アーニャ教官の派手な登場の後、校長はアーニャ教官に任せるという事で自分の業務に戻った。
クラスの生徒達はアーニャ教官の指示により、生徒一人ずつ、黒板の前に立ち、クラス全員と対面する形で自己紹介をしていた。
「レンツ・シュタイナーです。特に特技などはありません。以上で…ふわぁあああー眠」
皆緊張しながらも自分の長所や使用武器などアピールする場所として活用する中、レンツはクラス全員に向かって超簡単な自己紹介の後、盛大なあくびを発した。
天然なのか、大物なのか計り知れないものがあると言えるだろう。
「あははははっ。特に特技などはございませんって何?もしかして駄洒落?」
レンツの横に立つ小さな女性教官アーニャは腕を組み壁に持たれかかり、レンツの自己紹介を聞いていた。
「いや、まぁ別に…もう席ついていいですか?」
「ダーメ!まだ使用武器も得意属性も聞いて無いし、どんな戦い方するか聞いてないもん」
「……。武器は普段は木剣を使ってます。手強い魔獣は親父の魔動力剣を借りて討伐していました。得意属性はわかりません。戦い方は…特に何も考えてません。早く魔獣倒して、早く寝る事しか考えてません。これでいいですか?」
レンツはあくびで出た涙を片手で拭い、アーニャの顔をちらっと伺った。
「うん。もう、席についていいよー。次は…」
「ヴァン・ドルゥキンスと申します!!使用武器は槍!得意属性は土!戦い方は土属性の魔動力で翻弄しつつ、槍で仕留めます!以上です」
ヴァンの声は体格通りの大きな声で隣りにいたアーニャ教官はヴァンの声が大きすぎて耳を塞いでいた。
「はい!元気があってよろしい!キミは若桜戦にエントリーしていると聞きましたが意気込みは?」
「必ず優勝し、学院最強の生徒。アリス・ロード・ヴィルフルートへの挑戦権を手に入れて見せます!」
ヴァンの意気込みはアーニャ教官とクラス全員に伝わり、皆から大きな拍手で期待された。
(若桜?戦?なんか…面倒くさそうだな。俺は絶対エントリーしないわ…ふぁーあ……)
「これは、期待しないわけにはいきませんね!ちなみに、ここにいる。レンツ君も若桜戦にエントリーされてます!」
「ぶほっ!!」
アーニャ教官の衝撃的な発言により、レンツのあくびは途中で途切れた。
「あのー今なんと?」
「だから。レンツ・シュタイナー君も若桜戦の選手に選ばれてます!しかも校長先生の推薦です!これは熱い!」
「熱くねーし!!勝手に推薦してんじゃねぇぇええぇえ!」
ヴァンよりも大きい声を発したレンツは当初の計画である目立たずひっそりに学院生活を送ることが困難となってしまった。
しかも、校長先生から謎の推薦。
これはクラス全員、特にヴァンが大口を開けて驚いていた。
*
「へくしょい!!あー風邪ひいたかな」
その頃校長のリックは、校長室の執務席に座り、生徒の顔写真とプロフィールを記載された資料を目にしていた。
「レンツの戦いが楽しみだなあ…何せ、セブンの息子だからなぁ…しかも、初戦はA級特待生のエリスか。これはいきなり熱いなあ」
リックは顔をニヤつかせ、若桜戦に出場する選手のリストを見ていた。
レンツが発狂している事も知らずに。
クラスの生徒達はアーニャ教官の指示により、生徒一人ずつ、黒板の前に立ち、クラス全員と対面する形で自己紹介をしていた。
「レンツ・シュタイナーです。特に特技などはありません。以上で…ふわぁあああー眠」
皆緊張しながらも自分の長所や使用武器などアピールする場所として活用する中、レンツはクラス全員に向かって超簡単な自己紹介の後、盛大なあくびを発した。
天然なのか、大物なのか計り知れないものがあると言えるだろう。
「あははははっ。特に特技などはございませんって何?もしかして駄洒落?」
レンツの横に立つ小さな女性教官アーニャは腕を組み壁に持たれかかり、レンツの自己紹介を聞いていた。
「いや、まぁ別に…もう席ついていいですか?」
「ダーメ!まだ使用武器も得意属性も聞いて無いし、どんな戦い方するか聞いてないもん」
「……。武器は普段は木剣を使ってます。手強い魔獣は親父の魔動力剣を借りて討伐していました。得意属性はわかりません。戦い方は…特に何も考えてません。早く魔獣倒して、早く寝る事しか考えてません。これでいいですか?」
レンツはあくびで出た涙を片手で拭い、アーニャの顔をちらっと伺った。
「うん。もう、席についていいよー。次は…」
「ヴァン・ドルゥキンスと申します!!使用武器は槍!得意属性は土!戦い方は土属性の魔動力で翻弄しつつ、槍で仕留めます!以上です」
ヴァンの声は体格通りの大きな声で隣りにいたアーニャ教官はヴァンの声が大きすぎて耳を塞いでいた。
「はい!元気があってよろしい!キミは若桜戦にエントリーしていると聞きましたが意気込みは?」
「必ず優勝し、学院最強の生徒。アリス・ロード・ヴィルフルートへの挑戦権を手に入れて見せます!」
ヴァンの意気込みはアーニャ教官とクラス全員に伝わり、皆から大きな拍手で期待された。
(若桜?戦?なんか…面倒くさそうだな。俺は絶対エントリーしないわ…ふぁーあ……)
「これは、期待しないわけにはいきませんね!ちなみに、ここにいる。レンツ君も若桜戦にエントリーされてます!」
「ぶほっ!!」
アーニャ教官の衝撃的な発言により、レンツのあくびは途中で途切れた。
「あのー今なんと?」
「だから。レンツ・シュタイナー君も若桜戦の選手に選ばれてます!しかも校長先生の推薦です!これは熱い!」
「熱くねーし!!勝手に推薦してんじゃねぇぇええぇえ!」
ヴァンよりも大きい声を発したレンツは当初の計画である目立たずひっそりに学院生活を送ることが困難となってしまった。
しかも、校長先生から謎の推薦。
これはクラス全員、特にヴァンが大口を開けて驚いていた。
*
「へくしょい!!あー風邪ひいたかな」
その頃校長のリックは、校長室の執務席に座り、生徒の顔写真とプロフィールを記載された資料を目にしていた。
「レンツの戦いが楽しみだなあ…何せ、セブンの息子だからなぁ…しかも、初戦はA級特待生のエリスか。これはいきなり熱いなあ」
リックは顔をニヤつかせ、若桜戦に出場する選手のリストを見ていた。
レンツが発狂している事も知らずに。
