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虹が運んでくれた恋
- プリント回しの照れくささ -

私はその後静かにしていた。
だってまた注意されたら私はその瞬間「笑いもの」になる…。
だからちゃんとしなきゃ!
「教科書配ります」
と言って荻原先生は列ごとに回すように人数分分けた。
私に回ってきて…次渡辺君に。
私は照れくさかった。
でも何とか回せた。
ふぅ。と思ったらまた教科書・・・。
ああ。無理かも。慣れだよね。
って、なんでこんなの渡すのに照れるの?
渡辺君が受け取るときに手で受け取ってくれるから?
ちがう、虹をみたら魔法がかかったから?
ちがう、なんだろうな。不思議。
私はそう思い渡す。

「では、休み時間です」
と言ったので私は教科書をまとめていた。
すると渡辺君が近寄ってきて
「虹消えちゃったね」
と言ってきた。
私は
「うん」
と答える。
「虹好きなの?」
私はとても見つめられたのでドキドキしながら
「うん。私綺麗なもの大好きなの」
と答えると
「俺、虹見るとあの子を思い出す」
あの子?
「あ、ごめん、あの子というのは…」
照れくさそうに言う。私は一発で分かった。
恋してる人って。
私はわかったって顔した。
すると
「悠太、何してんの。」
とかっこよさそうな堀口玲ちゃんが渡辺君に言った。
「あ、ごめんね。お話し途中。」
と言って玲ちゃんは渡辺君を連れて行ってしまった。
それを戸惑いながらついていく渡辺君をみながら。

<2016/06/25 18:52 喜代歌>消しゴム
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