「なんかあったの?。」
茜色の屋上。
李亜の横顔をじっと見ていた真白が、不意に口を開いた。
李亜の眉間に皺が寄る。
「…………なんでそう思うの。」
「んー。」
真白は柔らかな笑みを浮かべたまま、視線をキャンバスに移す。
「色彩が、泣いてるように見えるから。」
「…………あんたって、ホントに変な事ばっかり言う。」
「えー、そう?でも、ホントだよ。」
真白の言葉に、横を向く李亜。
真白のキャンバスには、やはり何も描かれていなかった。
白いままのキャンバス。
李亜はしばらくキャンバスを見つけると、スッと目を逸らした。
「…………次のコンクール、来週なの。」
「そうなんだ。出すんでしょ?李亜も。」
「一応。真白はやっぱり出さないんでしょ。」
「うん。」
赤い絵の具を足しながら、李亜は真白と目を合わせた。
「僕は、…………もう出さないよ。」
瞳の中に夕焼けが映る。
李亜は静かに目を伏せると、「そう。」と言葉を返した。
茜色の屋上。
李亜の横顔をじっと見ていた真白が、不意に口を開いた。
李亜の眉間に皺が寄る。
「…………なんでそう思うの。」
「んー。」
真白は柔らかな笑みを浮かべたまま、視線をキャンバスに移す。
「色彩が、泣いてるように見えるから。」
「…………あんたって、ホントに変な事ばっかり言う。」
「えー、そう?でも、ホントだよ。」
真白の言葉に、横を向く李亜。
真白のキャンバスには、やはり何も描かれていなかった。
白いままのキャンバス。
李亜はしばらくキャンバスを見つけると、スッと目を逸らした。
「…………次のコンクール、来週なの。」
「そうなんだ。出すんでしょ?李亜も。」
「一応。真白はやっぱり出さないんでしょ。」
「うん。」
赤い絵の具を足しながら、李亜は真白と目を合わせた。
「僕は、…………もう出さないよ。」
瞳の中に夕焼けが映る。
李亜は静かに目を伏せると、「そう。」と言葉を返した。
