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あなたに愛を捧げよう(※BLです)
- 再会 -

西宮Side

「はぁ、終わったー。」

「お疲れ様です!
西宮さん、もう帰りますよね?」

仕事が終わり、体を伸ばしていると、
僕の良き理解者、宮本 賢(みやもと けん)が、
話しかけてきた。
宮本くんは、僕の初めての後輩で、
新入社員として宮本くんが来たとき、
僕が指導をしていた。
そのため、それから仲良くなり、
よく飲みに行ったりしていた。
その時に、僕と趣味が一緒だったり、
僕の悩みにアドバイスをくれたことで、
相談した全て悩みが解決していった。
だから、僕は宮本くんを良き理解者として、
親っている。

「うん、帰るけど。なんで?」

「僕も今上がったので、
一緒に食べに行こうかな~って思って。」

「あぁ、良いよ。行こうか。」

久しぶりに食事に誘われ、
内心、僕は嬉しかった。
宮本くんは、OKをもらえたことが
結構嬉しかったのか、
少し涙が出ていた。

「宮本くん!?泣かないでよ。
ほら、大丈夫?」

僕はポケットのハンカチを宮本くんに渡し、
背中を擦ってあげた。

「だ、だいじょ、ぶ、です。
ごめ、なさい。うれし、くて。」

そうすると、宮本くんは、
もっと泣き出してしまった。
何が悪かったのか分からなく、
僕は焦って、背中を強く擦ってしまった。

「いたい、痛いです。西宮さん!
ハハッ、強く擦りすぎですよ!
もう、大丈夫ですから、行きましょう!」

「ほ、本当に大丈夫?」

「はい!もう大丈夫です!
すみません。突然泣いてしまって。
久しぶりに一緒に食事が出来ると思ったら、
嬉しくって・・・。」

そうやって笑う宮本くんは、
涙で目元が濡れていて、
とても綺麗に見え、一瞬だけ、頭の中に
鈴木さんの顔が浮かんだ。
でも、それがなんでなのか分からなかったが、
その時には気にしてなかった。

<2016/08/07 08:39 本田鳥>消しゴム
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