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涙星~ずっとキミの傍で~
- ー捨て猫ー -

分かってる。
分かってるから。

「......そう...だね。みんなの言う通り。ゴメンね。」

少しうつむきながらそう言う。
鈴ちゃんは、嘲るように笑ってた。

いつしか謝ることが、癖になってた。
鈴ちゃん、駿くん。ゴメンね。
わたしがいなきゃ、平和なままだったのに、
ゴメンね。




学校からの帰り道。
新しい上靴を買って帰る。
わたしをいじめるのは、彼女達なりの正義感。
鈴ちゃんはみんなの人気者だから、得体の知れない転校生のわたしから、守ろうとしてるのだろう。

お母さんはとっくの昔にお父さんと離婚し、お父さんは、お金を持って逃げた。

お母さんの親戚にたらい回しにされ、今は伯母さんの家にお世話になってる。
そのことを鈴ちゃんから聞いたのか、彼女の友達はわたしを鈴ちゃんから遠ざけようと、いじめを始めた。

それは、わたしが転校してきて、1ヶ月経った今でも続いてる。
やっぱり、わたしはいらない人間なんだなって思う。
傷ついてない振りをして、偽物の笑顔を浮かべる。
いつからだろうか。
無理矢理、笑顔を作るようになったのは。
大人に好かれる“イイ子„を演じるようになったのは。
ギュッ...と唇を噛み締めて笑って言う。

「ゴメンね。」

辛い、なんて感情は、とっくの昔に消えた。
お母さんが消えた、あの日から。
お父さんに捨てられた、あの日から。

















<2016/05/29 21:48 ラジカル>消しゴム
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