昼食を取りながら、クロウとエリィは話す。
「あなたは旅人?」
エリィがクロウを見て、そう訊いた。
「うん」
「そう。格闘技を使って戦うのね」
エリィは納得したように頷く。クロウが武器を持っていないのを見て、それを理解したのだろう。いや、勘違いしたのだろう。
「あー、それがね、違うんだよ。さっき剣が折れたんだ。まだ初心者だから剣は買えないし」
「ああ、そういうことね」
昼食を食べ終わり、クロウ達は外に出る。
「ねえ、あなたが良ければなんだけど。一緒に、旅をしない?」
エリィかいきなりそう言った。クロウは少し考える。詐欺に会うような人だ。詐欺師では無いだろう。良い人そうでもある。だが一応、
「どうして?」
「自分でもわからないけど、なんだか放っておけなくて。ちょっと心配なの」
「いや、でも僕は……………弱いと言えば、弱いけど…………」
「無理ならいいの」
「いや、じゃあ同行するよ。エリィさんは美人だしね」
「おだてても何も出ないわよ?それに、エリィでいいわ。クロウくん」
「わかったよ。僕も、クロウでいいよ」
「なら、武器を見に行きましょう。銀河5枚なら出せるから」
エリィはそう言って、武器屋に案内する。クロウの行ったことがない本格的な武器屋だった。いろいろな武器が並んでいる。剣だけでも、沢山の種類がある。他にも槍や斧、グローブや暗器、鎌や手裏剣なんかも。するとクロウは、店の隅に置いてある剣に目を止めた。少し短い、片刃の真っ黒な剣だった。クロウの視線に気付いたのか、店主が声をかけてきた。
「それは売れなくてな。なぜか人気がないらしい。本当は金貨10枚だったんだがな、少しずつ下がっていって、今は銅貨10枚だ。なんだろうな?色が駄目なのか、形が駄目なのか」
その言葉に、エリィが反応する。
「この剣は中途半端なのよ。剣よりかは短いし、ダガーよりかは長い。それに、片刃の剣はあまり人気が無いもの。片刃の剣の様な武器は、刀があるから」
「はえー。なるほどな。お嬢ちゃん。詳しいな」
「じゃあ。これにするよ」
「お?これにするか?」
「うん」
そう言って、クロウは銅貨10枚。今の全財産を渡す。そして、その剣を手に入れた。武器も新たに。そして、新たな仲間を連れて。クロウは、まだ見ぬ地へと進み始めるのであった。クロウは、これから大変な運命を辿ることになるなんて知るよしも無かった。
クールな美しい少女。大剣を持つ熱血少年。弓を持つツンデレ少女。刀を挿した、執事の老人。小さな杖を大事そうに抱える幼女。そして、黒い髪の、小さな少年。世界を救った、英雄達の姿が。
「あなたは旅人?」
エリィがクロウを見て、そう訊いた。
「うん」
「そう。格闘技を使って戦うのね」
エリィは納得したように頷く。クロウが武器を持っていないのを見て、それを理解したのだろう。いや、勘違いしたのだろう。
「あー、それがね、違うんだよ。さっき剣が折れたんだ。まだ初心者だから剣は買えないし」
「ああ、そういうことね」
昼食を食べ終わり、クロウ達は外に出る。
「ねえ、あなたが良ければなんだけど。一緒に、旅をしない?」
エリィかいきなりそう言った。クロウは少し考える。詐欺に会うような人だ。詐欺師では無いだろう。良い人そうでもある。だが一応、
「どうして?」
「自分でもわからないけど、なんだか放っておけなくて。ちょっと心配なの」
「いや、でも僕は……………弱いと言えば、弱いけど…………」
「無理ならいいの」
「いや、じゃあ同行するよ。エリィさんは美人だしね」
「おだてても何も出ないわよ?それに、エリィでいいわ。クロウくん」
「わかったよ。僕も、クロウでいいよ」
「なら、武器を見に行きましょう。銀河5枚なら出せるから」
エリィはそう言って、武器屋に案内する。クロウの行ったことがない本格的な武器屋だった。いろいろな武器が並んでいる。剣だけでも、沢山の種類がある。他にも槍や斧、グローブや暗器、鎌や手裏剣なんかも。するとクロウは、店の隅に置いてある剣に目を止めた。少し短い、片刃の真っ黒な剣だった。クロウの視線に気付いたのか、店主が声をかけてきた。
「それは売れなくてな。なぜか人気がないらしい。本当は金貨10枚だったんだがな、少しずつ下がっていって、今は銅貨10枚だ。なんだろうな?色が駄目なのか、形が駄目なのか」
その言葉に、エリィが反応する。
「この剣は中途半端なのよ。剣よりかは短いし、ダガーよりかは長い。それに、片刃の剣はあまり人気が無いもの。片刃の剣の様な武器は、刀があるから」
「はえー。なるほどな。お嬢ちゃん。詳しいな」
「じゃあ。これにするよ」
「お?これにするか?」
「うん」
そう言って、クロウは銅貨10枚。今の全財産を渡す。そして、その剣を手に入れた。武器も新たに。そして、新たな仲間を連れて。クロウは、まだ見ぬ地へと進み始めるのであった。クロウは、これから大変な運命を辿ることになるなんて知るよしも無かった。
クールな美しい少女。大剣を持つ熱血少年。弓を持つツンデレ少女。刀を挿した、執事の老人。小さな杖を大事そうに抱える幼女。そして、黒い髪の、小さな少年。世界を救った、英雄達の姿が。
