狐の話(兄)
オレは化け狐。紅羽(クレハ)だ。
オレは狐にしては化け物じみていた。
それは妹、咲夜にも言える事だった。
オレの紅い目は血の色だと。
妹の蒼い目は死人の肌色だと。
オレは、許せなかったんだと思う。
理不尽な奴等が、オレ達を井戸に捨てた両親が。
何もしていないのに。
何もしていないのに?
・・・・本当は何処かの誰かを傷付けているのでは?
こんなオレは夢の中の意識で本当は…
怖い。怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
叫ぶ。掠れた雄叫び。
…あぁ水分が足りてないのかな?
喉が割ける。紅い水玉が口内を染める
鉄と染みて、苦しめてくる様な臭いに
気が狂いそうになる。
「あ…ぁは…っばかっ…?」
何だよこれ。
カハッとせりあがったものが飛び出す
赤黒いソレから目が放せない。
気が付いたときにはもう。
食らい付いていた。
「ッー・・・・・・・・!!!!!!」
熱い。体が熱い。
足先はこんなにも寒いのに?
グチャ、バキッ、メチョッ、ネチャ
何十という目が。
何十という手が。
何十という口が。
誰か。たすけ……て。
オレは化け狐。紅羽(クレハ)だ。
オレは狐にしては化け物じみていた。
それは妹、咲夜にも言える事だった。
オレの紅い目は血の色だと。
妹の蒼い目は死人の肌色だと。
オレは、許せなかったんだと思う。
理不尽な奴等が、オレ達を井戸に捨てた両親が。
何もしていないのに。
何もしていないのに?
・・・・本当は何処かの誰かを傷付けているのでは?
こんなオレは夢の中の意識で本当は…
怖い。怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
叫ぶ。掠れた雄叫び。
…あぁ水分が足りてないのかな?
喉が割ける。紅い水玉が口内を染める
鉄と染みて、苦しめてくる様な臭いに
気が狂いそうになる。
「あ…ぁは…っばかっ…?」
何だよこれ。
カハッとせりあがったものが飛び出す
赤黒いソレから目が放せない。
気が付いたときにはもう。
食らい付いていた。
「ッー・・・・・・・・!!!!!!」
熱い。体が熱い。
足先はこんなにも寒いのに?
グチャ、バキッ、メチョッ、ネチャ
何十という目が。
何十という手が。
何十という口が。
誰か。たすけ……て。
