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エッチな騎士の成り上がり
- 辺境乱乳編07 -

<<リュート。手を出して>>

<<何?>>

<<おまじない。こうやって手を頭の上に置くの>>

<<置いたよ>>

<<時計回りにまわしてあげると、眠れるようになるのよ>>

<<誰でも?>>

<<そう。でも、親しい人にだけしないとだめよ。
 魔女扱いされてしまうから>>

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天国というのは、
あまりこの世と変わらない場所なのだろうか。

知っている天井に、知っている壁。

おまけに知っているベッド。

おれがボーアンのお城であてがわれた部屋だ。

天国はこの世とほとんど変わらないらしい。

……。

待てよ、とおれは思った。

変わらない、じゃない。

ここは、おれの部屋だ。ボーアンの部屋だ。

まさか。

おれは死ななかったのか。

でも、確か夢魔が現れたはずだ。
夢魔が現れて死ななかったということは……。

(何だ、夢だったのか)

???「いい夢、見た?」

リュート「うん」

答えたおれは、即座にわっと声を上げた。

シーツの代わりにおれの身体に覆いかぶさっていたのは、
こともあろうに、あのサキュバスだったのだ。

シャムシェル「お・は・よ、ダーリン♪」

リュート「わぁぁっ!な、な、なんだ!なんでいるんだよ!
     夢魔って、朝になったら消えるんじゃないのかよ!」

シャムシェル「そんなこと、誰が言ったの?」

シャムシェル「わたし、リュートといっしょにいることにしたから」

リュート「何ぃっ!」

シャムシェル「いいでしょ」

リュート「い、いいでしょって」

シャムシェル「ここはいいって言ってるよ」

シャムシェル「リュートがいやって言うなら、また暴れるよ。
       人間食っちゃうから」

リュート「それはもっといかん」

シャムシェル「リュートがいていいって言うなら、
       もう二度と人間を襲わない」

リュート「ほんとかよ」

シャムシェル「悪魔、嘘つかない」

リュート「信用できんな」

シャムシェル「人間の方がもっと嘘つくじゃん」

おれは唸った。

確かに------。

シャムシェル「あの長官、きっと嘘つくよ」

リュート「意外と鋭いな」

シャムシェル「わたしといると、色々得なことあるよ」

リュート「お、おれは清廉潔白に生きたい」

シャムシェル「それって、欲望に忠実ってことね。」

リュート「意味違う!」

シャムシェルが体重を預けてきた。

リュート「シャ、シャムシェル!」

シャムシェル「嬉しい♪わたしの名前、覚えてくれてたんだ!
       みんな、わたしのこと、『悪魔』ってしか
       呼んでくれないんだよ」

リュート「だって------」

シャムシェル「嬉しいから、もっとサービスしちゃう」

朝からおれは、サキュバスにやられてしまった。
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シャムシェル「はい、おしまい」

シャムシェルが微笑んだ。

唇にはいっぱい精液がついている。
ぺろりと舐めると、サキュバスはにこっと微笑んでみせた。

不覚にも、その微笑みにドキッとしてしまった。

(け、結構かわいいじゃないか……っていうか、
 めちゃめちゃかわいいじゃないか)

シャムシェル「何?」

リュート「な、何でもない」

おれは慌てて誤魔化した。

悪魔にかわいいなんて、言えるわけがない。

あ。

でも、昨日、おれ、言ったっけ?

<2016/09/24 18:32 RUKA>消しゴム
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