レインにつれられて、鏡を見る。すると、確かに左目が赤く光っていた。
「どういうことだ?」
レインはクロウにそう訊くが、クロウ自信もわからない。
「さあ、どういうことだろう」
「自分でもわからないのかよ。やっぱり、お前はお前だな。クロウ」
「意味がわからないよ。それを言うなら。君は君だよ。レイン」
「それもそうか。とりあえず、今日は寝るか。そうすれば、お前の目も治るかもしれないだろ?」
「うん………」
クロウはそう返事をするが、どこか不安そうだった。
「どうした?」
「いや、目が赤くなったのは、今さっき知ったんだよ。でも、前にもたまにあったんだ。左目が痛くなることが。その時は一人でいる時だったし、鏡で確認することもなかった。医院に行っても、異常はないって言われたし。でも、その時も目が赤くなっていたのかも知れない」
「そうか。なんだろうな。それ。聞いたこともないぞ」
その日はもう寝た。そして、翌日。クロウの目は直っていた。
「直ってるな」
「直ってるか。ありがとう」
クロウはそう言う。
「仲直りしたのですね」
ガルシアがそう言うと、レインが、
「今日の夜中、いろいろあったんだよ。クロウだって頑張ってるんだなって、そう思った。本当、悪いことしたよ。クロウには。あいつがキレるのも無理はないな」
「そうですか。仲間ですし、すぐに仲直りはできますよ」
「ああ。そうだな」
クロウ達が旅をしている最中、クロウ達が逃がした三人の兵士が、帝国で処刑されていた。怯えて逃げるような雑魚はいらない。王はそう言って、処刑を実行した。この世界の王、ガステリア。普通に見れば、クズの中のクズ。だが、それを良いと言う人間もいる。ガステリアは、赤い髪、黒い瞳の巨漢だ。王が着るのに相応しくない、飾り気のない赤い戦闘服。傍らには、いつも剣が置かれている。ガステリアは、反逆した六人に対して、嫌な予感を感じた。念のため、その六人に対抗できるように、六刃(ろくじん)という組織を作ることにした。そして集められたのが、この六人だった。青い髪、青い瞳、美形の顔に、コート風の戦闘服。17歳の少年、ユグス。その二刀流は素晴らしいという。水、風の魔法が得意らしい。白い髪、黄色い瞳、真っ白な服を着た、まるで天使の様に美しい青年。20歳のアルテマ。雷、光の魔法が得意らしい。素晴らしい剣士だと聞いている。黒い髪、黒い瞳、黒いマント付きの服を着た男前の男性。32歳のスレイ。闇、雷、風の魔法が得意らしい。ガステリアもよく知る、帝国の兵士長だ。赤い髪、緑の瞳、白い布服一枚を着たホムンクルスの少女。14歳の、アーテ。炎、地魔法が得意らしい。戦闘様のホムンクルスであり、その杖で力を増幅させて戦うという。長い銀髪、青い瞳。黒い服に、黒いスカート。その美貌だけでなく、剣の腕も素晴らしいと聞いている。氷、雷の魔法が得意らしい。18歳の、レイラ。緑の髪、赤い瞳の、美しい短剣使い。青い服を着た少女。16歳の、セルス。世界各地から集めた、最強とも言える人材だ。指揮はスレイに取らせ、六刃として活躍してもらう。地、水の魔法が得意らしい。
「俺はユグス。よろしくな」
ユグスがアルテマにそう言う。
「はい。頑張りましょうね。ユグスさん」
アルテマはほわほわした雰囲気で言った。
「へぇー、ホムンクルスって本当にいたんだ」
セルスがアーテにそう言うと、
「沢山いる」
と答えた。
「皆落ち着きがないわね。もっときちんと」
レイラがそう説教しようと、セルスがレイラの胸に触る。
「うーん。小さいけどいい手触り」
評論家のようにそう言うセルスの手を振りほどき、
「何するのよ……!」
「うん。私ね、可愛い女の子が大好きなんだ。もちろん、アルテマみたいに可愛い男の子も大好きだよ」
「え、僕可愛いですか?それに、僕はもう20ですし、男の子ではないですよ。男性と言ってください」
「うんうん。そんな感じでほわほわしてる感じがいいんだよ。ユグスも顔はいいんだけど、可愛いって感じじゃないから。でもオッケーだよ」
「でもオッケーってなんだよ。そのギリギリセーフみたいな言い方、ちょっと嫌なんだけど」
「ちょっとだけなら我慢しなさいよ」
「じゃあかなり嫌だ」
「でも我慢しなさい」
そんなことを続ける仲間達を見て、スレイが笑う。
「皆。これから頑張ろう。僕も指揮官として頑張るよ。絶対に、皆を死なせたりはしない」
「スレイさんって、凄い男前ですよね。口調があれだけど」
レイラがそう言うと、
「それは言わないでほしいな」
と苦笑しながら返した。
「レイラ、歳上好き?」
アーテがそう訊くと、
「ううん。基本同い歳か、近い方が好きよ」
「へぇー、なら私のことも好きだね。2つしか変わらないし」
「でも、セルスは女の子じゃない」
「でもね、女の子と女の子が恋しちゃ駄目なんて、決まってないんだよ。もちろん男の子と男の子も」
「セルスさんって凄い趣味ですよね。いろいろと。個性があって羨ましいです」
「そうでしょ?」
「ただ変人なだけだろ」
「誰が変人だって?ユグス?」
「いや、なんでもないっす」
これが六刃か。少し、いやかなり変わっているが、かなり腕の立つ戦士だと聞いている。どれだけ強いのか、お手並み拝見だ。スレイはそう思い、小さく微笑んだ。
