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世界が終わる今日、僕は君を探していた


「淳太郎‥‥‥お前‥‥」
俺が先を続けようとしたとき、怒鳴り声が響いた。

「テメー!何俺の仲間殺してんだよ!?」
萌美だった。

驚いた様子で淳太郎は目を丸くする。
「萌美、見てたのか?」

「見てたわけねーだろ!」

萌美は余りの怒りに我を忘れかえり、怒鳴り散らす。まるで男だ。

「俺が見てたら、ぜってえ止めてただろ!ボケ!!」

「‥‥これも君のためだ、萌美。」

バカにするように萌美は睨み付ける。
「俺のため?まあお前の判断に任せるよ」

萌美の後ろから数人の人間が出てきた。

輝仁と修だった。

「輝仁に修‥‥?」
俺は今の現状が理解できず、戸惑った。

と、いうか屋上にどんだけ人が集まれば気がすむんだよ!?

「ごきげんよう、裏切り者よ」
輝仁は淳太郎に向かってせせら笑いながら言った。

一方修は今の一見を見ていたのか、戸惑いと復讐に満ちた目で、淳太郎を見つめている。

「萌美、どういうことだ?」
冷静にも淳太郎は賢人を見る。

「俺はな、運がわりいことにこいつらに捕まったんだ」

作り話っぽい‥‥

やはり淳太郎も信じていない。
「へえ、でどうすればいい?」

「お前が萌美の代わりになればいいだけだ」

「代わり?」

輝仁は説明するのがめんどくさいのか、大きく欠伸をする。その様子を見て代わりに、修が話し出した。
「誰か殺さなきゃいけねえだろ?だから僕達__輝仁と僕__は協力することにしたんだ。まず1人捕まえてソイツを殺すのを手伝ったら、もう一方の人の殺すのを手伝うって」

「で、お前はその信じられないもうけ話を信じて、萌美は殺されるってわけか」

「だがな、チャンスはまだあるぞ。裏切り者」

「チャンス?」

修は萌美の後ろへ行き、何やらゴソゴソやりはじめた。たぶん両手を紐で結んでいるのだろう。

輝仁は乱暴にも賢人の服の裾を引っ張り、押し倒してその背中に右足を乗せる。
「こいつの代わりに裏切り者さんがしんでもいいんだ」

「なあ、淳?」

遠い過去を見るような話し方で、萌美はぼそりといった。

「俺を仲間に入れるときさ、『お前の事を俺の命にかけて守ってやる』っていったよな?
その約束、今果たしてよ?」

淳太郎は俯き、黙り混む。

「タイムリミットは残り30秒」
自分の腕時計を見ながら輝仁は言う。

「分かったよ」

どうやら決心したようだ。

「萌美を殺せ」

「おおおおおー!!!!これぞ裏切りだあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
興奮した様子で輝仁は叫ぶ。

萌美はがくりと方を落とした。やっと正気に戻ったみたいだ。
「やっぱりもっと信用できる人と仲良くなればよかったよ。まあ君が私を守ることはないって、分かってたけどね」

「にい、酷いよ」
皐月は地面に崩れ落ちる。

俺は慌てて皐月を抱き起こした。
「大丈夫か?」

皐月は何も言わず、ボーッとした様子で俺の顔に右手を当てる。

「大丈夫だよ。俺がついてる」
まるで赤子に語りかけるようなことしかできなくて、俺は半分恥ずかしく、半分悔しかった。

皐月をおぶってやった。

ふとくららを思いだし、胸がいたんだ。

「二人とも、じゃあ後はよろしく」
萌美は天を仰いだ。いつのまにか紐は取れてた。

誰に言ったのだろう?

そんなバカな俺だった。

「ゴメンね、これもお・や・く・そ・く♪」

突然拳銃の音が鳴り響いた。

(ハッ?誰だ!!ここには萌美以外女子はいなかったはず____じゃあまた乱入!?)

「ぐがっ‥‥」

誰かが打たれた。

恐怖から目を開けると、そこにまともに立っていたのは輝仁、そして泉がいた。

泉は両手に拳銃を持っていた。

近くには血塗れの淳太郎が倒れていた。

「よし、これでおーけー」
かたにかけているバックに拳銃をしまう泉。

「あれ?萌美は?」

「萌美なら俺が突き落としておいた」

校庭を見つめる輝仁。あいつの目には今、何が写っているのだろう?絶望?

「これで俺達は助かる」

「じゃあ私も用無しだわ、バイバーイ」

二人は屋上から出ていった。

そういえば、修は?

しかし探す気にもなれず、俺は皐月をおぶさり、文月のもとへ戻っていった。










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あ、誰が殺したとかややこしいので、後日修正するかもです。

後、正真正銘萌美ちゃんは女の子ですよ
<2016/07/24 00:17 栗原小雪>消しゴム
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