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幻想卿へ迷い込んだ私


校長室から出ると咲夜がいた。
「どうだったかしら?」
私は校長室での会話を説明した。途中で咲夜は相づちを打ったりしていた。
「......という事なのよ、咲夜さん。」
「そうだったの、良かったじゃない......あっ、さん付けしなくていいから。そんなに固くなくて良いから。」
「はい......ですが......呼び捨てみたいな言い方は出来ません。愛称とかありますか?」
「そう言われても皆からは咲夜って呼ばれているし......」
と悩み始めた咲夜。40秒ぐらい考えていたがあまり良いものは無かった。
「お手上げです。」
と咲夜も降参。私達は顔を見合わせるとクスリと笑ってしまった。
「あっ、本題すっかり忘れてた。お嬢様からティータイムは終わったわ、教室で待っているからいらっしゃい、との事です。」
「どうも。」
と私はお礼を言った。
「どういたしまして。」
と咲夜はにっこりと応えた。私と咲夜は雑談をしながら移動した。教室の方へ着くとレミィが待っていた。
「どうだったかしら?」
「うまくいったわ......多分。」
と私は急に心配になってきた。もし、紫が変な格好をして皆の前に出たりしたら......もしも、私の事が話題に出たりして、友達の親が私の親にその事を言ったら......レミィはその事を見透かしたように言った。
「心配事はこれから考えていくべきね。」
私はその言葉を聞いて少しは心配事が減ったような気がした。
「ありがとう。」
と私が言うと皆で笑った。

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