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あなたに愛を捧げよう(※BLです)
- すき?スキ?好き? -

鈴木Side

なんだったんだろう。
西宮さんが何か変だった。
いや、僕の方が可笑しかったかも。
西宮さんに触られて、抱き付かれて、
嬉しかった。ドキドキした。
なんなんだろう、さっきからのこの気持ちは。

僕が頬を赤らめて、
いろんなことを考えていると、
課長が僕に近寄ってきて、僕の頬に触れた。
顔を上げると、すぐ近くに課長の顔があって、
避ける暇もなく、課長の唇が僕の唇と重なった。
僕の頭は一気に白くなり、
何が起こってるのか分からなくなった。

「か、課長?んっ、や、めっ、て、んっ」
やっと離れたと思うと、
課長が僕の後ろの方をちらっと見て、
青ざめた顔で走り去っていった。

「鈴木さん!!」
「西宮さん!?」
不思議に思って後ろを振り返ると、
そこには怒ったような、
心配したような顔をした、
西宮さんが僕に抱き付いてきた。

「・・・・・・」
「・・・西宮さん?あっ、さっ、きの、
見てました?」
「うん。」
「・・・・・・」
「・・・・・・」

しばらくの沈黙が続いて、
きまずい空気が流れた。
でも、まだ抱き合っていたくて、
西宮さんの背中に腕を回した。

「!! 鈴木、さん?」
「えっと、もう少し、こうしてていいですか?」
「///鈴木さん、可愛すぎます。」
「/////」
声は小さかったけど、
抱き合ってる状態だと、
よく聞こえて、顔が真っ赤になった。

「あの、西宮さん、もし、良ければ、」
「西宮さん!!」
僕が人生初の大イベント、
告白をしようとしたのに、
それを遮られた……。

<2016/12/18 19:31 本田鳥>消しゴム
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