謁見の間まで戻ると、宰相がおれを睨んでいた。
ベルンシュタイン「成り上がり者が調子に乗るなよ。
貴様に政治など、わかるはずもない」
リュート「グラディスに生きていられると困ることでもあるの?」
ベルンシュタイン「貴様は国家の逆賊だ」
宰相は身を翻して去っていった。
待っていたのは、アイシス1人だった。
エメラリアは別の用事で忙しいのだろう。
アイシス「お疲れ様」
リュート「ありがとう」
アイシス「宰相と何かあったの……?」
リュート「あの人、おれのこと嫌いみたいだね」
アイシス「ええ……」
リュート「ちょっとやばいかも」
アイシス「何かしたの?」
リュート「いや。1つお願いがあるんだけど」
アイシス「何?」
リュート「実は……」
-------------------------------------------------------------------------------
おれは部屋に戻って外を眺めていた。
久しぶりに会うのが待ち遠しい。
元帥の命令なら、恐らく連れてこられるはずだ。
コンッコンッ!
アイシス「失礼します」
グラディス「リュート~~~~~ッ!」
ドアが開くなり、
黄色い声を発してグラディスが飛び込んできた。
どさっとおれに抱きつく。
リュート「うわっ!」
思わず、ベッドに倒れ込んでしまう。
グラディス「リュート~~ッ、会いたかったぞ~!
んちゅ!ちゅっ!ちゅっ!ちゅ~~っ!」
グラディスがおれにキスをしまくる。
リュート「グ、グラディス、人が見てるから」
グラディス「何だ、照れ屋だな、おまえは」
リュート「はは……」
グラディス「ずっと、おまえと会えなくなるのではないかと心配したぞ」
リュート「そんなわけないだろ」
グラディス「オレが何も知らないと思うのか?
ベルンシュタインのやつ、オレを処刑しろと言っただろ」
リュート「言いまくったけど、阻止した」
グラディス「阻止してくれると思っていたぞ!
やはり、おまえはオレの男だな!ちゅっ!」
またしてもグラディスがおれにキスをする。
アイシスはただ圧倒されていた。
横を向いて、頬を染めている。
だが、グラディスはお構いなしだ。
グラディス「オレとベルンシュタインは仲が悪いのだ。
やつはオレのことが嫌いなのだ。
父上のことも嫌いだったからな」
リュート「おれのことも嫌っている」
グラディス「あいつには気をつけた方がいいぞ。エメラリアにもな」
リュート「エメラリア?」
グラディス「やつはベルンシュタインと通じている。
ま、別の噂もあるがな」
リュート「別の噂?」
グラディス「いや、何でもない。
とにかく、ベルンシュタインとエメラリアには気をつけろ」
リュート「うん、わかった」
グラディス「あいつは本気でおまえを殺すつもりだぞ。
おまえがオレを守ったとなると、
次の標的は絶対おまえだな」
リュート「そりゃ困ったな」
グラディス「ここに置いててくれれば、
いつでもおまえを守ってやれるのに」
リュート「うん……でも、さすがにそうもいかないかなと思って」
グラディス「馬鹿だな。一言、オレの妻になれって言ってくれれば、
オレはいつでもおまえのそばにいられるのだぞ」
リュート「はは……」
グラディス「水臭いぞ。オレとおまえの仲なのに……。
ここにいれば、いくらだってセ〇クスしてやるぞ」
リュート「はははは……」
すぐそばにアイシスがいるというのに、
相変わらず過激な発言だ。
かわいそうに、純情なアイシスは照れている。
グラディス「あ、でも、元帥になったばかりだからな。
反乱軍の首謀者と結婚するわけにはいかぬか」
リュート「はは……」
グラディス「まさか、オレのことが飽きたわけではなかろうな」
リュート「まさか」
グラディス「ほんとか?オレのこと、好きか?」
リュート「好きだよ」
グラディス「オレもだ!!」
グラディスがおれに抱きつく。
猛烈な胸のふくらみが押しつけられる。
うはっ。
ほんと凄い胸……!
