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涙星~ずっとキミの傍で~
- ー捨て猫ー -

「......うん。」
じゃあね、と言って背中を向ける彼。
その背中が小さくなるまで見つめる。
完全に見えなくなったら、ようやく歩き始めた。

しばらく歩いて、家の前に立つ。
ガチャ。
鍵を開ける。

「......っ!!」
息を飲んだ。
何故ならそこに、駿くんがいたから。
いつも通りの無表情。
でもその奥に、少しだけ焦りが見える。
「......なぁ。どこ行ってたの?こんな時間まで、母さんが心配してんだけど。」
「......ごめんなさい。」
小さくそう呟いた。
駿くんは少しため息をついたあと

「............ま、いーや。飯出来てるから、制服、早く着替えて来い。」
「...分かった。」
その返事を聞いた後、駿くんはリビングへ向かった。
わたしはとっとっっと足音を発てながら、二階へ上がって私服に着替える。
___駿くんが話しかけて来たのは意外だった。
わたしのことを、空気のように接してたから。




私服に着替えてリビングへ向かう。
ドアを開けると、伯母さんと伯父さんが“おかえり"と言った。
「澪ちゃん、お友達できたのね。」
「......え...?」
「今までお友達と遊んでたんでしょ?」
とも...だち。
なんか違う気がする。
友達......っていうか......。





<2016/06/06 22:39 ラジカル>消しゴム
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