おためし小説投稿

登録一切不要で小説投稿!
文字サイズ変更 
あなたに愛を捧げよう(※BLです)
- 出会い -

「あ、あの!鈴木さん!」

「はい。なんですか?」

可愛く微笑んで、少し首をかしげ、
そう聞いてくる鈴木さんに
また胸が鳴った。

「えっと、電話番号。
交換しませんか?メールアドレスも!」

僕はここで鈴木さんに会えたのも、
何かの縁かと思い、そう言って、
スマホを取り出した。
しかし、鈴木さんは少し俯いて、
顔を少し赤くしていた。

「す、鈴木さん?大丈夫ですか?
顔、赤いですよ? また!」

「ち、違います!
えっと、あの、・・・僕の、けい、たい、
・・・」

『また気分が悪くなったんですか?』
と聞こうとしたら、
『携帯』とまで言って黙り、
上げていた顔をまた下に向けてしまった。

「鈴木さん?本当に大丈夫ですか?」

「うっ、ううっ…。」

「! 鈴木さん!?」

鈴木さんが苦しい声を出したかと思うと、
ばっと立ち上がり、真っ赤な顔で、
「ちょ、ちょっと、トイレ行って来ます!」
と言ってトイレに行ってしまった。
僕は呆然として、座っていた。

<2016/07/28 22:15 本田鳥>消しゴム
Copyright(C) おためし小説投稿 Since2013 All Rights Reserved.