グラディス「いいぞ、しばらくやってなかったから。
オレはいつでもおまえの相手をしてやるぞ」
リュート「あ、ああ……でも、ちょっと人がいるから」
グラディス「気にするな。オレとの関係を見せつけてやろうぜ」
リュート「ははは……」
グラディス「ほら」
グラディスが先にベッドに寝転がる。
グラディス「リュート~♪」
リュート「はは……」
アイシス「……」
アイシスは完全に照れていた。見事なくらい、耳が真っ赤だ。
リュート「ごめんね、変なところ見せちゃって」
おれはアイシスに近づいた。
アイシス「べ、別に……」
リュート「今日はありがとう。無理なお願いさせちゃったね」
アイシス「陛下のお許しはいただいたから」
リュート「本当にありがとう」
アイシス「いえ……。本当にグラディスと二人きりになっても平気?」
リュート「心配なら、いっしょに寝てみる?」
アイシス「ご命令と……あれば……」
リュート「い?」
アイシス「ご、ごめんなさい、変なことを言って。し、失礼します」
アイシスは顔を真っ赤にして立ち去った。
どうも、怪しい。
ベッドを見ると、グラディスの身体が緩やかに上下していた。
静かな寝息が聞こえている。
一瞬のうちに眠ってしまったらしい。
シャムシェル「くすくす……残念だったね、3Pできなくて」
リュート「3P?誰と誰と?」
シャムシェル「アイシスとグラディス」
リュート「まさか」
シャムシェル「それとも、4Pの方がよかった?」
リュート「シャムシェルも入るのか?」
シャムシェル「ううん。リュートとリュートとグラディスとアイシス」
リュート「意味がわからん。なんでおれが2人いるんだよ」
シャムシェル「リュートは特別だから」
シャムシェル「どう特別なんだよ」
シャムシェルは、妙な種を取り出した。
リュート「それ、なんだ?」
シャムシェル「分身の種って知ってる?」
リュート「分身の種?」
シャムシェル「飲むと、エッチの間だけ分身するの」
リュート「ほんとかよ」
シャムシェル「悪魔、嘘つかない」
リュート「……それ、思い切り副作用とかあるんだろ。
狼男になるとか」
シャムシェル「普通の人間なら死ぬかも。
でも、リュートなら平気かな。試してみる?」
リュート「また危険なものを……」
シャムシェル「くすくす……」
グラディス「zzz……リュート……」
ベッドの方からグラディスの声が聞こえてきた。
グラディス「オレと……結婚してくれ……」
リュート「……ははは、これ、普通男の台詞だよな」
シャムシェル「くすくす……無防備」
リュート「疲れてたんだな」
シャムシェル「ニブチン」
リュート「へ?」
シャムシェル「心を許せる相手だから、寝ちゃったんでしょ。
ずっと緊張してたんだよ。
自分が処刑されるのかどうか、耐えてたんだよ」
リュート「そうか……」
おれは寝息を立てるグラディスの髪の毛を撫でた。
グラディスは、安心した、幸せそうな顔をしている。
おれが祝賀で呼ばれている間、グラディスはずっと
牢獄に閉じ込められていたのだ。その間、
自分は処刑されるんじゃないか、と不安だったに違いない。
なんだか、グラディスのためにもがんばらなきゃな……
という気持ちにおれはなっていた。
-------------------------------------------------------------------------------
リュート・ヘンデが自室でシャムシェルと話をしている頃、
宰相の部屋に2人の男女が集まっていた。
宰相ルビーン・フォン・ベルンシュタインとエメラリアである。
ベルンシュタイン「あの男はわたしに反抗するつもりだ」
エメラリア「……」
ベルンシュタイン「もうあの女の役目は終わったのだ。
それを生かしておくなど……目障りなやつめ」
エメラリア「……」
ベルンシュタイン「どうやら、おまえの出番のようだな」
エメラリア「何なりと」
ベルンシュタイン「あの男を骨抜きにしろ。
おまえの身体で性の奴隷にしてしまえ」
エメラリア「はい」
ベルンシュタイン「この国の政治はわたしが動かすのだ。
わたし以外の者が動かすなど、断じて許さぬ」
ベルンシュタイン「成り上がり者が調子に乗るなよ。
貴様に政治など、わかるはずもない」
リュート「グラディスに生きていられると困ることでもあるの?」
ベルンシュタイン「貴様は国家の逆賊だ」
宰相は身を翻して去っていった。
待っていたのは、アイシス1人だった。
エメラリアは別の用事で忙しいのだろう。
アイシス「お疲れ様」
リュート「ありがとう」
アイシス「宰相と何かあったの……?」
リュート「あの人、おれのこと嫌いみたいだね」
アイシス「ええ……」
リュート「ちょっとやばいかも」
アイシス「何かしたの?」
リュート「いや。1つお願いがあるんだけど」
アイシス「何?」
リュート「実は……」
-------------------------------------------------------------------------------
おれは部屋に戻って外を眺めていた。
久しぶりに会うのが待ち遠しい。
元帥の命令なら、恐らく連れてこられるはずだ。
コンッコンッ!
