何処にいるの、何処にいるの?
見つからない、見つからない。
探しても、探しても。
兄と私の親友であり又、私の慕っていた【オオカミ君】は突如消え失せてしまった。
「あぁー・・・何処に、何処に?
ごめんなさい、こっちの負けでいい。
だから、お願い、出てきてよ。
かくれんぼはもう終わりにして
一緒に帰ろう?」
涙が瞳を潤す、母似の蒼い瞳から大粒の水滴が頬を伝った。
あぁ、あの兄でさえ、父に似た紅色の瞳を陰らせている。
ー何処に居るの?ー
嗚呼、彼は、私達を嫌ったりしなかったよ。
彼はとても優しかったよ。
彼は私達を傷付けたりなんてしなかったよ。
一緒に居てくれて、遊んでくれて。
だから、お願い。
彼はとても優しいから。
いや、優し過ぎるから。
自分が傷付くのを気にしないそんな、彼だからこそ。
もう、幸せにしてあげてよ。
夕暮れに陽炎が揺らいだ。
見つからない、見つからない。
探しても、探しても。
兄と私の親友であり又、私の慕っていた【オオカミ君】は突如消え失せてしまった。
「あぁー・・・何処に、何処に?
ごめんなさい、こっちの負けでいい。
だから、お願い、出てきてよ。
かくれんぼはもう終わりにして
一緒に帰ろう?」
涙が瞳を潤す、母似の蒼い瞳から大粒の水滴が頬を伝った。
あぁ、あの兄でさえ、父に似た紅色の瞳を陰らせている。
ー何処に居るの?ー
嗚呼、彼は、私達を嫌ったりしなかったよ。
彼はとても優しかったよ。
彼は私達を傷付けたりなんてしなかったよ。
一緒に居てくれて、遊んでくれて。
だから、お願い。
彼はとても優しいから。
いや、優し過ぎるから。
自分が傷付くのを気にしないそんな、彼だからこそ。
もう、幸せにしてあげてよ。
夕暮れに陽炎が揺らいだ。