「どういうことだ?」
レインはクロウにそう訊くが、クロウ自信もわからない。
「さあ、どういうことだろう」
「自分でもわからないのかよ。やっぱり、お前はお前だな。クロウ」
「意味がわからないよ。それを言うなら。君は君だよ。レイン」
「それもそうか。とりあえず、今日は寝るか。そうすれば、お前の目も治るかもしれないだろ?」
「うん………」
クロウはそう返事をするが、どこか不安そうだった。
「どうした?」
「いや、目が赤くなったのは、今さっき知ったんだよ。でも、前にもたまにあったんだ。左目が痛くなることが。その時は一人でいる時だったし、鏡で確認することもなかった。医院に行っても、異常はないって言われたし。でも、その時も目が赤くなっていたのかも知れない」
「そうか。なんだろうな。それ。聞いたこともないぞ」
その日はもう寝た。そして、翌日。クロウの目は直っていた。
「直ってるな」
「直ってるか。ありがとう」
クロウはそう言う。
「仲直りしたのですね」
ガルシアがそう言うと、レインが、
「今日の夜中、いろいろあったんだよ。クロウだって頑張ってるんだなって、そう思った。本当、悪いことしたよ。クロウには。あいつがキレるのも無理はないな」
「そうですか。仲間ですし、すぐに仲直りはできますよ」
「ああ。そうだな」
クロウ達が旅をしている最中、クロウ達が逃がした三人の兵士が、帝国で処刑されていた。怯えて逃げるような雑魚はいらない。王はそう言って、処刑を実行した。この世界の王、ガステリア。普通に見れば、クズの中のクズ。だが、それを良いと言う人間もいる。ガステリアは、赤い髪、黒い瞳の巨漢だ。王が着るのに相応しくない、飾り気のない赤い戦闘服。傍らには、いつも剣が置かれている。ガステリアは、反逆した六人に対して、嫌な予感を感じた。念のため、その六人に対抗できるように、六刃(ろくじん)という組織を作ることにした。そして集められたのが、この六人だった。青い髪、青い瞳、美形の顔に、コート風の戦闘服。17歳の少年、ユグス。その二刀流は素晴らしいという。水、風の魔法が得意らしい。白い髪、黄色い瞳、真っ白な服を着た、まるで天使の様に美しい青年。20歳のアルテマ。雷、光の魔法が得意らしい。素晴らしい剣士だと聞いている。黒い髪、黒い瞳、黒いマント付きの服を着た男前の男性。32歳のスレイ。闇、雷、風の魔法が得意らしい。ガステリアもよく知る、帝国の兵士長だ。赤い髪、緑の瞳、白い布服一枚を着たホムンクルスの少女。14歳の、アーテ。炎、地魔法が得意らしい。戦闘様のホムンクルスであり、その杖で力を増幅させて戦うという。長い銀髪、青い瞳。黒い服に、黒いスカート。その美貌だけでなく、剣の腕も素晴らしいと聞いている。氷、雷の魔法が得意らしい。18歳の、レイラ。緑の髪、赤い瞳の、美しい短剣使い。青い服を着た少女。16歳の、セルス。世界各地から集めた、最強とも言える人材だ。指揮はスレイに取らせ、六刃として活躍してもらう。地、水の魔法が得意らしい。
「俺はユグス。よろしくな」
ユグスがアルテマにそう言う。
「はい。頑張りましょうね。ユグスさん」
アルテマはほわほわした雰囲気で言った。
「へぇー、ホムンクルスって本当にいたんだ」
セルスがアーテにそう言うと、
「沢山いる」
と答えた。
「皆落ち着きがないわね。もっときちんと」
レイラがそう説教しようと、セルスがレイラの胸に触る。
「うーん。小さいけどいい手触り」
評論家のようにそう言うセルスの手を振りほどき、
「何するのよ……!」
「うん。私ね、可愛い女の子が大好きなんだ。もちろん、アルテマみたいに可愛い男の子も大好きだよ」
「え、僕可愛いですか?それに、僕はもう20ですし、男の子ではないですよ。男性と言ってください」
「うんうん。そんな感じでほわほわしてる感じがいいんだよ。ユグスも顔はいいんだけど、可愛いって感じじゃないから。でもオッケーだよ」
「でもオッケーってなんだよ。そのギリギリセーフみたいな言い方、ちょっと嫌なんだけど」
「ちょっとだけなら我慢しなさいよ」
「じゃあかなり嫌だ」
「でも我慢しなさい」
そんなことを続ける仲間達を見て、スレイが笑う。
「皆。これから頑張ろう。僕も指揮官として頑張るよ。絶対に、皆を死なせたりはしない」
「スレイさんって、凄い男前ですよね。口調があれだけど」
レイラがそう言うと、
「それは言わないでほしいな」
と苦笑しながら返した。
「レイラ、歳上好き?」
アーテがそう訊くと、
「ううん。基本同い歳か、近い方が好きよ」
「へぇー、なら私のことも好きだね。2つしか変わらないし」
「でも、セルスは女の子じゃない」
「でもね、女の子と女の子が恋しちゃ駄目なんて、決まってないんだよ。もちろん男の子と男の子も」
「セルスさんって凄い趣味ですよね。いろいろと。個性があって羨ましいです」
「そうでしょ?」
「ただ変人なだけだろ」
「誰が変人だって?ユグス?」
「いや、なんでもないっす」
これが六刃か。少し、いやかなり変わっているが、かなり腕の立つ戦士だと聞いている。どれだけ強いのか、お手並み拝見だ。スレイはそう思い、小さく微笑んだ。
