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小さな英雄
- 七章 六刃2 -

クロウ達が突入する。するとすぐに兵士達に終われ、六人は散り散りになってしまった。だが何等問題は無いと、クロウは確信していた。セーラは、ひとつの広い部屋に来ていた。セーラと一人の少女以外は、他に誰もいない。セーラとアーテ。ホムンクルス同士の戦いが始まる。
「私、アーテ。今から、君を殺す」
「それはこっちの台詞。私はセーラ。バイバイ。アーテ」
セーラの氷が、アーテに飛んで行く。
「甘いよ」
アーテが土の壁でそれを防ぎ、炎を吹き出した。セーラはそれを後ろに跳躍して避ける。アーテに向かって走り、杖で殴りつけた。アーテはそれを防ぎ、セーラに蹴りを入れる。
「強いね」
アーテがそう言うと、セーラが小さく笑って、
「君もね」

ガルシアは、大きな部屋の真ん中で、美しい青年と睨みあっていた。
「どうも、アルテマと申します」
「これはご丁寧に。ガルシアでございます」
アルテマが刀を抜くと、ガルシアも刀を抜く。アルテマが素早く動き、ガルシアを斬りおろす。ガルシアはそれを防ぎ、弾き飛ばす。お互い後ろに跳躍して距離を取る。ガルシアが闇の波動を飛ばすと、光の盾で防がれる。
「強いですね。ガルシアさん」
「あなたこそ。アルテマさん」
それから、激しく動き回り、激しく刀をぶつけあう。アルテマはまるで重力が無いかのように、逆立ちをし、壁を走る。ガルシアも負けていなかった。二人の紳士は、激しい戦いを続けている。

アリサもまた、大きな部屋に二人でいた。もう一人は、六刃セルス。
「可愛いねぇ、本当。もったいないよ。私はセルス。あなたは?」
「私はアリサよ。って言うか、自己紹介とか、必要無いと思うけど?」
「一応だよ。君可愛いし。アリサちゃんか、君の死体、大切にするね」
「何よあなた。キモいんだけど」
「わー、キモいって言われた。興奮するな」
セルスがアリサにナイフを投げる。それを、アリサは矢でうち落とす。アリサの回りの地面が歪み、足場が崩れる。アリサは飛び退き、続けて矢を放つ。だが、それはナイフで防がれる。アリサは矢を水に変え、三本同時に放った。だが、それは高く跳躍して避けられる。跳躍しながら、セルスはアリサにナイフを投げる。アリサはそれを弓で弾き、
「なによあんた。変態の癖に、強いじゃない」
「あなたこそ。可愛いのにとっても強いね。いいよ、そういうの」

セーラとアーテは互いに息を切らしながら、睨み合っていた。
「そろそろ、終わり、かな」
セーラがそう呟く。
「うん、終わり、君がね」
アーテがそう返した。お互いが魔法を放った時だった。扉から、大量のアンデッドが出てくる。
「アンデッド、なんで?」
アーテは驚いたようにそう言った。
「ヤバイね」
アンデッドはなんということか、セーラだけでなくアーテまでもを襲う。
「一旦休戦。いい?」
アーテがそう言うと、セーラは無表情で、
「いいよ。いつか、決着つけよ」
二人はアンデッドを蹴散らしながら、外を目指した。

ガルシアとアルテマはまだ戦いを続けていた。
「そのご老体では、この戦いは厳しいのでは?」
「いえ、お気遣いは無用です。こちらこそ、そのような美しい顔を気付けるのは気が引けます」
「嬉しいですねー。とっても。でも、今は戦闘中ですから」
「知っていますよ。勝った方が、先に進める」
二人が話していると、アンデッドが扉を突き破って入って来る。
「アンデッド?なぜここに?」
ガルシアがそう呟くと、
「有り得ません。なぜ帝国にアンデッドが。仕方ありません。一旦休戦です」
「わかりました。しかし、この決着はいつか」
「はい。そうですね」

「アリサ、本当に可愛いね。その服を剥いで、私の物にしたい」
「黙ってよ変態」
二人は息を切らしながら、そんな会話を続けていた。すると、扉を突き破ってアンデッドが入って来る。
「アンデッド。どうして」
アリサかそう言うと、
「アンデッドがアリサを襲って、アリサはアンデッドにされるがまま。そのシチュエーションもいいんだけど、やっぱり自分で相手したいな。協力しよ?アリサ」
「仕方ないわね。別に、あんたのためじゃないわよ。自分の為なんだから」
「そういうツンデレなところも可愛いなぁ」

その頃、クロウは驚愕していた。
「どうしてあんたがここにいるんだよ」
クロウはスレイにそう言った。
「久しぶりだね。クロウ。愛しの我が子よ。会いたかった」
「どうして、どうしてあんたは母さんを殺したんだよ!」
「仕方なかったんだ。あれは、仕方なかった」
「何が仕方ないだよ!僕はお前を許さない。絶対に、お前を殺す」

どうもこんにちは。トウヤです。もうそろそろ、最終話に近付いてきました。これが終わると、何を書いても人気が出ない男のラジオを始めようかなって思ってます。それか、六花の勇者を参考にした小説もいいなと思ってます。どちらもやるかもしれませんが、どちらもやらないかもしれません。
<2016/07/20 23:09 トウヤ>消しゴム
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