たちが噂話をしていた。
守備兵A「おい、聞いたか?」
守備兵B「ああ。今日来た司令官、えらい若造らしいな」
守備兵A「将軍たちが『あいつといっしょなら戦わん!』って
突っぱねたそうじゃないか」
守備兵B「終わりだな」
守備兵A「まあ、ここの司令官は全員死ぬ運命だからな」
守備兵B「反乱軍のやつらは、暗殺者を送ってくるって言うからな」
守備兵A「ほんとに反乱軍のやつらか?」
守備兵B「しっ!あぶねえことは口にするな」
守備兵A「いつまでの命かな」
守備兵B「明日には荷物をまとめて帰るか、殺されてるだろうって」
守備兵A「あ~あ。どうせならフェルゼン将軍に
司令官になってほしかったな」
守備兵B「まったくだ」
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リュート「zz……」
リュート「zzz……」
リュート「シャムシェル……もう出ないよ……zzz……」
城内で噂話をされているとも知らず、
すっかり新米司令官は寝込んでいる。
その枕元に、怪しい人影が降り立っていた。
昼間出会った3人組である。
暗殺者A「……点呼、開始ぃ……」
暗殺者A「暗殺者A」
暗殺者B「暗殺者B」
暗殺者C「暗殺者C」
暗殺者A「よぉし……全員そろってるな……」
リーダーらしき男がうなずいた。
暗殺者B「標的はあれだな」
3人、一斉にリュートに顔を向ける。
標的は、狙われているとも知らずに爆睡状態だ。
暗殺者C「今回の仕事は簡単そうだな。短剣を抜いて……」
暗殺者Cが短剣を抜いて突き刺そうとしたその刹那------
リュート「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
暗殺者C「あひぃぃぃっ!」
リュートの大声に暗殺者Cは跳び上がった。
慌てて仲間が注意する。
暗殺者A「し、しぃ~っ!声、声っ!」
暗殺者B「び、びびったぁ……」
暗殺者C「ね、寝言か……」
リュートがむにゃむにゃと声を洩らす。
暗殺者A「人騒がせなやつめ」
暗殺者B「殺意を起こさせるやつだな」
暗殺者C「うむ」
暗殺者A「では、一気に行くぞ」
暗殺者B「うむ」
暗殺者C「1、2の3で」
暗殺者B「3の後、少し待つ?3と同時?」
暗殺者C「3と同時だ」
3人は唾を飲んだ。既に短剣は抜いてある。
3人はお互いの顔を見合ってうなずいた。
暗殺者A「行くぞ。1、2の3!」
リュート「むにゃむにゃ……うがぁぁぁぁぁぁっ!」
ドンッ!
暗殺者C「うっ!!」
ずがっ!
寝ていたはずのリュートが、突然腕を振り上げた。
その拳の直撃を食らって暗殺者Cが倒れた。
暗殺者B「おおっ!暗殺者C!」
暗殺者A「うろたえるな!敵は手ごわいぞ!」
リュート「むにゃむにゃ……」
リュートがまた寝言を呟(つぶや)く。
どうやら、拳の一撃は夢のついでにたまたま
勢いよく振り上げたものが当たってしまったらしい。
暗殺者B「何だ、こいつ、寝てやがる」
暗殺者A「凶悪なくらい寝相が悪いやつだな。気をつけろ」
暗殺者B「上から蛇が襲ってきたりして」
暗殺者A「こんなところにいるか。行くぞ。------1、2の3っ!」
ドンッ!
暗殺者B「げふっ!!」
ずがっ!
暗殺者A「お、おおっ……足が……いきなり!!」
暗殺者Aは戦いた。
またしても寝言と同時にリュートの足が
いきなり垂直に上がって、強烈な蹴りを暗殺者に
食らわせていたのだ。
暗殺者A「暗殺者B、起きろ!暗殺者C!」
暗殺者B「ぐええ……」
暗殺者C「むぎゅう……」
暗殺者Bも暗殺者Cも、
ともに強烈なダメージを食らって呻いている。
暗殺者A「おのれぇぇっ!」
ドンッ!
暗殺者A「うっ!!」
リュート「むにゃむにゃ……」
暗殺者A「ま、またしても拳が……鼻血が……」
暗殺者Aは慌てて顔を押さえた。
とても寝ているとは思えない反応だ。人が攻撃しようと
するたびに、ことごとくその機先を制して素晴らしい蹴りや
拳を突き出してくる。並みの相手ではない。
暗殺者A「ぐはぁ……手ごわすぎる……作戦は中止だぁぁ……」
暗殺者Aは暗殺者Bと暗殺者Cの身体を支えて、
ほうほうの体で逃げ出した。
後には何も知らないリュートと------
こっそり一部始終を見守っていたシャムシェルだけ。
シャムシェル「くすくす……なんかわたしが出る幕なかったみたい」
忠実なサキュバスは嬉しそうに目を細めた。
シャムシェル「ほんと、リュートって、
『夜』は強いのね……くすくすくす」
司令官就任の、初夜のことだった……。
