☆ ★ ☆
部屋に戻り、学校の宿題を終わらせる。
勉強は、わたしの数少ない取り柄だ。
勉強は、やればやるだけ結果が出るから、好きだった。
パタリとノートを閉じる。
「......ふぅ......。」
こっそりため息をついた。
ベッドの上に仰向けに転がる。
ゆっくりと目を瞑る。
だが、透と一緒に居た時のような、眠気は襲って来ない。
仕方なく起き上がり、明日の予習をする。
鉛筆をカリカリと動かし、ノートに計算式を書く。
気が付いたらもう1時になっていた。
さすがに寝なきゃ...。
そう思って、ベッドに潜り込む。
結局、眠りについたのは、3時になった頃だった。
☆ ★ ☆
「___えー、この問題は......椎名。......寝てないで、早く前に出て来なさい。」
机に頬杖をついで寝ていると、先生に起こされる。
「......ん...。この問題を解けばいいんですか?」
机の間をすり抜けて、黒板に向かう。
そして、チョークでカッカッと音を発てながら公式を書く。
「......正解だ。椎名、難しい問題なのによく分かったな。」
無言で席に戻る。
......先生がそうやって言うから、エコひいきされてるって言われるんだよ。
現に、女子がなんか言ってるし。