アイシス「失礼します」
グラディス「リュート~~~~~ッ!」
ドアが開くなり、
黄色い声を発してグラディスが飛び込んできた。
どさっとおれに抱きつく。
リュート「うわっ!」
思わず、ベッドに倒れ込んでしまう。
グラディス「リュート~~ッ、会いたかったぞ~!
んちゅ!ちゅっ!ちゅっ!ちゅ~~っ!」
グラディスがおれにキスをしまくる。
リュート「グ、グラディス、人が見てるから」
グラディス「何だ、照れ屋だな、おまえは」
リュート「はは……」
グラディス「ずっと、おまえと会えなくなるのではないかと心配したぞ」
リュート「そんなわけないだろ」
グラディス「オレが何も知らないと思うのか?
ベルンシュタインのやつ、オレを処刑しろと言っただろ」
リュート「言いまくったけど、阻止した」
グラディス「阻止してくれると思っていたぞ!
やはり、おまえはオレの男だな!ちゅっ!」
またしてもグラディスがおれにキスをする。
アイシスはただ圧倒されていた。
横を向いて、頬を染めている。
だが、グラディスはお構いなしだ。
グラディス「オレとベルンシュタインは仲が悪いのだ。
やつはオレのことが嫌いなのだ。
父上のことも嫌いだったからな」
リュート「おれのことも嫌っている」
グラディス「あいつには気をつけた方がいいぞ。エメラリアにもな」
リュート「エメラリア?」
グラディス「やつはベルンシュタインと通じている。
ま、別の噂もあるがな」
リュート「別の噂?」
グラディス「いや、何でもない。
とにかく、ベルンシュタインとエメラリアには気をつけろ」
リュート「うん、わかった」
グラディス「あいつは本気でおまえを殺すつもりだぞ。
おまえがオレを守ったとなると、
次の標的は絶対おまえだな」
リュート「そりゃ困ったな」
グラディス「ここに置いててくれれば、
いつでもおまえを守ってやれるのに」
リュート「うん……でも、さすがにそうもいかないかなと思って」
グラディス「馬鹿だな。一言、オレの妻になれって言ってくれれば、
オレはいつでもおまえのそばにいられるのだぞ」
リュート「はは……」
グラディス「水臭いぞ。オレとおまえの仲なのに……。
ここにいれば、いくらだってセ〇クスしてやるぞ」
リュート「はははは……」
すぐそばにアイシスがいるというのに、
相変わらず過激な発言だ。
かわいそうに、純情なアイシスは照れている。
グラディス「あ、でも、元帥になったばかりだからな。
反乱軍の首謀者と結婚するわけにはいかぬか」
リュート「はは……」
グラディス「まさか、オレのことが飽きたわけではなかろうな」
リュート「まさか」
グラディス「ほんとか?オレのこと、好きか?」
リュート「好きだよ」
グラディス「オレもだ!!」
グラディスがおれに抱きつく。
猛烈な胸のふくらみが押しつけられる。
うはっ。
ほんと凄い胸……!
