昴が帰ってきてくれた、あの日からさらに数ヶ月。
ずっと昴に抱かれて泣いてたあたしのミサンガが切れた。
みんなで集まってる時に。
願い、叶うかな。
『昴とずっと一緒にいたい』という、簡単そうで、
意外と難しい、この願い。
夏月の足首のはもうだいぶ前に切れた。
かなり前だったからね。
夏月と深月ちゃんは最高の親友に。
心友、かな。
そういえば陽斗も切れたって言ってたかな。
後は、昴と陽希。
持つのね。
あたしもかなり持ったと思ったんだけど。
あの二人はちょっと人間離れしたところあるからね。
昴は見ればすぐ分かる。
あの顔が嘘くさい。
何であんなに整ってんだか。
茜さんも。
「あっ」
昴と陽希が同時に言う。
「あ?」
それに同時に言うあたしと陽斗。
「願い叶うかな」
「何願ったの?ウケるし」
「言わねぇし」
だろうね。
陽希はそういう人。
昴もか。
あたしもだけど。
陽斗は恥ずかしくて言わない人。
みんな言わないっていう。
「後は昴だけじゃんっ」
「持つねぇ〜っ」
「俺様は物持ちがいいから」
俺様。
昴の口から何度聞いたか。
それを真似して陽希からもかなり聞いた。
「でもかなり緩くなってきたよね」
「そろそろ、だな。つーかこれ効くの?」
「効いてたでしょうよ!」
「そんな場面あったっけ?」
「そんな場面しかなかったわよ!」
「えぇ〜、全く記憶にございません」
「ぶっとばすわよ?」
「えぇ、それは困るなぁ」
困らせてやる。
あたしは思い切り昴に抱きついた。
「なんだよ」
「困らせてやる」
「じゃあ俺も」
「何?キャッ!」
騒ぐあたしの口を塞ぐように唇を重ねる昴。
「わーお。すごーい」
陽斗、かわいすぎ。
「はーい。長いよー?終わりー」
陽希もかわいすぎ。
陽希が言ってかなり経って、やっと昴は離れてくれた。
「はぁ、息できないでしょ!?」
「しろよ」
「あんたが近いからでしょ!?」
あんな緊張したら、息なんか。
近いし。
聞こえんじゃん。
「あっ」
あたしたち四人が同時に言う。
「ハハッ、切れたってより切れちゃったって感じ?」
「まぁいいんじゃん?」
「昴がいいならどーでもいいけど」
「満月に着けられて満月に外されるっていう」
「まぁ二人の願いは叶ったんじゃない?」
「えっ?」
「二人とも、一緒にいたいって願ってたんでしょ?」
あたしは昴を見た。
「そうだけど?」
陽斗、鋭い。
「昴大っ好き!」
「知ってる」
「何この男!信じらんない」
「黙れ」
「はぁ?」
「ウキッ」
ムッカつくわ〜っ。
「何?猿?」
「そう、こいつのご先祖様を辿ると猿に会う」
「何勝手に決めつけてんの!?ほんとにムカつく男。
そして失礼な男!」
「お前ほどじゃない」
「もういい。はーい!言うよっ!」
「えっ?」
「じゃあ、あれでいいんじゃない?」
「って言って思い浮かんだやつでいい?」
あたしたち四人は顔を見合い、同時に言った。
『願いが叶いますように』と。
そしてさらに、『ずっと四人でいられますように』と。
やっぱりこれが、あたしたち四人のお願いごと。
神様、どうかあたしたちを、別れさせないでください。
やっぱりあたしたちは、一緒にいないとダメだから。
あたしの、一生で最後の、最高の友達。
ずっと昴に抱かれて泣いてたあたしのミサンガが切れた。
みんなで集まってる時に。
願い、叶うかな。
『昴とずっと一緒にいたい』という、簡単そうで、
意外と難しい、この願い。
夏月の足首のはもうだいぶ前に切れた。
かなり前だったからね。
夏月と深月ちゃんは最高の親友に。
心友、かな。
そういえば陽斗も切れたって言ってたかな。
後は、昴と陽希。
持つのね。
あたしもかなり持ったと思ったんだけど。
あの二人はちょっと人間離れしたところあるからね。
昴は見ればすぐ分かる。
あの顔が嘘くさい。
何であんなに整ってんだか。
茜さんも。
「あっ」
昴と陽希が同時に言う。
「あ?」
それに同時に言うあたしと陽斗。
「願い叶うかな」
「何願ったの?ウケるし」
「言わねぇし」
だろうね。
陽希はそういう人。
昴もか。
あたしもだけど。
陽斗は恥ずかしくて言わない人。
みんな言わないっていう。
「後は昴だけじゃんっ」
「持つねぇ〜っ」
「俺様は物持ちがいいから」
俺様。
昴の口から何度聞いたか。
それを真似して陽希からもかなり聞いた。
「でもかなり緩くなってきたよね」
「そろそろ、だな。つーかこれ効くの?」
「効いてたでしょうよ!」
「そんな場面あったっけ?」
「そんな場面しかなかったわよ!」
「えぇ〜、全く記憶にございません」
「ぶっとばすわよ?」
「えぇ、それは困るなぁ」
困らせてやる。
あたしは思い切り昴に抱きついた。
「なんだよ」
「困らせてやる」
「じゃあ俺も」
「何?キャッ!」
騒ぐあたしの口を塞ぐように唇を重ねる昴。
「わーお。すごーい」
陽斗、かわいすぎ。
「はーい。長いよー?終わりー」
陽希もかわいすぎ。
陽希が言ってかなり経って、やっと昴は離れてくれた。
「はぁ、息できないでしょ!?」
「しろよ」
「あんたが近いからでしょ!?」
あんな緊張したら、息なんか。
近いし。
聞こえんじゃん。
「あっ」
あたしたち四人が同時に言う。
「ハハッ、切れたってより切れちゃったって感じ?」
「まぁいいんじゃん?」
「昴がいいならどーでもいいけど」
「満月に着けられて満月に外されるっていう」
「まぁ二人の願いは叶ったんじゃない?」
「えっ?」
「二人とも、一緒にいたいって願ってたんでしょ?」
あたしは昴を見た。
「そうだけど?」
陽斗、鋭い。
「昴大っ好き!」
「知ってる」
「何この男!信じらんない」
「黙れ」
「はぁ?」
「ウキッ」
ムッカつくわ〜っ。
「何?猿?」
「そう、こいつのご先祖様を辿ると猿に会う」
「何勝手に決めつけてんの!?ほんとにムカつく男。
そして失礼な男!」
「お前ほどじゃない」
「もういい。はーい!言うよっ!」
「えっ?」
「じゃあ、あれでいいんじゃない?」
「って言って思い浮かんだやつでいい?」
あたしたち四人は顔を見合い、同時に言った。
『願いが叶いますように』と。
そしてさらに、『ずっと四人でいられますように』と。
やっぱりこれが、あたしたち四人のお願いごと。
神様、どうかあたしたちを、別れさせないでください。
やっぱりあたしたちは、一緒にいないとダメだから。
あたしの、一生で最後の、最高の友達。
