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恋なんて始まるワケがないっ!!



―――――――

「はぁー、さいっこう!」

「やっぱ楽しいね!」

「でも、疲れた~」


いったん海から上がって、あらかじめ敷いてあったシートに腰を下ろした。

もう結構遊んで気付けばもうお昼時。


ん~、のど乾いた~。


「私飲み物買ってくるけど何がいい?」


そう聞くと、みんな欲しいものを言ってくれる。
この、遠慮なく何でも言えちゃう関係がすごく好き。


私は海の家に向かった。

すると後ろから声が聞こえた。


「ねぇ、キミ‼」


ナンパかな?いまどき、そんなことする猛者もいるのか。
声だけしか聞いてないから、ほんとにナンパかわからないけど。


「一緒に遊ぼうよ!」


意外としつこいんだな~。…そりゃそうか。


「無視しないで~」


こういうことされる人って。
美人で、スタイル良くて、おとな~な女のひとなんだろ…トントン

突然肩をたたかれて、思いっきりビビる私。
恐る恐る振り向いてみると


誰?この人たち。
< チャラそうな20代くらいの男の人が三人。
もちろん知り合いではない。


「うおっ、めちゃ可愛い!」

「久々の当たりじゃね?」


…え?


「あっあの…?何かご用でしょうか?」


私は意外と人見知り。


「あのさ、俺ら暇なんだよね~。だから、遊ぼ!」


いやいやいや、その前にお前ら誰だよ。

しかも、私、暇じゃないんですけどっ‼


「こっちで遊ぼーよ!」


って、まてよ。
この声って、さっきのナンパしててた人の声だよね…。

もしかして、いや、もしかしなくてもナンパされてる!?


「あのぉ~…。私暇じゃないんで!ほか当たってください」

「仕方ないな~。じゃあね!ばいばい」


――ホッ

物分かりがいい人たちでよかった。そう思いながら、立ち去ろうとする。


「って、言うとでも思った?せっかくこんな可愛い子捕まえたのに放すわけないじゃん」


ニヤッと怪しい笑みを浮かべてそう言った。

<2016/11/09 20:19 かほまる>消しゴム
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