グラディス「いいぞ、しばらくやってなかったから。
オレはいつでもおまえの相手をしてやるぞ」
リュート「あ、ああ……でも、ちょっと人がいるから」
グラディス「気にするな。オレとの関係を見せつけてやろうぜ」
リュート「ははは……」
グラディス「ほら」
グラディスが先にベッドに寝転がる。
グラディス「リュート~♪」
リュート「はは……」
アイシス「……」
アイシスは完全に照れていた。見事なくらい、耳が真っ赤だ。
リュート「ごめんね、変なところ見せちゃって」
おれはアイシスに近づいた。
アイシス「べ、別に……」
リュート「今日はありがとう。無理なお願いさせちゃったね」
アイシス「陛下のお許しはいただいたから」
リュート「本当にありがとう」
アイシス「いえ……。本当にグラディスと二人きりになっても平気?」
リュート「心配なら、いっしょに寝てみる?」
アイシス「ご命令と……あれば……」
リュート「い?」
アイシス「ご、ごめんなさい、変なことを言って。し、失礼します」
アイシスは顔を真っ赤にして立ち去った。
どうも、怪しい。
ベッドを見ると、グラディスの身体が緩やかに上下していた。
静かな寝息が聞こえている。
一瞬のうちに眠ってしまったらしい。
シャムシェル「くすくす……残念だったね、3Pできなくて」
リュート「3P?誰と誰と?」
シャムシェル「アイシスとグラディス」
リュート「まさか」
シャムシェル「それとも、4Pの方がよかった?」
リュート「シャムシェルも入るのか?」
シャムシェル「ううん。リュートとリュートとグラディスとアイシス」
リュート「意味がわからん。なんでおれが2人いるんだよ」
シャムシェル「リュートは特別だから」
シャムシェル「どう特別なんだよ」
シャムシェルは、妙な種を取り出した。
リュート「それ、なんだ?」
シャムシェル「分身の種って知ってる?」
リュート「分身の種?」
シャムシェル「飲むと、エッチの間だけ分身するの」
リュート「ほんとかよ」
シャムシェル「悪魔、嘘つかない」
リュート「……それ、思い切り副作用とかあるんだろ。
狼男になるとか」
シャムシェル「普通の人間なら死ぬかも。
でも、リュートなら平気かな。試してみる?」
リュート「また危険なものを……」
シャムシェル「くすくす……」
グラディス「zzz……リュート……」
ベッドの方からグラディスの声が聞こえてきた。
グラディス「オレと……結婚してくれ……」
リュート「……ははは、これ、普通男の台詞だよな」
シャムシェル「くすくす……無防備」
リュート「疲れてたんだな」
シャムシェル「ニブチン」
リュート「へ?」
シャムシェル「心を許せる相手だから、寝ちゃったんでしょ。
ずっと緊張してたんだよ。
自分が処刑されるのかどうか、耐えてたんだよ」
リュート「そうか……」
おれは寝息を立てるグラディスの髪の毛を撫でた。
グラディスは、安心した、幸せそうな顔をしている。
おれが祝賀で呼ばれている間、グラディスはずっと
牢獄に閉じ込められていたのだ。その間、
自分は処刑されるんじゃないか、と不安だったに違いない。
なんだか、グラディスのためにもがんばらなきゃな……
という気持ちにおれはなっていた。
-------------------------------------------------------------------------------
リュート・ヘンデが自室でシャムシェルと話をしている頃、
宰相の部屋に2人の男女が集まっていた。
宰相ルビーン・フォン・ベルンシュタインとエメラリアである。
ベルンシュタイン「あの男はわたしに反抗するつもりだ」
エメラリア「……」
ベルンシュタイン「もうあの女の役目は終わったのだ。
それを生かしておくなど……目障りなやつめ」
エメラリア「……」
ベルンシュタイン「どうやら、おまえの出番のようだな」
エメラリア「何なりと」
ベルンシュタイン「あの男を骨抜きにしろ。
おまえの身体で性の奴隷にしてしまえ」
エメラリア「はい」
ベルンシュタイン「この国の政治はわたしが動かすのだ。
わたし以外の者が動かすなど、断じて許さぬ」
