奥方の部屋で白パンをいただいて、
自分の部屋に戻ったのは日が沈んでからのことだった。
やはり、奥方と長官はうまくいっていないらしい。
マドワーズの言う通りだ。
誘えば、たぶん乗ってくるだろう。
奥方は、たぶん自分に気がある。
いや。
単に話したいだけなのかもしれない。
夫とは断絶状態だから、
自分が知っている王都の話をいっしょにしてくれる相手が
欲しいだけなのかもしれない。
女が好きなのは、セ〇クスより話だ。
妙なのは、町の噂の方だった。
迷信だと家令は言っていたが……。
反乱軍が、ここでも暗躍しているのだろうか。
現在、ボーアンの東方に位置するインラントでは、
騎士官僚制に反対する反乱軍と王国軍が睨み合っている。
戦いは数年になるが、いまだ決着はついていない。
相手は英雄ワッケンハイム将軍の嫡子だ。
王国軍もなかなか攻め落とせないのだろう。
しかし------。
このボーアンで、叛乱などあるのだろうか。
--------------------------------------------------------------------------------
リュート・ヘンデが自分の部屋で思考を巡らしている頃、
長官の部屋ではまたしてもアーボイン長官と
家令のマドワーズが集まっていた。
アーボイン「そうか……あいつといっしょにな」
マドワーズ「へへへ……完璧に脈ありですぜ」
アーボイン「期待したいところだな」
マドワーズ「ですが、どういたしやす?これで10人目ですからね……
町の連中も殺気立っていやしたよ」
アーボイン「しかし、相手が相手ではなあ」
マドワーズ「こんなところで騒ぎを起こされちゃ、
アーボイン様の足元が……。大きな計画の前ですから」
アーボイン「邪魔されるのだけはごめんだな。
あの方からの連絡はどうした?」
マドワーズ「順調です」
アーボイン「わしも、さっさとこんなど田舎からはおさらばしたいのだ。
もちろん、『あれ』は連れていくがな」
マドワーズ「奥方じゃないんで」
アーボイン「フン。悪魔め」
マドワーズ「悪党と呼んでください」
アーボイン「くくく」
マドワーズ「くくくく」
--------------------------------------------------------------------------------
???「さ~て、今日の獲物は何にしようかな……」
???「昨日は少なかったからなあ……」
自分の部屋に戻ったのは日が沈んでからのことだった。
やはり、奥方と長官はうまくいっていないらしい。
マドワーズの言う通りだ。
誘えば、たぶん乗ってくるだろう。
奥方は、たぶん自分に気がある。
いや。
単に話したいだけなのかもしれない。
夫とは断絶状態だから、
自分が知っている王都の話をいっしょにしてくれる相手が
欲しいだけなのかもしれない。
女が好きなのは、セ〇クスより話だ。
妙なのは、町の噂の方だった。
迷信だと家令は言っていたが……。
反乱軍が、ここでも暗躍しているのだろうか。
現在、ボーアンの東方に位置するインラントでは、
騎士官僚制に反対する反乱軍と王国軍が睨み合っている。
戦いは数年になるが、いまだ決着はついていない。
相手は英雄ワッケンハイム将軍の嫡子だ。
王国軍もなかなか攻め落とせないのだろう。
しかし------。
このボーアンで、叛乱などあるのだろうか。
--------------------------------------------------------------------------------
リュート・ヘンデが自分の部屋で思考を巡らしている頃、
長官の部屋ではまたしてもアーボイン長官と
家令のマドワーズが集まっていた。
アーボイン「そうか……あいつといっしょにな」
マドワーズ「へへへ……完璧に脈ありですぜ」
アーボイン「期待したいところだな」
マドワーズ「ですが、どういたしやす?これで10人目ですからね……
町の連中も殺気立っていやしたよ」
アーボイン「しかし、相手が相手ではなあ」
マドワーズ「こんなところで騒ぎを起こされちゃ、
アーボイン様の足元が……。大きな計画の前ですから」
アーボイン「邪魔されるのだけはごめんだな。
あの方からの連絡はどうした?」
マドワーズ「順調です」
アーボイン「わしも、さっさとこんなど田舎からはおさらばしたいのだ。
もちろん、『あれ』は連れていくがな」
マドワーズ「奥方じゃないんで」
アーボイン「フン。悪魔め」
マドワーズ「悪党と呼んでください」
アーボイン「くくく」
マドワーズ「くくくく」
--------------------------------------------------------------------------------
???「さ~て、今日の獲物は何にしようかな……」
???「昨日は少なかったからなあ……」
