ーーーーーーーーーーーーー1年前のある日。
「……………あんたって変な奴よね。」
「ふえ?。」
昼休みの教室。
不機嫌オーラをむき出しながらお弁当をつついていた李亜は、目の前に座る真白を睨んだ。
入学当時から一匹狼。
誰ともなり合わず、空気からして誰も寄せ付けない。
そんな雰囲気をまとっていた李亜に、真白は意気揚々と話しかけてきた。
『君って、入学式であった子だよね!?テントウムシ踏みそうになってた子!。』
『はぁ?。』
『やっぱりそうだ!ね、一緒に弁当食べない?。』
『なんであんたなんかと………。』
『いいじゃんいいじゃん!あ、俺は神巫 真白。君は?。』
まったく、強引にもほどがある。
馴れ合う気なんかなかったのに、いつの間にか毎日一緒にいる。
なんの因果か部活も同じで、出席番号も前後だった。
「おーい、真白ー?また木浜と食ってんのかー?積極的だなー。」
「そう?木浜さん面白いよ。」
「はは。ま、応援してやるから。」
また、これだ。
真白といると、常に誰かから声をかけられる。
顔が広いのか、いろんなところに知り合いがいるようだ。
「変な誤解生まないでくれる?。」
「?なに?。」
「私は誰とも話す気なんてなかったの。………一人でいさしてよ。その方が楽なんだから。」
「うーん、でも、みんなでいても楽しいよ?。」
そう言って、ニコッと笑う真白。
その笑顔に顔をしかめながら、李亜はため息をついた。
確かに人といるのは面倒だが、真白といても不思議と嫌な気はしない。
真白といるようになってから、数週間。
部活でも、徐々に言葉を交わす人が多くなってきた。
