「良いことを思い付いたんだ。大地を見つける方法を」
「はあ?こんだけ探してんのに見つからねぇんだぞ?。それをお前なんか____」
「輝仁!」
哲三は輝仁の頬を、平手打ちした。
「いい加減にしろ。淳太郎に話をさせてやれ」
「ゥッ‥‥」
相当痛かったのか、哲三の顔を鋭く睨み付ける。
「文句は?」
「‥‥‥ねぇよ」
哲三は淳太郎に頷きかける。
淳太郎は震える声で、話を再開した。
「皆、初日にさルールっていう紙配られたろ?、。あれ、詳しく見たやつはいるか?」
見たが、あまり内容は覚えていない。
「何となくだったら、覚えてるわ」
百合子がてをあげる。
「良かった。そこにさ、『自殺をしたら』みたいなこと書かれてたろ?」
「えぇ。自殺をしたらした人の一番なかが良かった‥‥‥」
百合子はゾッとしたように固まった。
ハアハア荒いいきをしながらも、淳太郎は話をやめようとはしない。
「あぁ。察してる通り、純平は自殺した。そして純平と一番親しかったのは、」
「大地くんだ」
「え、じゃあさ」
杏が質問する。
「くららと、親しかった人も、死ぬってこと?」
「勿論」
俺は思わず自分の心臓に、てをおく。
安心しろ。まだ動いてる。
だが〝まだ〟動いているだけだ。いつとまるか分からない。
「誰かあのルールの紙、持ってねぇか?」
哲三が呼び掛ける。
やはり答えるものは居ない。
ふとあることを思い出す。
「なぁ、まだあるんじゃないかな?」
「何が?」
キョトンとして皐月が聞く。
「おいおい」
バカにしたように、修が俺の代わりに言った。
「聞いてなかったのかよ」
「き、きいてたよ!」
「嘘だな」
皐月はなにも言えず、俯く。
俺は慌てて言う。
「とりあえずあると思うんだ。誰かとってきたほうが、便利じゃねえか?」
静まり返る。
誰もとりにいきたがらない理由は、わかってる。現在あそこは二人の体がある。きっと腐ってるかもしれない。
そんな教室に、誰がとりに行きたがるだろう?
「僕がいくよ」
全員の目線がアイツに注がれる。
「僕がとりにいく」
