<<リュート。手を出して>>
<<何?>>
<<おまじない。こうやって手を頭の上に置くの>>
<<置いたよ>>
<<時計回りにまわしてあげると、眠れるようになるのよ>>
<<誰でも?>>
<<そう。でも、親しい人にだけしないとだめよ。
魔女扱いされてしまうから>>
-----------------------------------------------------------------
天国というのは、
あまりこの世と変わらない場所なのだろうか。
知っている天井に、知っている壁。
おまけに知っているベッド。
おれがボーアンのお城であてがわれた部屋だ。
天国はこの世とほとんど変わらないらしい。
……。
待てよ、とおれは思った。
変わらない、じゃない。
ここは、おれの部屋だ。ボーアンの部屋だ。
まさか。
おれは死ななかったのか。
でも、確か夢魔が現れたはずだ。
夢魔が現れて死ななかったということは……。
(何だ、夢だったのか)
???「いい夢、見た?」
リュート「うん」
答えたおれは、即座にわっと声を上げた。
シーツの代わりにおれの身体に覆いかぶさっていたのは、
こともあろうに、あのサキュバスだったのだ。
シャムシェル「お・は・よ、ダーリン♪」
リュート「わぁぁっ!な、な、なんだ!なんでいるんだよ!
夢魔って、朝になったら消えるんじゃないのかよ!」
シャムシェル「そんなこと、誰が言ったの?」
シャムシェル「わたし、リュートといっしょにいることにしたから」
リュート「何ぃっ!」
シャムシェル「いいでしょ」
リュート「い、いいでしょって」
シャムシェル「ここはいいって言ってるよ」
シャムシェル「リュートがいやって言うなら、また暴れるよ。
人間食っちゃうから」
リュート「それはもっといかん」
シャムシェル「リュートがいていいって言うなら、
もう二度と人間を襲わない」
リュート「ほんとかよ」
シャムシェル「悪魔、嘘つかない」
リュート「信用できんな」
シャムシェル「人間の方がもっと嘘つくじゃん」
おれは唸った。
確かに------。
シャムシェル「あの長官、きっと嘘つくよ」
リュート「意外と鋭いな」
シャムシェル「わたしといると、色々得なことあるよ」
リュート「お、おれは清廉潔白に生きたい」
シャムシェル「それって、欲望に忠実ってことね。」
リュート「意味違う!」
シャムシェルが体重を預けてきた。
リュート「シャ、シャムシェル!」
シャムシェル「嬉しい♪わたしの名前、覚えてくれてたんだ!
みんな、わたしのこと、『悪魔』ってしか
呼んでくれないんだよ」
リュート「だって------」
シャムシェル「嬉しいから、もっとサービスしちゃう」
朝からおれは、サキュバスにやられてしまった。
--------------------------------------------------------------------------------
シャムシェル「はい、おしまい」
シャムシェルが微笑んだ。
唇にはいっぱい精液がついている。
ぺろりと舐めると、サキュバスはにこっと微笑んでみせた。
不覚にも、その微笑みにドキッとしてしまった。
(け、結構かわいいじゃないか……っていうか、
めちゃめちゃかわいいじゃないか)
シャムシェル「何?」
リュート「な、何でもない」
おれは慌てて誤魔化した。
悪魔にかわいいなんて、言えるわけがない。
あ。
でも、昨日、おれ、言ったっけ?
<<何?>>
<<おまじない。こうやって手を頭の上に置くの>>
<<置いたよ>>
<<時計回りにまわしてあげると、眠れるようになるのよ>>
<<誰でも?>>
<<そう。でも、親しい人にだけしないとだめよ。
魔女扱いされてしまうから>>
-----------------------------------------------------------------
天国というのは、
あまりこの世と変わらない場所なのだろうか。
知っている天井に、知っている壁。
おまけに知っているベッド。
おれがボーアンのお城であてがわれた部屋だ。
天国はこの世とほとんど変わらないらしい。
……。
待てよ、とおれは思った。
変わらない、じゃない。
ここは、おれの部屋だ。ボーアンの部屋だ。
まさか。
おれは死ななかったのか。
でも、確か夢魔が現れたはずだ。
夢魔が現れて死ななかったということは……。
(何だ、夢だったのか)
???「いい夢、見た?」
リュート「うん」
答えたおれは、即座にわっと声を上げた。
シーツの代わりにおれの身体に覆いかぶさっていたのは、
こともあろうに、あのサキュバスだったのだ。
シャムシェル「お・は・よ、ダーリン♪」
リュート「わぁぁっ!な、な、なんだ!なんでいるんだよ!
夢魔って、朝になったら消えるんじゃないのかよ!」
シャムシェル「そんなこと、誰が言ったの?」
シャムシェル「わたし、リュートといっしょにいることにしたから」
リュート「何ぃっ!」
シャムシェル「いいでしょ」
リュート「い、いいでしょって」
シャムシェル「ここはいいって言ってるよ」
シャムシェル「リュートがいやって言うなら、また暴れるよ。
人間食っちゃうから」
リュート「それはもっといかん」
シャムシェル「リュートがいていいって言うなら、
もう二度と人間を襲わない」
リュート「ほんとかよ」
シャムシェル「悪魔、嘘つかない」
リュート「信用できんな」
シャムシェル「人間の方がもっと嘘つくじゃん」
おれは唸った。
確かに------。
シャムシェル「あの長官、きっと嘘つくよ」
リュート「意外と鋭いな」
シャムシェル「わたしといると、色々得なことあるよ」
リュート「お、おれは清廉潔白に生きたい」
シャムシェル「それって、欲望に忠実ってことね。」
リュート「意味違う!」
シャムシェルが体重を預けてきた。
リュート「シャ、シャムシェル!」
シャムシェル「嬉しい♪わたしの名前、覚えてくれてたんだ!
みんな、わたしのこと、『悪魔』ってしか
呼んでくれないんだよ」
リュート「だって------」
シャムシェル「嬉しいから、もっとサービスしちゃう」
朝からおれは、サキュバスにやられてしまった。
--------------------------------------------------------------------------------
シャムシェル「はい、おしまい」
シャムシェルが微笑んだ。
唇にはいっぱい精液がついている。
ぺろりと舐めると、サキュバスはにこっと微笑んでみせた。
不覚にも、その微笑みにドキッとしてしまった。
(け、結構かわいいじゃないか……っていうか、
めちゃめちゃかわいいじゃないか)
シャムシェル「何?」
リュート「な、何でもない」
おれは慌てて誤魔化した。
悪魔にかわいいなんて、言えるわけがない。
あ。
でも、昨日、おれ、言ったっけ?
