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怨霊の意味成亡霊


「うふっうふふふふ………」

「さあてと、二人に知らせてこなくちゃね~」

「新しい屠自古さんの復活をね」










あれからどれ位経ったのだろうか。
私は未だに邪仙の掌で踊らされているのだろう。
私の理性はどうなったのだろう。
誰か成仏したのだろうか。
そう考えていた時だった。

「………自古」

「………屠自古」

何やら聞き覚えのある声が聞こえてくる。
私はその言葉に耳を傾けた。

「屠自古!!無事か!?」

馬鹿でかい声が聞こえた。
布都の声だ………

「布都………」

「おお、無事か!!待っておれ、今直ぐ」

「成仏………したの?」

「しておらん!!我も御前も、まだまだ元気じゃ!!」

「………アイツは?」

「太子様か!?」

「………うん」

「外で戦っておる!!交互に御前に話し掛けるからな!!!」

「え………?」

「………か………ら………して………って………れ」

布都の声が途絶えた。
多分、私から引き剥がされたのだろう。
………にしても、交互に話し掛けるとは一体?
御前らが幾ら私に話し掛けても、怨霊化は止まらない。
もうすぐ私の意識も、記憶も飛ぶだろう。
だから………

「ほっといて欲しい………と。」

「!?」

今度は誰だよ!!………アイツか。
私に話す事なんかあるのか………?

「何なんですか………二人して」

「………花」

「………ユリの花が咲いたんですよ」

「花………?」

「屠自古、楽しみにしていたでしょう?咲いてましたよ、庭に」

何なんだコイツ。
まるであの時と一緒だな、いきなり私に押しかけてきて………きて………

「後、お団子屋さん。新しい商品を売り出したんですって。買いにいきましょうか、三人で」

「………」

引き剥がしたい。
今直ぐ引き剥がしたい。
何なんだよ、コイツ。こんな時にまで変な話して。
私の怨念よ、届け。

「………屠自古」

「何ですか」

「………私の事、今でも嫌いですか」

はあ?何言ってんだよコイツ。
それは勿論………






「好きです………っ………!」

<2016/06/28 16:14 河城幽霊>消しゴム
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